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発起人バトル

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芸術としての詩を発表する場、文学極道です。
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《作品・合評レベル向上のために》
作品の投稿、批評活動を行う場です。作品本題に関する内容を含まない返信は禁止します。発見した場合削除の対象となりますので、予めご了解ください。

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∧ ∨ 35 : 子供たちのバラード  前田ふむふむ '07/11/03 03:10:43  [Mail]

あの西の空を埋め尽くす枯野に 
鶴の声がきこえる砂漠を描くあなたは
役目を終えた旅人のように 
晴れ晴れとして穏やかです
静まりゆくあなたのその瞳をたたえる
夜のみずうみは
いま 爽やかな風のなかを舞い降りてゆくのです

まばたきを止める あなたは 星座たちの青い純粋点 
その起点をこえて 
さらさらとあふれる血液の遥か彼方へ
手を繋いでこえてゆく 少年の裸足たち
笑顔がこぼれる 少女の裸足たち
青いいのちが鮮やかに無垢の花を咲かせます

おお、目覚めた歌が 子供たちから生まれ始めて
星座をひとつひとつ 
草花の涙のなかに染めつくすとき
もえる闇の凍りつく淀みのなかで
堕胎された天使の翼に 
あなたが 鎮魂の天の川をかければ
墜落した凛々しい窓が 
厳かに浮び上がってゆくのです

こみあげてくる夜の鼓動に
あなたの身篭った赤い鳥が
満たされた透明な空の時間の中心に生まれて
三日月の欠けた 
雪の湿地をなめらかに瞬いてゆきます 

孤独を忘れた黒い岩の海原 
夜空がことばを立ち上げる境界線
もえだす赤い鳥 
波打つ羽根で散りばめたひかり、ひかり
あしたのつま先にむかって 
いっせいに泳ぎだす銀河のひかりたち

いっせいに喜びの声を上げる子供たち 

いま 美しくかたどる未来を 
子供たちは優しく雄々しくながめているのです

>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20071103_361_35p

  • 前田ふむふむ :
    某所で「新作」として掲載した最初の作品です。
    「海の情景」の2−3ヵ月後の作品です。
    詩を書いていこうと、強い決意をもち始めた頃の作品です。
    現在、その新作は75作品に至っています。  ('07/11/03 03:15:10)

  • ひふみ :
    芸術としての詩というもんだから、とうに芸術としての詩のありようなんてある程度は定まってるんだろう、と思ってたらもっと前の段階だった、という現実に暗澹としたり。
    いまメインでレスポンスいれたり詩を出してる人たちと比較して、私の目指す所は違すぎる気がするけれど、場の目標と目的に従う覚悟はできたから、書いてもいいだろう、と自己完結。

    んで、訊きたくなったわけです。
    これ(伝書鳩、夜の情景、子供たちのバラード)が前田さんにとって芸術としての詩?芸術として、に基づいて書かれた詩?
    ...全文を表示  ('07/12/26 10:12:00)

  • 前田ふむふむ :
    レスついているのが、気がつきませんでした。
    でも、私が投稿して、頂くコメントとしては、一番ためにならないコメントのようですね。
    卵が先か、鶏が先かのような議論は、不毛だし、私は、お付き合いするほど、
    暇ではないし、今日も眠いのに、なんとか書いていますけどね。
    改めて、基本的なことを書くのが疲れますが、これ基本です。
    ...全文を表示  ('08/01/03 01:12:32)

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∧ ∨ 34 : 夜の情景  前田ふむふむ '07/11/01 00:06:51  [Mail]

直立して目覚める夜が、黒色の雨で高揚する。
行き場の無い雨の溜まり水を抱えて、
痛みに耐える打ちつけられた岩が、
侵食する季節の皮膚の性をむかえ入れる。――
慌ただしく夜の吐息が反転して、
無数の直線が疎らな点に変貌する。

時とともに、雨の形象が、崩れ去り、
崩れゆくときを呼吸する夜が、
燃えたぎる静寂の仄かな光の余韻を引きずり、
瑞々しい気配の抑揚を醸しだす。
眩暈をおこして墜落する雨が呼び込んだ、
微風の音は振り返らずに、
夜の塵に埋没して、
孤独な暗闇を逃走する一羽の梟が、
滑らかな時間を貪り食う。
食べ尽くされて白骨になった時間の欠落は、
薄い皮を蔽い、未知の匿名を泳いでいる。――

螺旋状に登る煙が、
慎ましい家庭の匂いを、
黒い空に伝えて、
家の窓辺の前の、大きな水溜りに、
畳んである薄い温もりの痕跡を映す。
それは鬱積する血液の履歴、
夜の爪で強く削り取れば、
流れる淀んだ冤罪のざわめきが、
夜の闇に溶け込んで、
遥か名も無き石碑に止まるとき、
飛んでいる梟の、涙が椿の葉に静かに落ちる。

軋み出している夜の断片は、
静寂の声を搾り上げる。
季節が年輪を重ねて、
儚い今日の残りを刻んでも、
夜の皮膚の内壁を照らしていた無言の月は、
細かく剥落してゆく媚びた引力を溶かして、
鮮やかな数式の夢の扉を開く。

夜はすくすくと立って、
映る現象を先鋭な明るい闇に誘い、
更に深い夜の中に身を投じてゆく。

>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20071101_359_34p

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∧ ∨ 28 : 可触信号機  平川綾真智 '07/07/21 01:29:03

薄く目が覚めた布団の中で
素早く朝へ馴染む意識に
僅かな驚愕を抱いた日
剃られたばかりの頬へと残った
産毛に張り付く大気を寒がり
擦ったスーツの袖の向こう、
視界を一瞬だけ横切った
黒い信号ランプに私は
まばたきをいつまで止められなかった

 コーラ自販機を、重ね塗り照る完全な赤
 見慣れるままに咲きほこった、黄
 鼻腔の粘膜に張り残る夜と、
 混じり込み合う絶対の黒
落ち窪んでいる三連へ
アスファルトは嗚咽を絞めて
痒みに起こった、つむじ風、が、
凍てる頬へと 叩き来る

脳からやっと布団がはがれた
そうだ何故に落としていたんだ
信号機は初めから 赤黄黒の並び通りに
ランプが照っていたじゃないか
筋ばった指を瞬時に霞めて
乳煙が細かな泡と沸して
私は黒を青へと変える
反り勃つ速度が
伸ばされていく

産毛はもう根を膨らませてきた
スーツを脱げば朝はまた
元の黒へと返っていくから
私はまばたくまつ毛に刺されて
青にするんだ 布団の中で。
指に、泡煙を 残し続けて
黒、から、青、へ、私が全てを
伸びる速度に勃ち、変えて 元に返れば
また青にする。馴染む意識は明日も素早く
つむじ風を絞めるアスファルト、が、
嗚咽に冴えた、視界に、拡がる

>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20070721_285_28p

  • 平川綾真智 :
    20×20で縦書きにしていただけると嬉しいです。
    文学極道の本での合評ページに一部の返信批評とともに載せる予定ですので、ダーザインさん、ケムリさん、一条さん、コントラさん、りすさん、ミドリさん、特によろしくお願い致します。  ('07/07/21 01:43:54)

  • いちじょう :
    通常なら最初の三行で先を読むのを諦めてしまう類の詩ですが、酷評するという企画ということなので頑張って読んでみましたが、全く面白くないですね。ここには平川さんが獲得した独自の表現方法が詰め込まれてるのかもしれませんが、意識的に少しずらしている箇所がどこにも結ばれず、どれもこれも中途半端で、単に日本語が下手にしか見えませんね。だから、何が書かれているか読み取る気にもなりません。逆に言うと、こういう作品を、よどむことなくすらすら最後まで読めてしまう人ってのは、どういう人なんだろうか、たぶん特殊な訓練受けてないと無理じゃないですか。そういう特殊な訓練を受けた人向けに書かれた作品でしょうか? これが酷評を引き出すための作品なら、ぼくは、まんまと引っ掛かったわけですが、じゃなくて、これが平川さんの自信作なら(じゃないことを祈りますが)、うむー、困ったなって感じです。もしかして、ヘタウマ路線を狙ってるのかも、と思わなくもないですが、にしても「味」がまったくございません。それでは。  ('07/07/22 00:46:44 *1)

  • ケムリ :
    どうにも、そのなんというか。飾り立てた個人性というか、そういうものにしか見えません。

    表現がコリコリに凝ってるのはわかるけれども、結果としてぼくにはどの表現も魅力的には見えないっていうのが一番の問題なんです。表現の一つ一つから飛躍して行けないから、結局この作品のスタートライン、「私」しか見えない。すると、ぼくにとってこの作品は単なる飾り立てた自己露出に見えてしまう。飛躍の部分が不親切なんですよ、個人的には繋がっているのかもしれないけれど、読み手には繋がりが見えない。「思考の中で勝手に飛躍してる書き手の表象」っていう、一番面白くないものだけが見える。もちろん、思いっきり掘って解釈していけば読めるんだろうし、それを要請してるのがこの作品なんだと思うんですが、それをやる必要性は読み手には全く無いわけで。単なる凝った日記、にしか見えないわけです。だって、
    ...全文を表示  ('07/07/23 05:41:25)

  • 軽谷佑子 :
    一条さんとケムリさんのレスでほとんど言い尽くされてますが、でも書いてしまえ。

    失敗した編み込みみたいです。編めているようにみえるんだけど地肌から浮いてしまうし、歩いているだけでばさばさほどけていってしまう。
    無意味に凝った表現ばかりが並んでいて、別に間違ってるわけじゃないけど、言葉遣い間違ってますよ、って(いわゆる詩作品に対してはほとんど意味のない注意のはずなのに)いいたくなります。すごく練ってるのはわかるし、それに、日常っていっても平川さんの頭の中にある描写が多いから、この題材で書くのは難しいだろう、苦労しただろうな、と察しはしますが、
    >指に、泡煙を 残し続けて
    ...全文を表示  ('07/07/24 01:18:40)

  • ドハゲ :
    なんだこれ?ギャグか?意識とか脳が赤とか黄とか黒とか、布団だとか、ただ朝起きたくねーのヤマイのヒョーキか?そんなにもってまわるほど難解で高等な話題かよ!突っ込み甲斐あんな、あんたあんた。二回繰り返して突っ込みたくなるほどギャグ文学気取りのオールディーズなドミスだ。しかし、朝布団からでたくない意識や脳をこんなにギャグ文学にうだうだいっているきみの姿をおもいうかべると、ある意味スゴいのかもめ。ピヨピヨ。五月病の文学嬢の朝布団とか。冬の二度寝っていうモチーフやら題意がグルグル頭んなかまわっちゃったりしないか?おやしみ。  ('07/07/24 01:27:48)

  • 平川綾真智 :
    予想以上にボッコボッコにされていますね。うん。
    これからもっと激しいのが来るのでしょうね。

    いちじょうさん
    まずは読んでいただきありがとうございました。
    ...全文を表示  ('07/07/24 23:16:56)

  • 軽谷佑子 :
    >一番ボッコボコにされている気がするのですが、
    そうみえるのは、あれです、わたしが批評しよう、と思って書かずに、
    完全に好き嫌いの岸辺でどなってるからです。
    >作品内部に入らせるだけの確実性を多角的に見つめる視野を得ないとな、と思いました
    平川さんが視野を得るのではなく、読み手に視野を得させる、ことが先だと思います。  ('07/07/25 15:50:40 *1)

  • ミドリ :
    こんばんは、綾真智さん。

    これはね、形容詞の使い方が下手。というよりか、寧ろ形容詞で”説明”しようとしてる事柄を、作品にみなぎらせることで、表現すべきだ。といった方が適切かもしれない。
    一連目です。

    ...全文を表示  ('07/07/27 02:32:27)

