夕方、
夏に、
早く、も、
蚊帳を被せ、
手で、鳴らすのは、
うちわで、
ふゆ、ふゆ、ふゆ、
と、三度口にしては、
赦し、だよ、
と、毛糸を、施す、
振る舞いが、
とても、ゆっくりだ、
と、ふゆだから、
なつだから、と、
話し合っては、
だんろに、手を伸ばし、
また、伸ばされた、
尻尾で、結ばれる、
季節が来た、と、
たわいもない会話をする、
アルビノノート、
深い、白は、
浅くて、浅い、白は、
まるで、雪のようだ、
朝早く、駆け抜けていく、
神の、子供達が、
幼い、マレビトだ、
まだ、幼いぞ、
と、鬼の面をかぶって、
赤い、
赤く、充血するのではなくて、
白く、充血したまま、
の、手と足で、
浅い、雪、
深く、足を入れて、
ねじまがった、
優しさ、
と、奇形だ、
奇形、だ、
と、扉をたたく、
声が、
ボタボタと、
屋根から落ちて、
そして、
ポタポタ、
なみだ、を、
雪に、添える、
悲しいことばかり、
しか、書けない、
言葉は、また、
うれしいことばかり、
しか、書けない、
ことばは、
滅んでいくばかりで、
だれも、書けないような、
言葉で、駆け抜けていくような、
私の、貴方の、
言葉だけが、
書かれることで、ねじ曲がる、
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作品 - 20141114_691_7748p
- [佳] 技術 - にゅーおーだー (2014-11)
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にゅーおーだー