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作品 - 20181012_499_10813p

* 著作権は各著者に帰属します。無断転載禁止。


つまらない愛だよ。(大きく書き直しました)

  いけだうし

崩れかけランプを乗せた新幹線が、反対側の「−−ホームから発車します」

車窓から覗く崩れかけランプは、いつもどおり、横目で太陽を見ている。あれは満ちることのない月、だから
僕は君を抱くのに、崩れかけランプは、満月に憧れていたのだろうか? 僕にはわからなかった。いや、僕に抱かれたくなかったんだと思う。
ひとさし指の絆創膏は、崩れかけランプを修理したいなんていう、
傲慢、
傲慢、
傲慢だった。

そう、崩れかけランプは傲慢だと僕を笑ったのだ。

僕は足元に転がった満月を蹴ろうと思う。綺麗に下がっていくだろう。
いつも通りが辛いねと、崩れかけランプのオイルが溢れる。僕に見せた精一杯の情けを僕は抱いて、そしたら僕の心も欠けて、僕はそこから涙を流して、頭上の欠けた、月を見て、愛おしくて僕はまた涙を流す。
崩れかけランプは見えなくなった。崩れかけランプは完璧な太陽を横目で見ていた。崩れかけランプは、太陽を愛して、満月に憧れていたのだろう。
届きそうにないのに、届きそうにないから届かせたい。
傲慢だった。
傲慢、
傲慢、

傲慢だった、それは



(書き直す前)
崩れかけランプを乗せた新幹線が、反対側のホームから発車します」
車窓から覗く崩れかけランプは、横目で太陽を見ている。あれは満ちることのない月、それこそ美しいのに
指の絆創膏は、陽光に刺された崩れかけランプを修理したいなんていう、傲慢、傲慢だった。
僕は足元に転がった満月を蹴ろうと思う。綺麗に下がっていくだろう。
もしかすると崩れかけランプは、満月に憧れていたのだろうか?

文学極道

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