  • 故松原 吠 :
    メタファーを幾つも駆使するだけが詩ではない。
    全体のバランスを見て濃淡をゆっくりと整えてゆく作業
    が著しく不足しているように感じました。
    一読して意味不明。
    十回ほど読み込めば、意味は解明されるのだろうけれども、
    ...全文を表示  ('07/08/06 22:16:55)

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∧ ∨ 19 : 新屋敷2丁目 8月24日  平川綾真智 '06/12/06 16:02:40 *4  [Mail] [URL]


                   。               
                                                。


 [email protected] (2006/08/25 1:25):
)��
)飲みすぎた日は、ベッドから落ちて夢ばかり見る。瓦屋の作業所からトンカチの音が聞
こえて来ると、生活の流れに意識は戻り、刻む時計へ、見開く視線を向けさせる。けれど
も今日、大学の講義は休講が重なり一コマも無いことに、視界に歪むカレンダーの印に気
付かされ、再び私は目を閉じる。夢と現実の狭間を行き来する、最も心地よい、遠くへの
最短の旅。生きる意味とは、布団の中にこそある。そう思うのはこんな時だ。
)��
)気だるさを振り払い伸びをする。髭を剃りコンタクトを入れ、歯をゆっくりと磨き、何
を着ようか考える。着替えながら作ってやりたい夕食の献立をぼやり頭に浮かべ、財布だ
け持ち外へ出る。ドアを開けると、瓦屋のトンカチは急に音の強さを増した。ドアの機能
性を私は改めて尊敬し、コクリと頷いてみる。チャリを駐輪場からガチャガチャ引き抜く
と今日もドミノ倒しに全ては倒れた。律儀に一つ一つ立て直してみる。また明日も倒し、
立て直す光景が浮かんでくる。ここに住んでいる限り、きっと一生繰り返すのだろう。
)��
)��
))----- Original Message -----
))From: "hirakawa" <[email protected]>
))To: "erika" <[email protected]>
))Sent: Thursday. August 24. 2006 18:28 PM
))|
))|
))��Subject:お疲れさま(^-^)
))��圭君に食べさせといたよ。やんちゃだ。そっくり。食事も置いとく
))��ね。気を付けて。
))��
))��Subject:Re:お疲れさま(^-^)
))��いつも、ごめんね。ありがとう。もう暫くかかりそう。ほんとゴメ
))��ン!!
))��
))��Subject:Re:Re:お疲れさま(^-^)
))��いえいえ。圭君産むって決めた方を、俺は応援しますんで。妹支え
))��なくて、どーするよ ww あんまり無理しないでね。うん。店での
))��やんちゃは、止めとくよーに。
))��「北からのミサイルは、反復横跳びじゃよけられぬ」そんな感じで
))��。ね。ンじゃ(^_^)/~~
))|
)��
)部屋から出ると、すっかり夜に覆われた空気が、身を包んでくる。もう、瓦屋のトンカ
チは聞こえてこない。まだ薄い暗闇へ、隠れる機能にコクリ、私は頷き伸びをすると、コ
ンタクトがずれて、視界の全ては歪んでいった。位置をなおす指の隣、手の平に当たって
くる、ほんの少し伸びた髭。着替えながら、献立を浮かべた時間の距離は、刻まれた顔か
ら僅かに、私をくすぐり続ける。
)
)チャリを、駐輪場から引き抜くと、やはり、ドミノ倒しに全ては倒れた。財布の奥、鳴
る小銭の音を聞きながら、一つ一つを元通り起こす。フと浮かんで来る、明日も休講を忘
れる私。繰り返すことは、暮らしている場所ではなく、自分に理由があるのだろうか。そ
う思った時、気付いた、妙に重い体とふらつく足下。私は瞬間、自分が二日酔いだったこ
とを、思い出した。生活の流れの中、消えたトンカチの音に、意識が少しずつズレていく。
早く帰って布団の中に潜り込もう。ドアを開けて静かに浸り、生きる意味があるそこへと、
身の全てを埋めてみよう。チャリをこぐ足は力み、二丁目の風が、ねっとりと身を撫でて
いく。
)��
)��                         trackback | comments ←free
to:blog/ a-hirakawa /up.wait





                   。

>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20061206_201_19p

  • 平川綾真智 :
    よろしくお願いします。
    書きかえまして、これから大幅に書きかえる予定ありなので、その前に。  ('06/12/06 16:12:32)

  • ヒダリテ :
    こんにちは、平川さん。

    んー、あれですね。
    『ここにある素朴で身近な日常を、“さっぱり”と語り、“しっかり”と残す。』
    …と、最近の平川さんは、そんな詩を書かれているなあと思っております。
    ...全文を表示  ('06/12/07 11:58:05)

  • 平川綾真智 :
    ヒダリテさん、ありがとうございます。

    かなり丁寧に指摘していただいて、うーん。
    鋭すぎて、なるほどな、と。

    ...全文を表示  ('06/12/12 13:22:17)

  • コントラ :
    こんにちは、ずっと気になってはいたのですが、おそくなりました。

    目の前にあるリアリティとか現実と言われるものコンタクトしながら書いていきたい、というのは、いつも個人的には考えていることなのですが、この作品は、日々、テキストを(筆記であれ、キーボードなど、なんらかのメディアを通してであれ)生み出していくという無意識化された行為自体に、先鋭的な方法でひかりをあてていくんじゃないか、という気がします。

    なんていえば、大げさですが、こういうのやってみたかったので、純粋に先を越されたな、という感じですかね
    ...全文を表示  ('07/01/07 02:51:24 *1)

  • 三角みづ紀 :
    この作品、読み終わって思わず溜め息がでるぐらい好きです。
    ただ、わたしもチャリというのは自転車のほうがよいのではないかと思いました。  ('07/01/08 21:22:14)

  • 平川綾真智 :
    コントラさん、三角さん、ありがとうございます。

    好意的に読んでいただけたようでまずは一安心しております。

    うーん。
    ...全文を表示  ('07/01/08 23:23:44)

  • 葛西佑也 :
    この作品、初めて読んだときから、すごい。やられた。
    と思っていました。ただし、これはこの詩でしかできない要素ばっかりで
    こんごこの詩から、他の詩にどう影響し、これから何をしたいのかとか
    ほかの詩と並べたときにどう読めるのかとか、そういったことばっかり
    気になりました。この作品一つだけ読むと、それはもう、面白い試みですし、
    ...全文を表示  ('07/01/10 01:06:14)

  • 草野大悟る :
    ほんとうに好きな人が現れたときの作品を
    楽しみにしています。  ('07/02/04 01:28:13)

  • 池中茉莉花 :
    何度も何度も読みました。
    大好きです。
    わたしは、「チャリ」のほうが響きがいいな、と思います。
    読ませて頂き、ありがとうございました。  ('07/03/04 20:21:18)

  • Tora :
    詩を書く人間として。
    「この詩はすげぇ!」と思った後に異常なまでに創作意欲が掻き立てられる、そんな詩がたまにあります。
    俺は即興詩専門的なトコがありますが、こんな詩を見せ付けられたらもう書くしかないなと思います。
    復帰2作目は、やらかすよ。  ('07/03/07 17:22:28)

  • 田崎 :
    こんばんは平川さん。

    よくあるものを避けようとする意識が空回ってるというか、逆に日本語の下手さとか、内容の浅さが縁取られて滑稽ですね。
    >刻む時計へ、見開く視線を向けさせる。
    「見開く視線」、多少の新奇さがあるだけの、効果的でもなんでもない、不味い表現だと思います。
    ...全文を表示  ('07/06/20 22:09:33 *1)

  • 平川綾真智 :
    なるほど。田崎さん、
    ありがとうございます。  ('07/06/21 23:52:56)

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∧ ∨ 10 : 消滅  ダーザイン '06/01/30 21:14:21  [Mail] [URL]

十 消滅

 目が醒めると私は実日子の中に入った。何度も何度も身体の芯が抜けてしまうほど実日子の中に入り続けた。日が昇り、日が落ちて、再び日が昇り、交われば交わるほど自分が空っぽになっていくのがわかった。青空に溶け込んでいく薄雲の欠片。午後三時の茫々とした海辺で風に吹かれて散り散りになった砂粒。或いは、遠い異星で消息を絶った一体のヒューマノイド。そのようにして、私は消滅しようとしていた。

 実日子の肌を撫でながら、私は遠い砂漠を旅していた。なめらかな砂丘の曲面に沿って、首筋から乳首へと舌を這わす。燃料の切れたジープを乗り捨てて、はたはたとコートの裾を風に任せれば、飛砂が私たちの身体の曲面をなぞり、世界をひとつの美しい連続性で満たした。砂をひと掴みすくい上げて空に放つ。風の中に一瞬夢幻の王国が出現し、泡沫のように消えていった。
 小さな乳房を口に含み実日子の背中をゆっくりとなでる。指尺ひとつ幅向こうの砂丘の上では何かがきらきら光っている。砂に足を取られながら広大な斜面を駆け登ると、光の暗号は消え失せて、再び遠くの丘の上で何かが光った。午後になると大気が揺らぎ、蜃気楼が立つ。遠く遥かな海辺の原子力発電所が空中神殿のように黄金色に輝いて、光の王の降臨を待ち受けていた。
 細い指を探り、手をしっかりと握り合わせると、さらに深く実日子の身体の奥を愛撫した。海はそんなに近くないのだが、微かに潮の匂いがする。誰が棄てたのか、広大な砂漠の真中に一艘の船の残骸が半ば砂に埋もれて座礁していた。日に晒されて純白に輝く巨大な竜骨が青空に突き刺さり、失われた帆が空無を孕んでいる。新たな時代のノアの家族たちのために何者かが用意した箱舟だ。
 やがて互いを重ね合わせると私たちはゆっくりと砂の海へ漕ぎ出した。幻の海が満ち干するように、実日子の中で世界が膨らみ、世界が揺らめく。熱核反応の焦熱の中で溶け出した砂が再び結晶し、広大な砂漠の深奥に水晶の森が生成した。日が落ちて月が昇ると、一本また一本と水晶塊に火が灯った。
 髪をなで、唇を求める。実日子は小さなため息をついて私の体液を受け入れた。

 疲れると、実日子の腕の中で眠った。枯れ井戸の底の溜まり水。深夜三時の海底で蟹が吐く泡。或いは、銀河の果てで黒々と渦を巻くブラックホール。そのようにして深く深く眠り込んだ。
 時々電話が鳴って、神様が実日子に何か告げているようだった。私が受話器を取ると、どこか遠い所で風が吹いているような、或いは海の轟きのような微かなざわめきが聞こえるだけなのだが。神さまというものがもし本当に存在しているのだとしたら、果てしなく遠い、寂しい所にいるのだろう。

 そんなふうにして、幾日経ったのかわからなくなったころ、実日子の身体が微かに透けているのに私は気付いた。夜、明かりを消して抱きしめると、星々が実日子の身体の向こうに灯っている。無数の遠い銀河が実日子の中で渦巻いて、億光年の歳月を超えて互に呼び合っていた。夜を迎えるたびに銀河の数は増し、実日子の身体は透き通っていく。
 そしてある朝、実日子は私の腕の中で冷たくなっていた。微かに残っていた実日子の温もりもやがて完全に透き通って消えてしまい、あとには空っぽになった私だけが残された。
 実日子の手を握り締めていたはずの手のひらを開くと、砂丘の上で夕日に輝いていた薔薇色の石英が一本握られていた。

#
 童貞どもは俺様がこの時代唯一の天才的大詩人で文学史的文豪だと言うことを知らないようだな(´ー`)y-~~ニヤニヤ ちーと教えてやらねばならないな。この作品は昨年完成して今売文先を探している新世紀文学の極北、文学史的金字塔、歴史の弁証法の行運の中にキラ星のように輝く俺様の偉大な小説『光の王』の一節である。拝め。(´ー`)y-~~ニヤニヤ
小説の一節といってもこれは単独で散文詩として完成しており、前後の節を読む必要はなく、この作品だけで理解してもらっていい。
 性行為を幻想的に描くシーンなので、性行為に至る過程が書けていないとかいった、処女や童貞みたいな発想のレスは受け付けない。

 全18節100枚ほどの小説だが、売文目的であるため、ホームページには第14節まで、それも推敲前の文章しか載せていない。シュルレアリスムの奥義を駆使した魂の原爆テロ・革命純愛小説だが、住所と本名を送って寄こせば読みたい奴には読ませてやる。『光の王』を落として糞芥川賞やもろもろの糞新人賞のゴミJ文学・日記小説がまかり通るようなら、俺は文学から身を引く。やっぱり文学の時代なんて10年前にエヴァンゲリオンが出たときに終わったんだ、時代はanimeなんだ、ということで(^Д^)ギャハ!

