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作品 - 20110512_926_5212p

  • [佳]   - 南 悠一  (2011-05)

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  南 悠一

魚は、青かった、
とめどなく、
どこかに消えていった、矛先が
盾に重なって、
鱗ができた、
私はその衣で、
とめどなく、
青かった、

歯止めのかからない、青さに、
私、私、
もう、しにたい、さけたい、
死に、咲け、
鯛、鯛、
止まらない連句、
もう、しにたいなんていわないで、
さけておくれ、転じて、
遅れ咲け、

桜の真っ直中、
青かった、私は青かった、
青いということが、
裂けて、内臓が飛び出した、
続けて、死にかけた、魚が、
跳ね回る、祝宴の鯛、
おまえは、やりたい放題、

桜吹雪に虚ろな瞳、
青かった私は死んだ、
肋骨を食い破って、
鯛が肺にかじりつく、
呼吸が、止まらんよ、
止まらんから、
苦しいのさ、
尽きるまで、その衣で、
私の顔を覆え、

文学極道

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