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作品 - 20181107_192_10881p

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あらかじめ、喪われた《角》へ。

  なゆた創


(非―在)の、あわいに
《角》が、覗く/
振り、返る。/いない、初めから、
私達は、喪われた亡き妻を乞う
((シ))
人、なので、カタチを捧げるたび貴女
からは遠ざかってゆくのです限りなく
研ぎ澄まされてゆく指先の、先、に、
最果ての凍土が、あつく、
(((ふ)))
れる」――遠く、声が響く。
懐かしい、(でも、一度だって聞いたことのない、
貴女の。
。欠け落ちた、カタチの
あわいを、埋めるように、
ふと、(非―在)の息がしている。
それは、(((青)))く、て。
そっと、耳を、預けてみる。

   。

(((青)))、の、





。     (((ふ、。
    。     狂れる)))
階 )きざはし。)の、端、へ
か)駆)掛)欠)ける、爪先
の、先へ、舳先、へ、。
。こ、此処が、水域。
です。裂け/
    /《目》が、あります。
(((圧((シ))域)))の、
め目ま眩いです))。

   。

(((ふ)))れる、(非―
在)の、貴女の、
愛おしい、《角》に、
。零れ、落ちて、しまう。
から、
((シ))の、階―きざはし―
に、あやうく、私は、
また、振り返る/
      /誰も、いない。

文学極道

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