>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20060130_105_10p

  • みつとみ :
    タイトルどおりdさんには「消滅」されてもこまるような、とくにこまらないような。では、ごじつ、感想でも書かさせていただきます。やっと、まともな作品を貼ったかなという感じ。ちなみに「蛍」は感想すら書く気になれなかった。  ('06/01/30 21:32:12)

  • DARKZONE :
    これ、詩ではないですね。
    『単独で散文詩として完成している』と自己申請するのは自由だけど、小説の一部にしか見えません。
    大雑把な理解として、詩があるイメージを一定時空に焼き付ける作業なのに対し、小説は『出来事』を時系列順に描写することに特徴がある。だから過去形が多かったりするんですが、これはその典型。
    こういう何か耽美的なというか美しい言葉の連鎖で説明をつなげようとする試みは、私も小説の中でならやるんだけど、読む方は読んだ端から忘れていくような類のものなんですよね。いや、おまえと一緒にするなとか言われそうだけど(笑)。
    表面にのせられた言葉(イメージではない)が果てしもなく美しいだけで、核となる部分に特殊性が何もないから。
    ...全文を表示  ('06/01/31 05:50:16 *1)

  • ダーザイン :
    >DARKZONE
    貴殿知能が低いんじゃないのか? 俺、すまないけれども福祉活動家じゃないので、知能の低い人をターゲットに文章書いていないから。この詩にこんな馬鹿みたいなレスをつけるなんて。あんた、散文詩って物知らないの? これ2004年のうおのめ文学賞詩部門3位受賞しているんだよ。管理人のサイトぐらいちぇっくしろよ。引き合いに出されたものも阿呆だとしか言いようがない代物だ。レムは僕はソラリスとストーカーしか読んでいないけれども、面白い話を書く人ではある。でも、散文詩として読めるようなレベルの文章を書ける人じゃないよ。あんた、J・G・バラードとかボルヘスとかマンディアルグとか、ブルトンとか引き合いに出す所だよ、ここは。学のねえ野郎だ。
    >核となる部分に特殊性がない
    なにを言っているんだよお前は。100回読んでから出直せよ、ハゲ。阿呆が一読して読めるような文章じゃないの。お前にこの作品の核が解ったの? シュルレアリスムを新時代に再創造して、神が筆に宿った俺様の偉大な技法もまるで読めていないんだろう。
    ...全文を表示  ('06/01/31 13:52:05 *3)

  • みつとみ :
    おもしろいですね。いま仕事から帰ってきたので、食事して、あと歯医者なんで、「消滅」の感想はまだ書けないけど。

    詩は点数ではないと思うのだけれど。数字ではない。で、現代詩フォーラムの点数でもって、作品の価値を決めることは同意しない。それに「蛍」や「バード・シリーズ」どちらが優れているかなんて、興味ないですよ。そんなことは、どうでもいい。

    それから「蛍」はダメとは言っていない。どうしてもというのなら、「蛍」の感想も書きますよ。そんなヒステリックに子どもみたいなこといわれても、、、。ま、とりあえずご飯食べるんで、これから。  ('06/01/31 18:04:58)

  • みつとみ :
    で、歯医者から帰ってきました。で、お風呂に入ったので、昨日風邪ひいて会社休んでいたので、もう寝る。

    の前に。

    受けるものと受けないものと。どちらが価値があるか。商業的価値は受けるもの。でも、芸術的価値は、受けるとか受けないとかでは計れない。
    ...全文を表示  ('06/01/31 20:29:12)

  • DARKZONE :
    私はただ、額面どおりのことをしたまでですが、ダーザインさんにそれをやると下手すると荒らしになりますね(笑)。あなた自身、世に出回っている権威に罵詈雑言あびせてるんだから、三位とってるだのなんだのを一読者がどう判断するかなんてのは、あてにならないことはおわかりでしょう。
    しかしまあ、賞賛だけを求めて作品を貼り付けているのなら、私が野暮なことをしたことになりますね。  ('06/02/01 03:48:10 *4)

  • みつとみ :
    では、感想をひとつ。

    この作品は佳作だと思う。シュール的(あるいはシュール風)な表現・比喩をつかい、日々(この作品においてはあるいはごく短い期間)繰り返される性行為を、砂漠や銀河などのイメージと重なりあわせ、拡大させたことにより、おもしろさの効果があると思う。なぜ、実日子は死んでいったのか、それは謎だが、理由をあえて語らなかったと解釈もできる。生命のはかなさと愛のとうとさを書きたかったのだろうとも。あるいは存在のあやうさについて。
    (いちおう書くと、シュールは1920年代に興った無意識下の、不合理・非現実の世界を探求する芸術活動・手法。既成の美学・道徳とは関係なく、内的な衝動を表現を目的とする、らしい)

    ...全文を表示  ('06/02/01 20:34:29 *1)

  • 理来 :
    最近の詩篇ということで、それでは今回も書かせていただきます。

    まず、読後感は良かったです。
    性描写ということですが、うっとおしいじめじめとしたものは感じませんでした。「遠い砂漠を旅していた」というところから、世界の広がりをイメージできます。広大なところに立ち、詩人は実日子の世界を泳いでいますね。
    そして、「実日子」という名前がこの詩によくあてはまっていて、詩の端々を映えさせています。
    ...全文を表示  ('06/02/05 22:15:18 *1)

  • DARKZONE :
    理来さんがちょうどいいところに触れてくれたので。

    >その反面、実日子という人物の反動を感じられなかったのが少し残念、といったところでしょうか。大地を踏みしめれば、空に声を放てば、その反動として、足元に力が返ってくる、耳に声が返ってくる、のは当然の理です。何が言いたいのかというと、実日子の人間としての内面を窺えなかったのです(ただし、この詩篇だけで見るならばの話)。
    >この詩は、語り手の想いばかりが突っ走っていて、実日子がまだうまく動いていないのですよ。ここは、たとえば、実日子の実日子らしい仕草(実日子にしか、なしえない仕草?)の一つでも入れてやればこの詩はもっと映えたことでしょう。

    ...全文を表示  ('06/02/06 03:30:07 *5)

  • みつとみ :
    まあ、あのdさんは罵倒ゲイ、もとい、罵倒芸でひとを罵っているのだろうから、すこし差し引いてあげないと、、、。まあ、ネタでやっているうちに、マジになっちゃうこともあるだろうし、ネタのなかにホンネもいれているのだろうけど、、、。

    理来さんとDARKZONEさんのお二方の意見は正論なんですがー。まあ、dさんの言うところもくんでほしかったりする、なんていうと、馴れ合いとか甘やかしとかに映るのかしら、ね。
    ただ罵倒されたほうは、大人なひとだと、dさんって何だかナー(常識って知っている?)、って映るし、子どものひとだと、何だとーこのやろー(腹立つなー)、ってなるし。って、そのくらいはdさんもわかっているだろうけど、、、。

    ...全文を表示  ('06/02/06 21:54:30 *2)

  • DARKZONE :
    そんなに怒られてないならそれに越したことはないですが、アマチュアリズムをふりかざ(すふりを)したり、芸のやりとりなんかしてる間に新作でも書いた方が。。。って感じなので、コミュニケーションはシンプル希望。  ('06/02/07 12:24:49)

  • 一般読者 :
    国民の95%以上知らない賞のことを出されてもなぁ、こっちが困るよ。
    これはdが言ってる通り、詩だと思うよ。なんだかアニメのような詩。
    あと、もし売文なら、もっと一般読者でも、わかるようじゃないとダメ
    じゃないか。一般の読者は、dみたいに天才でないんだしね。  ('06/02/10 19:19:43)

  • コントラ :
    濃度がよく調整されていて、さらさらと入ってくる。描写もよく工夫されていて蟹が泡をたてるところなんか、さすがだと思います。
    それにしても、この作品の根っこは案外SF的というかアニメ的な‐このあたりどう表現していいのかわからない、サブカルチャー的、かな??‐想像力にあるんじゃないかという気がする。町の風景や日常のフィジカルな輪郭と、そこに根付いている意識されない文化的衝動、これらをバイパスして核心にたどうりつこうとしているように見える。むろんこれはこういうタイプの文章には、求むべきものではないのかもしれないけれど。

    たとえば、光富さんの作品「夏風邪」に僕が降参せざるを得ないのは、これらの輪郭がはっきり提示されているからではないかな。イメージの飛躍、とはよく言うものの、そもそも「どこから?」というのは問われるべき。僕らがたっている地面とか、日常性の輪郭を参照点として確保するのが、(僕の感性からすると)ひとつのやりかたであり、僕の埃をかぶった方法論でもある。僕は大学で文化人類学専攻だったから、こういう視点を贔屓してしまうというのは自覚済みだけど。
    ...全文を表示  ('06/02/12 00:46:46 *2)

  • ダーザイン :
     コントラさん。animeや漫画ははもうササブカルチャーじゃないよ。市場規模においても、芸術作品としての質に於いても。アメリカに渡る前に、「serial experiments lain」と「TEXHNOLYZE」とエヴァだけは見ていって欲しい。エヴァはテレビ版だけじゃなくて、劇場完結版の「Air まごころを君に」も見てくれ。こんなものも見ていない、現代を知らないっていうのは、文化人類学者というより土人のスタンスじゃないかな(;´Д`)

     ではひとつ文学史的演説をぶっておきます。

    「狂気と宇宙の熱死推進に関する現象学的考察(妄想)」
    ...全文を表示  ('06/02/20 01:22:46 *1)

  • コントラ :
    こんばんは。

    短めの感想をいうと、ワイヤードと脳内物質の世界を突っ走ってるなあ、という感じでしょうか。常識的に反論すると野暮になるので、一点だけ。身体性の問題はどうなるのかな、と。僕にとってはとくに嗅覚、触覚などは大事です。世界に根ざした身体、これはインスピレーションの基本じゃないでしょうか。
     作者が厳寒の札幌の街でガラス張りの喫煙所に立ち、少し遊離した目線で浮浪者たちの生き様を眺めている、このシーンはとても象徴的です。北海道は、開拓地で、未踏の原生林なんかがたくさん残ってる。ロシアとも宗谷海峡を隔てて接してるし。どこか原野のなかの宇宙ステーションみたいな絵が浮かびます。この板に貼ってある他の2篇もそうなのだけど、アブストラクトなものが根底にある。ためらうことなく「近未来」なんていう言葉が吐けてしまう、そんな感覚は僕はまったく馴染めないのですが、北海道という風土を考えたとき、なんだかそれもうなずける気がする。やはり土地や、身体は大事なわけですよ(笑)。電話回線網でネット詩人の活動領域が保証されるわけだけど、もし僕ら産声をあげた瞬間から常時オンラインで生きてるとしたら、絶対に詩なんか書けないよ。どこぞで聞いた警句で気がひけるのだけれど、身体性の喪失っていうのは思いのほか怖いと思っているので。つたない感想ですみませんが、以上。
    ...全文を表示  ('06/02/20 23:33:11)

