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作品 - 20200731_892_12026p

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底抜けの、底抜けに、

  黒羽 黎斗

虹の端から人の甘い言葉は羅列されていく様を飄々と眺める取り巻きの大気は未曾有の永遠というものから切り離されるように輝き始める。
(そうして落下がただの停滞になる点を複数認めることになるのだから13歳の夏へと飛躍する自転車の上での思考というものは止まって見える)
一掃された時間の間にある喜劇的な哀愁の分離は自殺にも似た象徴として理解され続けカラビナに救われる少年少女が身の内に飼う真っ青なオオカミたちと競合するかのように貿易風のように宛もない安定の先を見据えて走り出す。
(空になったことがあるのは目の奥の血流が偽物の絵画たちに証明するからその眼球も視神経も必要であり一冊の本を読み終わる瞬間が訪れないように感じるのは証明が行われているからだ)
夕立が止んだ瞬間に明朗に読み上げる
「                   」
だから秘密は宙に浮く

文学極道

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