きみがひらいてくれる
窓の
数センチうしろ
網戸に
あいている穴の縁
さわると
ぱら、ぱら、くずれて
はるはすべてを
平面化してしまう
まだ葉がない
大きな木のまわりに
名残るふゆへ
まじるみじかい繊維、
夕日に照らされた窓が
いちばん
まぶしい場所をさがした
かくれて。にかいめの
はる
ぼくたち、すこしずつ
快復してしまうね
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選出作品
作品 - 20190312_205_11115p
- [佳] screen - 完備 (2019-03)
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完備