  • VLV :
    実日子って市川実日子?ファンなんですか?
    読後感は悪くないです。
    ただ、最後の「薔薇色の石英」という言葉、これはちょっと……
    ライトノベル臭がすごくて目のふちがピクピクします。

    ...全文を表示  ('06/03/15 10:52:49)

  • 池中茉莉花 :
    こんにちは
    何度も読みました。
    確か『わたしは海を抱いていたい』だったでしょうか。坂口安吾の短編で、抱いている女性がいつも透明にみえてくるというのがあったような気がします。そして、海に行くシーンで、彼女が一瞬海に消えていく幻覚をみる・・(だったかな?記憶が曖昧ですが)そんなストーリーが頭をかすめました。
    安吾のこの小説の背景には第二次世界大戦があるわけで・・・
    もしかしたら、安吾とは全く違うダーザインさんにこういうストーリーを書かせたのは、安吾の時代に駆け足で逆戻りしつつある、現代世界なのかも知れないと、トンチンカン深読みをしながら、恐ろしさを感じました。
    ...全文を表示  ('07/05/29 02:51:44)

  • Dada :
    何だこれ?ゴミ?
    芸術化気取りのチンピラの書きそうな作品だな。  ('07/05/29 12:54:44)

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∧ ∨ 24 : まだ、目を覚まさない。  ケムリ '07/05/10 08:23:52

 ルーシーはまだ目を覚まさない。窓の外には、漢字圏の目立つ数十ヶ国語の
看板、ジャンク基盤のごった煮配線みたいに詰め込まれたビル群、空をみじん
切りにする電線が、腐った焼き網みたいに乗っかっている。俺はブラウンの目
を黄色く腫らして、黒い髪を後ろで縛って、チャンの肉まん屋から流れてくる
匂いを追いかけている。

 チャンはこの街に住み着いてそろそろ一年になる、痩せた小さい男で頬骨と
目玉だけがやけに飛び出している以外は、どこにでもいるイエローとしか言い
ようがない。彼は、店の裏手のゴミ箱を漁るカラスを憎み、それ以外の大抵の
ものを愛している。こういう話だ。「ねえ、知りすぎるってのはね、よくない
んだ。知らないものならみんな愛することが出来る」

 ルーシーはまだ目を覚まさない。曲がりくねった道にはぽつりぽつりと花を
売る子ども達、うっかり繋がったラジオからは爆撃警報が鳴り止まない、俺は
正義って単語が出る度に指を一本一本折っていく、足の指まで使ってまだ足り
ない。結局、俺達に出来るのはカウントすることだけで、それだってハシシュ
に火をつける頃には忘れている。

 俺の洗濯物は一つ残らず盗まれた。12色集めた無地のティーシャツは今、道
に立つ子ども達の発育不良の肋骨の上で色づいている。それは、勿論ちょっと
した眺めで、ひょっとしたら悪いのは俺じゃないのかもしれない。いずれ酒に
顔を紅潮させた男どもが現れ、子ども達は一人もいなくなる。ひょっとして、
みんな戦争でも始まると思ってたのかもしれない。

世界の終わりは、路地裏から二十四個の目でこっちを見ている。
悪いのは俺だけだと言っている。

 ルーシーはまだ目を覚まさない。パンを焼き始めるなら、少なくとも今じゃ
ない。道路に溢れていた声が、俺の小さな窓から飛び込んで来て責め立てる。
十二色くらいじゃ描ききれないことがたくさんある。耳からぶどう酒を注ぎこ
んでくれよ、出来ればそうしてくれよ。ルーシーはまだ目を覚まさない。ラジ
オからは百四十二回目の正義が叫ばれ、俺は背骨までヘシ折られた。ルーシー
はまだ目を覚まさない。もう一回言うよ、ルーシーは・まだ・目を・覚まさな
い。

 ルーシーが目を覚ましたら、俺はこの窓から飛び出して、電信柱に突き刺さ
って子ども達を笑わせよう。子ども達は電柱によじ登って、二人くらい感電死
させながら、俺のシャツとサイフとパンツまで持っていくだろう、世界の終わ
りは窓の外からこっちを見ている。二十四個の目はそこになくとも、決して混
ざり合わない色合いでこっちを見ている。ルーシーはまだ目を覚まさない。悪
いのは俺だけだと言っている。

ルーシーは、まだ目を覚まさない。

>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20070510_245_24p

  • ケムリ :
    酷評罵倒、お願いします。
    正直行き詰っているので。  ('07/05/10 08:26:49)

  • リップヴァンウィンクル :
    手前勝手な感想として、この詩は俺を射抜いてくれない。あっという間に、自身が悪いと頭を抱え込んでしまう。目覚めの悪い夢の雄弁な口実。目覚めることを気に止めず誰にも知らせうることもなく一気に我が魂の酩酊を書き殴ってみたらどうか。言葉は悪いが批評病のようです。俺は音楽をやってる端くれで、いつも自分じゃ酔っ払ってる。たまにはそんなんもいいですよ。危険ですがね。でもそんな危険な酩酊感のあるクリエイターは俺をいつも魅了する。ところであなたの批評にはハートがある。皮肉ではなく。非常に愉しい。ただ詩となるとまるで堅物となってしまう。半減どころの騒ぎじゃない。どうにかして欲しい。  ('07/05/11 07:13:02)

  • 一条 :
    これは、ケムリさんの数ある作品の中でも、自分のもっとも合わない作品の一つ。「ルーシーは、まだ目を覚まさない。」ってのが、ぼくの中では、もうどうしようもない、そこになにをうわずみしようが、回復できない。「世界の終わり」にしてもそう。文体や技術に関して、それをケムリさんが誰からどんだけ盗もうがパクろうが、そんなのはどっちでもよくて、ケムリさんは、ケムリさんの「感性」に従うしかない。その「感性」に従って出来た作品がこれなら、ぼくは、ケムリさんの「感性」に駄目だしせざるをえない。あるいは、これが、ケムリさんの「感性」ですか、とくだらない問いかけをするしかない。  ('07/05/11 13:44:58)

  • 軽谷佑子 :
    「ルーシーはまだ目を覚まさない」必要性がみえない。

    最近のケムリさんの作品は、既視感からくる嫌悪すれすれの文体で書かれていて、
    作品全体のルックスのよさには貢献していると思うんだけれど、読み手にとっては、
    逆にものすごいプレッシャーをかけている、と感じます。
    ...全文を表示  ('07/05/11 18:19:57)

  • 流離いジロウ :
    そうそうたるネームによる評のなかで、僕なんかの言葉に何の意味があるか、さっぱり自信がないですが、ケムリさんにはいろいろ貰ったものがあるので、僕なりに思ったことを書きます。わざと、言い回しに気を使いません。

    壇一雄が、太宰治の晩年の書き物を指して、二日酔い、と吐き捨てました。曰く、晩年、戯作者であるところの書き手の姿勢に張りを失って、実体(ほんとの顔)と仮面(書かれたものの内部に顕わされる話者としての僕)の間の境界がぐらぐらしてしまうその状態を、太宰が死んだ後で、壇が揶揄して回想する下りです。有名なエピソードだと思いますが。

    ケムリさんの作品には、どこか戯作的なティストがあって、「書き手の真顔」と、「書かれている記述に表出された書き手の像=演劇的存在としての話者=仮面の僕」との間の、その距離感が、実に特徴的なんじゃないかな。それはケムリさんの作品の魅力(の一部、他にもいい所は勿論、当然、あります)であり、別の人たちからの「借りもの」みたいだという評を招く理由になってるんじゃないか。そんなことを思います。
    ...全文を表示  ('07/05/11 20:08:15 *5)

  • ケムリ :
    ケムリは、現在頭を抱え込んでます。
    技術以上のものが現実として求められた時、創作と人生が繋がったものとして語られた時、ぼくは往々にしてこういう状態になります。

    ええと、すいません。ちょっと猶予をください。
    でも、ありがたい。本当にありがたい。これがあるからこそ、極道はありがたいんです。本当にありがとう。  ('07/05/11 22:06:57)

  • 中平 :
    はじめまして。
    ものっそいアホなレスかもしれませんが、この作品の元ネタはTMGEの「世界の終わり」でFAでしょうか。
    もしそうだとしたらこの作品、もちろん作文技術の面では相当上質な「二次制作」でしょうが、文極の発起人の一人と言う立場であり、一人の詩人であるケムリさんの作品としては、正直どうかと。
    技術のサンプルってんなら話は別ですが。

    ...全文を表示  ('07/05/13 21:23:29)

  • ケムリ :
    さーて、フルボッコにされてみたわけですが。いや、酷いっすね。発起人なら賞賛レスで埋め尽くされてみろよ、って感じなんですが。

    とりあえず、なんです。「何を求められてるのだろう?」ってのが、最近のぼくの問いかけでして。この作品や、フォーラムに出した幾つかの作品についてもそれはもちろんそうで、軽谷さんの指摘にもあるとおり消費される作品を目指しています。この作品は、全てが「特に無し」で埋め尽くされている。詩の本来の目的が意味性にあるなら、この作品は多分ゼロです。なーんにもない。空っぽの土台の上に物を積んで積んで、そういうわけで。一番の問題が、それがモロバレだっていうことなんだと思うんですね。

    例えば、ドーナッツの穴みたいなイメージなんです。ぼくは今回、穴として「ルーシー」を置いた。そこから書き始めて、そこ以外を埋め立てた。その中心の穴以外に、イメージの広がりを極力捻じ伏せた。読み手に「誤読」させない作品を目指した。イメージを遊ばせる広さ、とは良く言いますけれど、それって解釈のブレや読み手に作品を放り投げるような無責任さだとぼくは感じてしまうんです。だから、ぼくは近作では常に真ん中に穴を置いて、その回りを埋め立てるように書いている、これって非常に楽なんです。言いたいことは何もないから、その回りを埋めて空白を残す。すると、読み手が勝手に中心を捻じ込んでくれる。でも、良質な読み手ほど「実は何にもないじゃない、何書いてるんだよ」って看破してしまう。これって、どうなんでしょうか。今回は「ルーシー」でやりましたが、「海を見たことがない女の子」でもイケるし、何にもなくてもいける。
    ...全文を表示  ('07/05/14 01:01:26)

  • ケムリ :
    リップヴァンウィンクルさん
    それ、理想といえば理想ですが、難しく・・・ないですか?酩酊しながら書いたものって、往々にして人前に出せるようなシロモノに仕上がらないんです。ぼくはその「魂の酩酊」みたいなものも、技術に置き換えたい。方法の問題として捉えたいんです。感性、みたいな言葉がぼくはあんまり好きじゃなくて、創作の99、9%までは方法の問題だと思い込みたいんです。自分を曝け出したり、あるいは他人の目を意識することをやめて充足するために書くことが、それが創作だとは思いたくない。もちろん、それが受け容れられる人は天才と呼ばれればいいと思うんですが、ぼくは天才じゃない。素のままのぼくになんて、なんの魅力もない。そこからスタートしてて、うーん・・愚痴だ。頑張ります。次は、納得させるものを。  ('07/05/14 01:07:57)

  • ケムリ :
    一条さん
    一条さんに言われると、コタえますね。ただ、ほとんど感性では書いてない、とは思います。違うモチーフで書いてもダメなのか、あるいはこのモチーフが致命的に合わないのか、それとも書き方の問題なのか、あるいは意味性の問題なのか、薄っぺらなのを看破されただけなのか、でも「薄っぺらさ」っていうのは一つの売りでもあると思ってたりもするわけで・・・。
    切り口を変えて方法論はそのまま、そんな作品を近々投げ込んでみるつもりです。よろしければ、そちらも批評ください。なんていうか、「感性」ってよくわからないんですよ。磨けるものなのか、あるいはそうでないのか。そうでないならば切って捨てるべきだと思うし、努力の範疇にあるなら身につけたい。  ('07/05/14 01:12:31)

