嘘みたいな3月の青空があって、
嘘みたいにたくさんの人が詩んだのに、
相も変わらず、
オワコンネットポエムで、
詩がどうとか、
芸術がどうとか、
もう辞めるとかどうとか喚いてる君。
そんなに詩を書くことが大事なら、
君の信じる詩の中で、
白目を剥いて詩ねばいい。
誰にも届きやしないんだ、
そんな言葉じゃ。
寝言の中で、
月を見たり、花を見たり、
クスリ、と笑ってみたりして、
詩が書けたつもりになってるだけさ。
嘘だと思うなら、今夜、
春爛漫、
君の咲かせた満開の詩の中で、
身震いしながら散るといい。
詩がどうとか言いながら、
今まで君が見殺詩にしてきた、
たくさんの人、
たくさんの言葉、
咲き乱れるはずだったその、
花びらの一枚一枚、
生き様が詩になるんだよ、
あの日あの時、
口をつぐんで言葉を捨てた、
愛すべきすべてのクズポエマーたちよ、
覚えておくがいい、
4月になっても嘘みたいな青空、
比喩でなく、
僕らはいつか言葉に復讐される。
人生は詩だから、
ただ生きろ、
愛も変わらず、
そこに在る。
「あ、ヌンチャクくん、
また目ぇ開けたまま寝てる……。」
最新情報
選出作品
作品 - 20160407_761_8744p
- [佳] 【祝エンタメ賞受賞!NCM参加作品】君はポエム。 - ヌンチャク (2016-04)
* 著作権は各著者に帰属します。無断転載禁止。
【祝エンタメ賞受賞!NCM参加作品】君はポエム。
ヌンチャク