陽がさして
暮れて生活するひとの
せなかは満足して
いる
夜のとばりが
おりてうつくしい夢ばかり
みる遠景はどれもおなじ
かたち
火はあつく
わたしたちは鎮火する
小春日和のために最も
古い方法をつかう
鎮めるわたしたちは燃えながら
夜のとばりが
おりて内がわは明るく
外がわだけ暗く
なるこわいものはこない
遠景はどこまでもおなじ
ゆるされなかった
小春日和に近づいていく
境界をおかす
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選出作品
作品 - 20060316_266_1058p
- [佳] 佇立 - 軽谷佑子 (2006-03)
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佇立
軽谷佑子