  • ケムリ :
    かるやさん
    見方によっては、褒めてくれてるような気もするし、かなり看破されちゃってるんですが、ぼくとしては「脱線出来ない」作品を目指してます。中心の「ルーシー」だけは完全に形のないもの、無意味なもの、空白として置いて、その周囲をゴリゴリに埋め立てる。なんていうか、狙いそのものは成功してる感じなんですが、それ自体が魅力的ではないっていう指摘は非常にコタえます。しかし、本質の問題ですが、書いている一人が見えたら、それって面白くないんじゃないでしょうか。ぼくって、基本的にはどこにでもいる二十一のガキですし、自分なんか絶対に見せたくない。この傾向は書けば書くほど強まっているような気がします。創作は創作、俺は俺っていう。
    ...全文を表示  ('07/05/14 01:22:25)

  • ケムリ :
    流離ジロウさん
    書き手のスタンスや、あるいは創作の中心軸を持った人を羨ましく思います。書き続ける動機がそこにあるのなら、それは凄く良いことだと思うんです。でも、じゃあ言いたいことがあるかと言えば、ぼくにはない。正確に言えば、「詩の形を取って主張するなら、そんなもん詩になんかするな。論考として表に出せ」なんてネジネジに歪んだ自意識を持ってまして。戯作っぽいっていうのはそのとおりだと思います。詩を書く上で、その内容に対して、明確な立居地をぼくは持ってませんし、もし明確に持っているとしたら詩の形にはせず、論考の形で表に出すと思うんです。

    「何故、詩を書くのか」って聞かれると、凄い困るんですよ。「褒めてくれる人がいて、嬉しいから」くらいのところしか、今のところ答えを用意出来ない。そのレベルでしか動機を持ってない。だから、正直言って技術論以外の場所に踏み込まれると非常にしんどい。巧いとか下手とかそういう土俵で叩かれるなら、それはそれで「傾向と対策」に持ち込んで改善する余地があるんですが、それ以上は正直言って難しい。
    ...全文を表示  ('07/05/14 01:32:54)

  • ケムリ :
    中平さん
    二次創作のつもりは、ありません。「ゲットアップルーシー」と「世界の終わり」はぶっちゃけ好きなんで、イメージの起点と下敷きに使わせてもらいましたが、歌詞と比較して貰えばわかると思うんですけれど、ほぼ別物に仕上がってると思います。(中心になる記述が、歌の方には全くありませんし。実は、ぼくは同じ轍を過去にも踏んでて、「パクリ野郎」と罵られても反論出来ないマネをした前科があるので、割とナーヴァスになってます)

    なんていうか、ゼロからは中々出て来ないので、ぼくはこの手のやり方をよくやります。でも、それがマズイなら、止めます。読者にマイナスの評価を与えるなら、二度とやりません。(個人的には、下敷きにする創作を無視すると、古典や半古典的な名作のかなりの割合が消失するとは思いますけれど)何故、あからさまに出典がわかる書き方をするかっていうと、敬意の問題だと思うんですよね。例えば、ルーシーは空白だから、メリッサでもアイリーンでもいいんですよ、サムだっていい。他の連想させるような部分も全部置換することも可能なんですが、正味な話それはやりたくなかった。こういうのは個人的な思い入れで問題があるのかもしれませんけれど・・・。あと、「世界の終わり」ってモチーフは、うんざりするほど書いて来たものでもあるんで、使いたかったっていうのもある。
    ...全文を表示  ('07/05/14 01:42:39)

  • 浅井康浩 :
    こんばんは、ケムリさん。


    >何せ、手ごろな穴を一つ見つけて、その周囲をカッチリ埋めれば作品でござい、って顔
    >になりますから。埋め立て方法については、ぼくは結構手持ちがありますし。中心を書
    ...全文を表示  ('07/05/14 02:12:53)

  • 流離いジロウ :
    再レス、というか補足させてください。

    書き方が悪くて申し訳ありません。やっぱり僕は、己れの詩作品でしっかり例示できていないから、駄目なんですよね。だから伝わらない。やっぱりこうコメント、今後はあんまり書かないように、自粛します。

    >詩の形を取って主張するなら、そんなもん詩になんかするな。論考として表に出せ
    ...全文を表示  ('07/05/14 09:29:13 *8)

  • 軽谷佑子 :
    書いている一人、っていうのは確かに作者なんですが、
    なんというか、詩の中に話者としてあらわれる、という意味ではなくて。
    ことば悪かったな。
    >自分なんか絶対に見せたくない。
    わたしだってヤですよ。どこにでもいる二十二のガキですもん。
    ...全文を表示  ('07/05/14 11:24:25)

  • 一条 :
    ケムリさんが、ここで説明しているようなことって、目新しいことでもなく、そういう意味では、その手法すら薄っぺらいと言えなくもない。例えば、ロブグリエの「新しい小説のために」は、40年前に刊行されてますし。「創作の99、9%までは方法の問題だと思い込みたい」というのなら、現時点でそれは何%達成できていて、なにをすれば100%になるのか、ということが明確にわかっていないと駄目だと思うんですね。ケムリさんが標榜していることは、そういうことなんですよ。技術や方法で全てを置き換える、ってことは、非常に厳しいことで。ただ単にそういうふうに「思い込みたい」という状態で、そんなもん作品に反映しても、中途半端な薄っぺらいものしか出来ないのは当然なんじゃないかな。「二十一歳のガキに伝えたいことなんてない」って言葉も同じで、じゃ、いったい、何歳になれば伝えたくなるの、と、「方法の問題」に置き換えることが出来るんですね。  ('07/05/14 13:17:00)

  • ケムリ :
    一条さん
    方法論としては、さほどメジャーじゃないけれど、じゃあぼくしか使わないかと言えば、そんなことはないと思うんです。実存、とかそういうものがあるとして、そこに接続されない薄さ、手先でコネ回しただけの薄っぺらさ、そういうものは常にあると思う。でも、じゃあぼくは問い返したいんだけれど、一条さんはどうやって書いてますか?

    書き続けるなら、それは勿論向上を目指さなければならない。向上ってのは何か?ぼくにとっては、イコールで「認められること」で、ぼくがぼくに対して満足出来る作品を書くっていうのは、とっくに捨ててしまった。
    詩の良し悪しを「好き嫌い」の二元論に依存した時に、じゃあ「もっと認められたい、たくさんの人に読まれたい」って欲求を抱えたら、何を掲げて努力すればいいんだろう?って思うんです。方法の問題ではないのなら、方向性がゼロになってしまう。各自、点で勝手に(例えば、人生とか伝達とか)そういうものを掲げて、その方向性に従って書いているんだと思うんだけれど、ぼくはその部分に技術と読者を置いた。逆に言えば、それ以外を切り捨てた。
    ...全文を表示  ('07/05/14 14:08:43)

  • ケムリ :
    浅井康浩さん
    非常にわかりやすい評で、かなりダメージ受けました。
    ポストコロニアムって文脈に接続する気は全然なかったんですけれど、でも味付けにそういうものを使おうとしたのは事実で、これは単純に「塩味が濃すぎた」みたいな問題だと思うんです。もっと言えば、描写が引き込む文脈を御し切れなかった。書き手が思う以上に、描写が意味性を引き込んでしまって、要求されるものを大きくしてしまった。その文脈を、影響を受けている主体の「俺」がまるで背負いきれてない、そんな感じに受け取りました。地場っていうのは、描写が引き入れた文脈の総和、みたいな解釈でいいと思うんですが、確かにこれは御しきれてないかもしれません。

    浅井さんが、実体の無いイメージ、既存の文脈に接続されない、余計なものを引き込まないイメージを多用する理由が、少しわかったような気がします。ぼくの場合、実体の無いイメージを愉しませるだけの筆力がないので、どうしても既存のイメージを引き入れて「切り貼り」することになる。それが、どうしてもぼくの思惑からハミ出していっているような感じがしました。もちろん、言われて初めて気づいたんですけれど。少し、イメージの使い方と描写が引き込む意味性について、考え直してみます。ありがとうございます。  ('07/05/14 14:19:55)

  • ケムリ :
    >そのときケムリさんがそこにいたとして、俺なんも考えないで書きましたよ、だってそうじゃないですか、
    >そのほうが楽しいでしょう、とは言わないと思うんですね。

    「それを語ってしまったら、意味がなくなりますよ」とかって逃げるかもしれないですね。中心にネジ込むものは、読者が取捨選択していい、そのための中心の穴なわけで。なんていうか、狙いとしては、完成させるのは読者、っていう方向性なんですよ。誤読させ得ない土台を一つ用意して、中心部を空にしておく、その上でそこに何を入れて貰えるか。だから、ぼくは個人性を滅茶苦茶隠してます。徹頭徹尾人工的に書こうと思っている。

    ...全文を表示  ('07/05/14 14:38:14)

  • ケムリ :
    >僕がケムリさんの作品を指して戯作的といったのは、読み手のほうにダイブさせる(或いは虚構の話者を作品の中でダイブさせる)を主眼に置く手法を使う人なんじゃないかなというのを、思ったのが前提にあって、さらに二日酔い、っぽいといったのは、そこの黒幕としての境界位置みたいなのが何となくぐらぐらしていると、僕が勝手に感じたからです。真顔が、覗いているのはいいんだけど、そこを、どう出すって所なんでしょうか(覗き方が僕には中途半端で、快適ではない時が稀にあるという意味です。要するに微妙なバランスなのだろうと)?或いは、完全に見えなくして隠してしまうか?、真顔を。

    なるほど。この作品からも、ぼくの「真顔」が見えるとしたら、それはぼくの稚拙さです。完璧に隠すつもりで書いていますので。もちろん、そうでない作品も結構あるんですけれど。この作品は、ぼくとは完全に遊離したものであると思ってます。それでも、その中に「真顔」がチラつくとしたら、それは単純にぼくの筆力の不足じゃないかな、と思うんです。
    ...全文を表示  ('07/05/14 14:43:22 *1)

  • 一条 :
    前のレスは、言葉が足りなかったかもしれないけど、ケムリさんの努力が足りないんじゃないの、って言いたいわけです。この作品「まだ、目を覚まさない」ってのが、ケムリさんの方法論にのっとって書かれたのは間違いないんだし、その上で、全然出来てないじゃん、と。でも、他の方のレスを読むと、そういうふうに読み取ってもらえてるようだし、それは、あくまでぼくの感覚ですよ。ケムリさんならご存知だとは思うけど、さまざまな方法論を自分に課して、それをどのように言語で実現するか、ってのが「物書き」の本来の楽しみ、だとするアンチ・ロマンな一群もいるわけで、ぼくは、ケムリさんの方法論を否定しているんじゃない。ま、それを方法論として掲げてしまうとこに、ケムリさんのセンスのなさをかぎつけてる、といえなくもない、ってどこまで罵倒する気だ、おれ。
    ...全文を表示  ('07/05/14 14:55:24)

  • ケムリ :
    なるほど、「方法論として掲げること自体にセンスが無い」ってのは、なんというかわかる気がします。しかし、ベッコベコにされてみたい欲求みたいなのがぼくにはありまして、なら方法論まで開陳して、丸裸になってベコベコにされちまえ!的な。いやもう、予想の範疇を越えてベッコベコになってて、嬉しい限りと言えば語弊があるなこの野郎、って感じなんですが。

    アンチ・ロマンの方法論とはまた違うんですよね、巧く言えないけれど、メタロマン的というか・・・うーん。とりあえず、リベンジする動機が出来るというのは素敵なことで、結局ウジウジしてるヒマがあったら書こう、くらいのとこに落ち着こうと思います。  ('07/05/14 22:48:44)

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∧ ∨ 21 : オマージュとしての習作 「とり」  ケムリ '07/01/19 01:12:30 *2

今、そらへと開かれたろっこつ
前触れもない口付けのように、ふりつもる羽根
のう、の中心の路地裏は灯りを消して
微かにしみる電線の揺れを残して、飛び立っていく

 姿をけしていったもののために。格子の向こうには未だ朝は
訪れず、わたしは古い靴を履いてさかみちを登っていく。すべ
てのでんせん、がひそやかに揺れて、羽ばたきの音色からこぼ
れたものだけが、ぴりぴり、と耳たぶを引っ張る。空がこれほ
ど区切られていることなんて知らなかった。とり、とりは電線
のふるえ、だけを残して。

飛び去ったあとの
せきりょう、と名づけたくて仕方ないこと
いみ、の中で飛び回ること
きおく、と名づけられたそれを、いま、のくびきから外すこと
振り返るとき、もう手を繋げないと気づくこと
さかみち、は空へとつづくしかなく、けしてそらには続かないこと
よるとひるを糾って、わたしはとりを追う

 わたしはかつて、とよぶべき時間もこれまで、とよぶべき時
間も、ひとしくこのさかみちに立って、ふるい靴をずっと履き
替えずに、電線で区切られた空をにらみながら。いつまで、に
は常にふるえだけが残り、わたしはただ歩いていく。ろっこつ
を開くように、わたしは歩いていく。とり、とりはふるえだけ
を残して。言葉にすればかすみ始めるような、遠い日のうたげ
の残り香を嗅ぐように、とり。とりはふるえだけを残して

窓を開ける頃に、眠りにつく子ども達がいるよ
旧い時代のおり、のように朽ち始めた格子を
遮るもののない朝日のなかに、とり、とりの影がよぎる
ふるえの中に伸びたさかみちの、先に

ふるえの中に静かに浮かんだおり、のようなきおく。
飛び立っていったとり、の軌跡のこと。
みしらぬとり、としか語れないこと。
ふるえのなか、死んでいくきおくを反芻すること
ただ、まえぶれもなく
羽根だけを洗う

いま、さかみちに立って
開かれたわたしのろっこつに
とりよ
とりよ
とり、としか語れないものよ
静かに
舞い降りてくれよ

>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20070119_211_21p

  • ケムリ :
    流離いジロウ氏の「にじゅう年の熱帯の鳥」オマージュ。  ('07/01/19 01:21:29)

  • 流離いジロウ :
    私のような新参者が、どの程度くつろいで意見を言っていいものか、当惑しています。が、まずは感想から申し上げます。あの詩を書いていたときに、確かに私の脳裏に去来したイマージュの水子に、再会してしまった不気味さ、というのが、第一印象でしょうか。それはあの瞬間には選択されず、確かに、殺すか、表現の背後に沈めてしまったものであるはずなのに、再び、目の前にあらわれ、脳裏に蘇ってきた異物感。。
    ケムリさんの読みが鋭いのか、ケムリさんの表現(この習作というか、作品です)に力があるのか、思い切って言ってしまうと私の詩にたまたま力があったのか、たまたまケムリさんの資質と私のそれとが部分的に似ているのか、これらのうちの二つか一つが、該当するのだろうと思いますが、こういうのは初めての経験です。掲示板を私物化するなと、誰かに怒鳴られそうなので、びくびくしています。私はこういう掲示板を管理、運営していく苦労も、意気込みも、志も、何より価値を、私なりに理解している積りですし、本当に敬意を持っていますので。
    ...全文を表示  ('07/01/21 01:11:33 *1)

  • ケムリ :
    勝手な宿題を出してしまってすいません。いや、なんと言ったらいいんだろう。このモチーフは、是非ぼくも書きたかったんです。レスの内容からして、「とり」というモチーフのいちばん重要な場所は外してなかったようで、ほっとしてます。
    >思い切って言ってしまうと私の詩に力があったのか、たまたまケムリさんの資質と私のそれとが部分的に似ているのか
    この両方かな、という気がします。だから、勿論あの作品は良い作品だったけれど、ぼくがオマージュを書きたかった理由のもう半分は親和性にあったような。結局、通底するものが似てた気がするんですよ。

    「技術」については、ぼくが初めて文学極道を訪れた時、全く同じことを考えていました。「無題」って詩を投稿したときに「推敲はしたくない」って叫んでましたし(笑)そんなぼくが、いまや「技術第一主義」を標榜するんですから、面白いものです。でも、技術っていうのは、まず「最低限これだけ」っていう、とにかく日本語としてダメって作品もたくさんあるから、言葉をある程度上手に使いこなせること。そして、その先は独自性も技術の範疇に包まれる気がします。表現を工夫すること自体が既に技術なわけですし。なにしろ、ある程度書けている人には何をいわんや、です。伝達には技術が必要であるけれど、それは「伝えるべきこと」をどうやって伝えるか、の二次的なものである気がします。大事だけど、それだけじゃない、でも大事。くらいのところでしょうかね、ぼくとしては。「小声で囁く」とか「大声で叫ぶ」とかそういう程度のものだけど、狭い部屋の中で大声で叫んだら煩いだけだよ、みたいな。
    ...全文を表示  ('07/01/21 16:09:51)

  • 流離いジロウ :
    ケムリさん、本当に有難う。有難うございます。  ('07/01/21 19:06:59 *1)

  • 件 :
    この間は本当に申し訳ありませんでした。

    シを観てそして聴いて
    全身のナニかが吐き出ました

    ...全文を表示  ('07/02/09 12:10:52)

  • かんな :
    とてもやさしい歌ですね。  ('07/03/03 01:55:12)

  • ガリレイ :

    なんというか、うまいですね。他の方とはレベルが違う気がします。
    極道の方たちは僕にとって詩の解釈が難しくてなかなかコメントできなかったのですが、発起人の方々はやっぱりすごい。とても言葉を大切に扱っている感じです。
    とりを、鳥としてイメージしながら人間の巣立ちのようなイメージにも繋がってとってもスムーズに読めました。
    電線のふるえって言葉が妙にリアルです。
    ...全文を表示  ('07/04/20 03:36:49)

  • 田崎 :
    どうでしょうね、これ。こんばんは、ケムリさん。

    >今、そらへと開かれたろっこつ
    >前触れもない口付けのように、ふりつもる羽根
    >のう、の中心の路地裏は灯りを消して
    ...全文を表示  ('07/05/03 01:50:10 *1)

  • ケムリ :
    「借り物くさい」っていうのは、実にそのとおりで、それを隠し切れないぼくの大問題です。ぼくは、オリジナリティーの書き手じゃないし、才ある書き手でもないことを、結構強く実感してまして、ぼくの詩作に対する基本姿勢は「パクリまくる」に尽きるんです。そして、もっと言えば現在既に認知されている感覚、要するに抒情、哀愁を持って来て、そのまま使う傾向は多分にあります。先鋭ではなく歌謡曲的な、って言い訳をすることも出来るかもしれませんけれど。
    ...全文を表示  ('07/05/10 08:11:38)

  • ケムリ :
    お褒めに預かってることにも感謝を。
    レスがついていることに全く気づかず、放置していて申し訳ありませんでした。それにしても、田崎さんはキツい。かなり、痛いところをつかれる。凡庸な作品を小手先でゴマかしてる人間は、そこ突かれるとかなり堪えます。

    ガリレイさん
    ぼくに関しては、「解釈」をあまり求めてないんです。愉しんでいただければ、それでいい。もちろん、「解釈して愉しんで」もらえればそれも嬉しいんですけれど。もし、ガリレイさんがこの作品を「解釈」して、それがぼくの意図から大きくずれていたとしても、それはぼくの書き方が悪いわけで、ガリレイさんが悪いわけではありません。読んでいただいて感謝します。  ('07/05/10 08:14:08 *1)

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∧ ∨ 17 : 花を齧る  ケムリ '06/10/20 00:14:08

ささくれた平原に、とろけていく連なり。
輪郭をたわわに広げたあなたが、両腕で深く折りかさなっていく。
女の子の吐息から始まった音楽、白い鳥が空気の中で磨耗していくことに似た
大気へと螺旋が貫いていき、ぼくはいつもロケットの打ち上げを寝過ごした。

あなたが生まれたときには、きっと誰も痛まなかった。
えいきゅうに滑らかなかかとで踏みつけていくんだよ。
細く病んだ食道を、削れた永久歯で、花びらが通り抜けていく。
まだ埃にさえ痛んだことがない、滑らかな虹彩の海の中へ。

冷蔵庫開け放して、溢れた光と匂いの中で、粒子の羽ばたきを数えていた。
背中に触れてはいけないことなんて、ずっと知らないままで。
乳歯を噛み砕こうとしていたら、いつかあなたはまるみさえ帯びたままで
花を齧る夜のためだけにしか、もういない。

そうしつ、と繰り返すことが歌であるなら。

平原は蔦に覆われたがっている。
腐っていく生殖器へ、誰かがそっと種を植え付けた。
とろけていく歓びの中にだけ、あなたはそっと足を降ろす。
くろい水のなかに、やわらかいつちふまずが落ちていくのがわかるよ。

えいえんに汚れないつまさきを、黒くよごれる余地さえない親指のつめで
あなたは平原のなかを歩く。
海はいちご色に滑らかで、窓辺には一枚のシャツがはためいていた。
どこまでから、どこまでが、さかみちをあるく曖昧さで。

花を齧る。薄橙のグラデーションのなかへ、永久歯が削れていく。
手折れた分水嶺のほとりで、背中を丸めたまま。
砕けた花びらは、肋骨の隙間から風の中へと消えていく。
そしてあなたは生みつづける。やわらかな巻き毛の子どもたちを。

平原に幾筋かの川が流れ、羊歯の卵細胞が泳いでいく。
雨降りのたびに草原は広がり、あなたの輪郭は薄れていく。
子どもたちは笑いながら去っていく。
花を齧る、肋骨を風に泳がせて

>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20061020_189_17p

  • Toat :
    こんばんは。

    発起人就任おめでとうございます。
    めでたいことなのか、僕にはよくわからないところですが(笑、いえ、皮肉ではなく)。

    ...全文を表示  ('06/10/24 20:48:31 *2)

  • ケムリ :
    >ケムリさんの作品の「あなた」は、語り手と"溶けくっ付いた"、あるいは語り手を"依り代"にした、半人間みたいな印象があります。

    どう応えたらいいのか、非常に悩んでいます。言っちゃっていいのかな、いいよね、だってぼくはもう「書き手」じゃないしね。発起人だし。(めでたいかは、わかりません。ぼくにも)こっから先「俺の悲劇ショー」になる可能性があるので、鬱陶しかったら読まないでください。

    その通りなんです。いや、Toatさんの感覚は正しい。綺麗事なんです。目指すところは「いろいろあったけれど、結局何もかも上手く行った」とかそういう地平なんです。でも、死んだ人について書くってのはそういうことだと思ってます。こう、Toatさんが指摘してくれる作品、というかぼくがずーーーっと「劣化コピーだろそれ」と言われながら書いて来た作品は、基本的にほとんど同じもので、読み手を前提にしたオナニーショウです。(そうじゃないものもありましたけれど)
    ...全文を表示  ('06/10/24 23:56:31 *1)

  • Toat :
     >正直、Toatさんの読みはしんどいです。
    謝りません。笑。
     >そういうわけで、ぼくが精神的に健康であるために、好き勝手に書いてます。ズブズブに一体化させてね。だって、本当にそうであったかなんて今更確認出来ないんだから、それでいいと思いませんか?
    いいと思いますよ。世の中解釈だと僕は思います。もちろん、事実を認識した(しようとした)上で。
    別に鬱陶しくなんてなかったです。どうか、ご自愛下さい。(いや、皮肉じゃないです、笑)
    ...全文を表示  ('06/10/25 00:33:27 *1)

  • ケムリ :
    「詩について」と「個人的な話」が混じってました。
    ごめんなさい。だめですよね、その辺は分けないと。詩と個人性みたいなものが、どうしてもごっちゃになるんですよ。ぼくだけの傾向ではなく。

    なくてもいいと言われると書きたくなるんですが。そのうち、この方向性でかいくぐってやろうと思うので、また罵倒していただければ幸いです。実際、誰かに言って貰わないと、「どう伝わってるか」なんてわからないわけですから。批評とかそういう段階以前に、これが一番大事だとぼくは思ってます。長々つき合わせてすいません。  ('06/10/25 01:02:59)

  • 平川綾真智 :
    拝読させていただきました。

     大気へと螺旋が貫いていき、ぼくはいつもロケットの打ち上げを寝過ごした。
    が無かったらケムリさんの作品と気付かなかったかもしれない、感覚を読後得て、少しワクワクしました。
    この感覚、好きです。
    ...全文を表示  ('06/11/04 23:14:13)

  • contra :
    こんにちは。

    全体を通して、よく書けているな、思います。
    個人的には、

    ...全文を表示  ('06/11/10 05:05:30)

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∧ ∨ 12 : 滲んでいった夜について  いとう '06/04/22 23:57:30  [Mail] [URL]




まっすぐな帰り道が見えなくなると
穴という穴からノームが這い出て
ら、るほ、ら、ら、るほ、
ダークダークノームダーク。(あれるっちぇんど)
君たちの手に掴めるものはわずかしかない
ら、るほら、らる、ほらら、るほ、
本当にわずかしかないんだよ
驚くほど何も知らない君たちにとって

世界は(世界さえ危ういのだが)
目を閉じている場所にこそあって
君、君たち。(あれるっちぇんど)
君たちの目の前に広がるこれは
世界ではないのだよ
夜が(夜というものがあるのならば)
どれほどの暗闇で満たされていたとしても
(ら、るほ、ら、ら、るほ、)
君、君たちの夜は
さらに果てしない暗闇なのだろう
その君の、君たちのわずかな温もりが
黒く染まっていることも知らずに
(ら、るほら、らる、ほらら、るほ、)
君たちはいつも這い出て
(ほら、ら、らるほら、ら、るほ、)
こんなふうに、ほら
世界さえ危ういというのに

あれるっちぇんど
夜はアスファルトの歪みのなかで煮え立ち
もう膝まで蝕まれている
君の、君たちの夜がもう
果てしなく広がり続けるのならば
僕は僕の目を見開いて
世界ではない場所を
(ら、るほ、ら、ら、るほ、)
もう、あけわたしてしまおうか
夜は世界を知らずに
驚くほど何も知らない君たちを産み続ける
君たちが見える場所はすでに近く
ら、るほら、らる、ほらら、るほ、
まっすぐな夜が
(ほら、ら、らるほら、ら、るほ。)
世界を拒絶している

そしてもし夜というものがあるのならば
ノーム。君たちは僕に見えない
決して見えないのだよ
もし夜というものがあるのならば
ノーム。君たちはいつまでもいないのだよ

>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20060422_137_12p

  • いとう :
    ほぼ即興で書いたものですが、
    ずっと読み返していて、まー、
    批評されるにたり得るんじゃないかな、と思い。  ('06/04/22 23:59:44)

  • 葵 :
    はじめフォーラムでよんだときには、
    わたしがまだその位置にいなかったので、ちがうコメントだったのですが。
    この作品は、”もし夜というものがあるのならば”の夜を待っている作品なのだなあと、ようやくわかりました。この作品は4層で、詩、ポエム、詩のうちがわ、ポエムのうちがわというように、いとうさんからつむがれたことばが、変化しているということ。おもてだけじゃなく、うらだけでもなく、
    なんというか、「ニュートラルな状態」においてこの作品をえがかれたのだなあということがとてもよくわかるように思えました。
    いとうさんにとって、詩と詩のうらがわ、ポエムとポエムのうらがわは、そんなにはなれていない場所にあって、それがすごいなあと、思うのです。
    ...全文を表示  ('06/04/23 16:30:58)

  • 葵 :
    ひとつおうかがいしたいことが。
    自分の作品をよみかえす、そのよみかたは、自分以外のひとが描いた作品をよむのとおなじですか?
    わたしは自分の作品をなんどもよむのが、苦手です。  ('06/04/23 16:40:44)

  • いとう :

    >葵さん

    読み返す、あるいは推敲時に、
    自作品を自身から完全に引き離すのは、必須です。  ('06/04/23 19:55:18)

  • 平川綾真智 :
    拝読させていただきました。

    非日常で起こる日常の心境を吐露し作品にした印象を受けました。
    いとうさんの作品の中では一番好きかも知れません。
    ずっと背筋を伝っていたのですが、最後、
    ...全文を表示  ('06/09/29 23:19:11)

  • 相田 九龍 :
    ラストのノーム、の部分でいきなり文体が洒落る。
    突き放されようとしているところを必死で理解しようとしてたのに、
    完全に裏返る。異常者ではなかった。こいつ、と。俺らにはわからないと高を括って異常なふりをしていた。
    理解することはできない。理解することを求められちゃいない。
    じゃああなたは誰なんだ。俺はなんなんだ。と感じる。
    ...全文を表示  ('06/10/04 21:07:38 *1)

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∧ ∨ 13 : 18歳だった  平川綾真智 '06/06/20 23:59:34  [Mail] [URL]

・
  オミアイデモシテヤッテクネ
  ジッカニカエルヨ   
  バイバイ。 アリガト
通り雨は止み、しゃがむ身体を 
苔蒸す土の匂いが包む。
PHSのメール着信、音は枝を震わせて
滴の群れと梅の実が落ち 濃い匂いへと転がって行く。
空気と擦れを増す木の葉達
幹の脇、止まる青い実を撫でる滴が 陽を纏う空を映し出し、
私は、
カコさんの荷物を手放す部屋で
再び枕を抱えて眠る 
明日からの思いを握り締める 

― 教壇でも一人、家に帰っても一人
  布団の隙間から
  私を夜が掴んでさ
  安堵の寝息は吐けないや
その言葉が漏れ出て来たのは 高校中退後、すぐで
私は独りの部屋の中 けばだつ枕に汗ばみ暮らし、
カコさんの肢体にすがり付く。
残る時間に擦れる私 汗を引かせるカコさんの体温
強くすがれば肢体は汗ばみ 腕に伝わる小さな震え
体温の奥、投げたい荷物が 羨む私に汗を引く
  2個の携帯、オーディオが整うMT車、二輪免許とカーマインのメット、
  揺らぐこと無い過去の学歴、古文担当高校教諭職、
  元生徒へと整う口調、乱れる本音、
     私に重なる 柔和な体温、、 、   、
            。
木の葉が擦れを増していく
荷物を手放す部屋はまた、けばだちを抱え汗ばんでいく
全ての羨みを投げたカコさん 
滴の中に映った姿は 陽を纏い空に包まれそして
今夜から 小さく開く布団の隙間
夜が掴むのは、
私だけだ

、
土の匂いが奥を刺す。
通り雨はもう止んだ
濃くなりいくら包み込もうと、実の艶は水水しいままで
還っていくにはまだ遠い。
苔蒸しが上げる着信音に、私は震わす枝も無く
電源を切ったPHS。
今も握れば 拡がるジタリが
掌の中に 
残り続ける

>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20060620_148_13p

  • 平川綾真智 :
    よろしくお願い致します。

    是非ともガンガンどうぞ。  ('06/06/21 00:03:14)

  • atsuchan69 :
    、そうだったのか。いろんなキオクが 風にさらわれて しかしハッキリ残っている。
     僕には 句読点の まるで 汚し みたいな効果が だんだん
    滲みてきた。 派手なパンチじゃない、じわじわと撃ちひびくブローだ。 だんだん
    効いてきた。 倒れそうだ、
    しかし負けない、負けたら 終わりだ。
    ...全文を表示  ('06/06/25 03:44:52 *2)

  • 平川綾真智 :
    批評ありがとうございます。

    うーん、この批評はどう読み取ったらよいのでしょう・・・。

    取り合えず句読点についてですが、私は詩で呼吸をどうにか表したく、
    ...全文を表示  ('06/06/26 00:48:28)

  • ダーザイン :
    レスポンス遅くなってすみません。草臥れていました。私小説か創作か知りませんが、物語としてよくできた作品で、特に全体的に注文を付けたくなることは無いのですが、アスキーとしての見た目がまず汚いなと。試しにワードに入れて縦書きで見てみましたが、その印象は全面的には減りませんでした。この構文であることの内的必然性が私には一読では伝わらないということです。

    「ジタリ」というのが何のことなのか私は知りません。坑不安剤か坑鬱剤か酒かな? 

    >苔蒸しが上げる着信音に、私は震わす枝も無く
    ...全文を表示  ('06/06/28 00:32:47)

  • 平 :
    批評ありがとうございます。

    アスキーの点、なるほどな、と思いました。
    この作品では楽譜を文字で現すことを念頭に創っていったので、そこがひっかっかったのかもしれません。
    少し今後の作品に一読で伝わるよう考慮する必然がありますね。
    ...全文を表示  ('06/06/28 12:57:55)

  • 平川綾真智 :
    平川綾真智です↑
    失礼しました。  ('06/06/28 12:59:53)

  • コントラ :
    平川さんこんにちは。審査員ご就任おめでとうございます。

    過去のイメージというのは、水の中に置いた小石のように、現在の立ち位置によ
    って姿を変えるものですが、そんなかで見えるのは、たぶ過去の、或る時期にい
    つも頭を苛んでいたテーマ、(たとえばここでは、「学歴」という問題なのかも
    ...全文を表示  ('06/07/03 03:53:54)

  • 平川綾真智 :
    コントラさん、批評ありがとうございます。

    発起人の件に関してもありがとうございます。
    一時期、眠れずにいたりもしましたが、酒の量を増やしたので完璧です。
    勉強していこうと思います。
    ...全文を表示  ('06/07/03 13:01:29)

  • sakutaro :
    平川さん、こんばんは。私がここで発言しても良いのでしょうか?
    良いと仮定せねば、発言出来ない。

    この作品、良いね。現代音楽のような不協和音は無い。
    突き抜けた感じで、調性としては長調。ハ長調と私は判断する。
    ...全文を表示  ('06/07/18 22:40:49 *1)

  • 平川綾真智 :
    sakutaroさん、早速ありがとうございます。

    楽譜は意識していますし、それは最近の自分の楽しくなってしまった作法なんですが、音楽を描こうとした意図は無かったので、ハ長調に思えたのかぁ、と少し驚きました。

    イントロのカタカナ表記はメールなのでなんども出すPHSに閉じ込めています。
    ...全文を表示  ('06/07/18 23:54:02)

  • sakutaro :
    平川さん

    あなたが、この作品で

    >音楽を描こうとした意図は無い
    ...全文を表示  ('06/07/19 01:07:30)

  • 平川綾真智 :
    批評ありがとうございます。

    >イントロのカタカナ表記はメール
    >PHSに閉じ込めています。

    ...全文を表示  ('06/07/19 01:41:27)

  • Shohei Haraguchi :
     ストーリーテリング的な構成や流れがよく練られているなあと思いました。
     
     試みに、以下のように散文調にリライトしてみます。
     
    ---------------------------------------------------
    ...全文を表示  ('06/07/21 21:56:56)

  • Shohei Haraguchi :
     もうひとつ付け加えておくならば、回想としての語りの部分に出てくる動詞がすべて現在形になっていることに注目すべきです。本来なら回想、過去でしかないものが、いまなまなましく現在形で生きなおされている。過ぎ去った記憶が「いま・ここ」で進行しているような時間を、「私」は生きている。  ('06/07/21 22:02:47 *1)

  • 平川綾真智 :
    Shohei Haraguchiさん、
    ありがとうございます。

    息遣いに気付いてくださりとても嬉しいです。
    ここまで読み込んでいただけるとこの作品も嬉しいでしょうね。
    ...全文を表示  ('06/07/22 11:29:58)

  • ディドラ :
    こんにちは、平川綾真智さん、発起人の方々初めまして。
    未熟者がここに文章を書くのは許されない事だと想うのですが
    平川綾真智さんに、批評していいよ、と言われたので書かせていただきます。 僕は難しい詩の用語は分からないのですが;なにせ詩を始めて2カ月にも満たないので;;この詩は、とても想像力を掻き立てさせられ、情景が脳裏に浮かんで来ました。句読点は間や空気感を描いていたんですね!すごいです。尊敬します。出来れば詩の用語などなど、教えていただけたら嬉しいのですが…出来ればお願いします!  ('06/08/08 13:54:39)

  • 平川綾真智 :
    ディドラさん、ありがとうございます。

    みんなの歌詞でもお世話になりました。
    句読点はどのように読まれても結構ですよ。
    ありがとうございます。
    ...全文を表示  ('06/08/10 16:19:00)

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∧ ∨ 14 : ラヴァーズ  榊蔡 '06/06/24 21:43:05  [URL]

風が鳴って
遠い地に落ちた影が
手に
手を
差し伸べると
触れたときの感触が
この手にある

「半音だけ」

胸にあるものを植えるのか
風にかえすのかを迷うときに
見ていたものを追いぬいてゆく波形のながれ
メロディーが無数のつばめとなり
ひたいに一言を置き去る者と交わるとき
視力をなくした者と
言い方をおぼえた者とが手をつなぎ
触れあった温もりが弦楽になるのを
月齢がみちるのを
待つように
懐かしむ

きっとだれもが
水をやることに惜しみなくて
海はおおきく
ちいさな鍵をどこまでも隠しながら
裁かない者のありていをまもり
水をつぐことを
沈黙であるからこそ
意味づける

「ユートピアへと、赴くために」

花になるものを植えた人に会う
花が咲いたならそれだけでよくて
地脈はとてもやさしくて
わたしとわたしの配列だけが
いつも決まって
難しい

野花をつむ衝動を称える

なにかを心なく

殺せるように

花をつんだ子が

花のように

笑えるように

天をその波形がながれ
地にはヌーやシマウマの群れ
手のひらのうえに浮かぶちいさな雫が
温もってこの地球になるように

いつまでもわたしたちの手のひらで
正確に結晶するように

愛の背負った残酷さが
あなたをまるで虫けらのように
殺せるように

>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20060624_150_14p

  • 平川綾真智 :
    拝読させていただきました。

    さて、発起人バトル、後輩が先輩の詩に噛み付くことをおそらく誰もが望んでいることでしょう。
    基本的にこの詩は好きですが、今回はそれはまあ、当然とした上で。

    ...全文を表示  ('06/06/28 00:50:12)

  • 榊蔡 :
    どうも平川さん。レスレス遅れて申し訳ないです。
    ここはなんというかこういうトコなんで、
    先輩後輩とかはどうでもいいですぜ。
    というか、たぶんアスキー活字どちらに対しても、
    私が発起のなかではいちばん知名度低いし。
    ...全文を表示  ('06/07/10 21:05:16)

  • 平川綾真智 :
    ありがとうございます。

    自分にはかなり無い視点ですし、榊さんの小説ともまた違う世界、
    多くのものを受け止めさせてくださりありがとうございました。

    ...全文を表示  ('06/07/10 22:16:19)

  • Toat :
    初めまして。

    視覚性というのか、内部の情景の物理的描写が鮮やかでした。そしてその視覚性のなかで、「半音だけ」の直後の連の「弦楽」という言葉の聴覚的イメージが非常に鮮烈に響きました。その弦楽器の音が、作品の雰囲気を、ただの透明感や清廉さ以上の躍動感・重層性の方向へ引っ張っているように感じます。

    気になったところも挙げますが、
    ...全文を表示  ('06/08/02 22:05:26)

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∧ ∨ 5 : 蛍  ダーザイン '04/12/29 22:28:01  [Mail] [URL]

海岸草原のみどり
はまなすの赤
萌たつ草の焔の中に
風露草のうすもも色

原生花園をぬけると
落ちていくように
空がりょううでを広げて
濃紺の海がひろがっている

道東の海は冷たくて
泳ぐ人は誰もいない

でも今日は暖かなひざし
透明なひかりがせかいを照らし
やさしい風がふいている

波打ち際には丸くて平らな石
灰色に濡れた線が
海と砂浜の間を地平線までうねっている

靴を脱ぎ捨てた彼女が
波打ち際で
水とたわむれる

打ち寄せては返る
巨大な鉛色のかたまりも
彼女の足もとにくると
やさしい静かな泡になる

カモメ
カモメ
ときどき凧のように静止して
ぼくらも時間をとめたように
肩をならべて座りこむ

海の轟きと
ひかりが
ぼくらをみたす

波打ち際に転がる大きな流木を指さして
彼女がたずねる

 あれどこからくるのかしら

 さあどこからくるのだろう

彼女のひざに顔をうずめる
やわらかくて
あたたかくて
目を閉じると
海の轟きと
彼女のぬくもりの中に
ぼくは
ぼくはすみやかに消える

 ねえ鯨こないかなあ

 さあどうかしら
 ねえ海近づいてきているみたいよ

潮が満ちて
灰色の線が
波打ち際の泡が
ぼくらのほうに近づいてきていた

彼女が集めた色とりどりの小石が
星座のように灯ると夜になった

風が冷たくなって
彼女は胸の前で掌をにぎりしめ
ふるえている
ちいさないのちのおもさで
ふるえている

彼女の肩を抱いて
その掌の中に
ぼくの手も握りしめられて
ぼくらはじっとふるえていた

星座がぎらぎらと輝いて
聖像画のようにぼくらを照らしだした
海の轟きの向こうに
あべまりあ
きしきしと星のきしむ音が聞こえる

 ねえ蛍とんでいるわ

ふりかえると
原生花園に
何万もの蛍の群れが
ひかりの標のように点灯しており
海風にのって
いっせいに空へと舞上がった

天上の星々と
蛍の群れと
ひかりの雲の中にくるまれて
握りしめていたぼくらの手を
彼女がそっと開く
すると
ぼくらの掌の中からも
無数の蛍が
金色のひかりを放って
舞い出てきた

ひかりを浴びて
彼女の顔も
黄金色に映える

 ねえ蛍とんでいるわ


# キ印が最悪に不評だったので最新作を貼ってみるよ。でもこれ書いたの7月。
  文章を書く脳が、完全にどこかに行ってしまった(;´Д`)ンムハァ

>> permanent URI: http://bungoku.jp/pbbs/20041229_029_5p

  • たもつ :
    ああ、俺はこれ駄目だ。
    長々と状況のご説明、お疲れ様です、って感じ。
    文章も人をひきつける魅力に乏しい。  ('04/12/30 16:36:15)

  • 榊蔡 :
    例えば、
    これが映像表現であったとしても、
    昼時から夜陰までを一つのカメラで映しっぱなしにした作品なら
    とても退屈すると思う。

    ...全文を表示  ('05/01/02 15:45:52)

  • コントラ :
    こんにちは

    シンプルな文体で陰がなくて、きれいなカラー印刷のような詩だと思います。でもそれが薄っぺらさになっているのではなくて、日陰のない風景(北海道の原野とかアメリカ大陸の荒野はそうだと思いますが)を構成している。僕はアイヌや、アメリカ先住民の織物の幾何学っぽい抽象パターンと原色の色彩が好きなんですが、それに近い印象です。ダーザインさんは北海道が好きで移住されたのでしょうか?(ちがったらすみません)  ('05/12/16 19:14:14)

  • 鷲頭 :
    語彙が豊富なのは分りました。どこぞやで、描写、描写
    と口をすっぱくしているようですが、なるほど、この作品
    も描写ばっかで、ストーリーがおざなりになっているよう
    に思います。はっきりいうと面白くない。
    男と女が描けていない。まるで妄想の中で恋をしているよう
    ...全文を表示  ('06/01/16 10:23:41)

  • ダーザイン :
    >コントラさん
    生まれつきの北海道民です。場所は道東の晩成という所です。私も広大な原野は大好きですが、住んでいるところは大都会の札幌圏内です。でもちょっと車を飛ばせば地平線が見える雪野原ですよ。北国に住んでいると沖縄とかにあこがれるのですがね、でも、北海道の原野はやっぱり好きです。
    >鷲頭さん
    私は写実描写のできない人は断じて認めません。それは絵画で言えばデッサン力です。でも、鷲頭さんが仰ることは自覚しています。この作品は若干冗漫です。
    ちなみにこの詩はエンディングの蛍が飛ぶシーン以外は全て実話です。彼女と過ごしたとある一日の描写です。名誉のために言っておかねばならないが、俺は女に不自由してはおりません。女に御不自由している人には申し訳ない話ですが、中出ししまくっています。四季ユートピアノでネタ話をしているanimeとかフィギュアとかメイド喫茶とかの話は、現実とはまるで違うものです。文学徒たるもの、現代文化の突端である萌えにも精通しているべきだと思うのです(´ー`)y-~~ニヤニヤ  ('06/01/18 00:22:16)

  • DARKZONE :
    はじめまして。
    一旦消去したのですが、それも無責任な気がして、やはり言わせていただくことにしました。
    「空無通信」で興味がわいたのでこちらも読ませていただいたのですが。。。「糞みたいなポエム」と聞いてまっさきに連想するのがこういう詩です。

    冒頭から歌謡曲みたいで凡庸すぎる印象です。
    ...全文を表示  ('06/01/24 10:17:43 *1)

  • 理来 :
    えと、こちらでは初めまして。
    では、さっそく書かせていただくのです。

    ……で、僕も文そのものはあまり面白くないと思いました。
    こういった日常の風景は、好みではあるのですが。
    ...全文を表示  ('06/01/28 16:10:04 *2)

  • コントラ :
    ふたたび読んでみる.
    もうすこし詳しく

    細部まで画像補正されたカラー刷りのポスター。
    この作品に通底するのは、直線や円形などの幾何学抽象への志向ではないかという気がする。
    ...全文を表示  ('06/01/28 19:11:45 *1)

  • みつとみ :
    感想をひとつ。

    力強いポエム、あるいは気色悪い詩だ。これが「愛」の姿なら、わたしはべつに「愛」などほしくはない。

    もっと詩の全体を短くして、ひきしめ、甘ったるさを削ってほしい。これを書いた作者を「拝め」などと言われても、正直に言う。この程度の作品で天才を気取られても、ウザイ。あるいは、とっとと、アニメ界に戻るように。
    ...全文を表示  ('06/02/01 22:15:10)

  • ミドリ :
    彼女とぼくの内面が、微妙な距離感で触れ合う詩の描写に、背中がゾクゾクしたよ。
    ただ5連目までの、読者を詩の世界へ誘う描写が弱い。この道東の風景があり、ぼくが「どうしてか」ここに居て、そして彼女が居るんだ。
    この詩の量感を、この5連目までの舞台設定の描写の中で、この物語全体を包み込んでしまえないかな。そう思った。そしてそこが弱点な気がする。
    そっから以降の詩才は。まさにこれは天災、ちゃう!「天才」ですわ。笑 
    泣けましたよ。野郎のポエムを読んで泣いたのは、これが初めて。参りました。m(_)m笑
    ...全文を表示  ('06/02/04 11:22:50)

  • 榊蔡 :
    うーん。
    やっぱり今読んでも、一編の詩としては、
    一年以上前に読んだ自分の意見に著しく萌え、じゃなくて著しく同意です。

    やっぱこれは、ここにこのまま貼ったら恰好の標的でしょ。
    ...全文を表示  ('06/02/07 21:20:33)

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