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作品 - 20110301_739_5045p

* 著作権は各著者に帰属します。無断転載禁止。


東條英機。

  田中宏輔




      歴史教育にこそ、決して枯れることのない泉がある。それはとりわけ
     忘却の時代において、無言の警告者として刹那的な栄華を超越し、つね
     に過去を思いだすことによって、新しい未来をささやくのである。    
          (アドルフ・ヒトラー『わが闘争』I・第一章、平野一郎訳)


規則I
 自然の事物の原因としては、それらの諸現象を真にかつ十分に
説明するもの以外のものを認めるべきではない。
(ニュートン『プリンシピア』第III編・世界大系・哲学における推理の規則、中野猿人訳)


大がかりの見せしめを目的とする罰は、常になんらかの不正を伴う/国家を破滅させた
罰として/首をくくられ/吊り下げられる/気の毒な将軍/彼は/自分の
利益のために人殺しをするのではなく/偉大なる祖国のために
/祖国愛から/殺す/根っからの軍人だった。                                          *01

もう/処刑はすんだか?                                                   *02

戦争のかつての主役であり/現に今もそうである/人間の身体が/ハンカチで
/顔を/覆(おお)われ/絞首台の上に/横たわっていた。                                    *03

死んでいるのかい?                                                     *04

彼は/ハンカチをとって/自分自身の/顔を/見た。                                       *05

牢を出ると/森がある/森へ入っていく道がある/この森は/彼の故郷だった
/海の上に傾いたこの鬱蒼(うつそう)とした森/彼は/この森を愛していた。                            *06

やがて/森に入ってしばらく行った斜面で足を停め/木々のあいだから
海が見られるような向きをとった。                                               *07

もし、時間というものが静止してしまったら?/陽が沈むことがあっては
ならない/太陽の下では一日のうちにすべてが変るのだ
/彼はそう言って、引鉄(ひきがね)を引いた。                                          *08



規則II
 ゆえに、同じ自然の結果に対しては、できるだけ同じ原因を
あてがわなければならない。
(ニュートン『プリンシピア』第III編・世界大系・哲学における推理の規則、中野猿人訳)


どうして森なんかに行ったの?                                                 *09

苺を取りに。                                                         *10

ほんとう?                                                          *11

彼は/ハンカチに/つつまれた/野いちごを/目の前につきだした。                                *12

どこで見つけたの?                                                      *13

すこし森を歩いてみない?                                                   *14

あたし、ここにいてもいい?                                                  *15

森はきれいだよ/そのうえ/苺の茂みがある/見事な苺がなっている。                               *16

ふと眼の隅に白いものが動くのを見て、彼はそちらに視線をむけた。                                 *17

それ/何を隠してるんだ?                                                    *18

わたしの好きな遊び、何だか知ってる?                                              *19

「可愛い兵隊(カリグラ)」                                                   *20

知らぬ間に/靴のひもがとけたわ。                                                *21

肩ひとつしゃくってみせると/彼は/ひざをついて
靴ひもを結んでやった。                                                      *22

靴はいらないのよ。                                                       *23

彼は/山と/積もった/靴の山に/靴を投げつけた。                                        *24

木端微塵/地雷が/爆発した。                                                  *25

森の周りに/地雷がある/地雷が仕掛けられている/それが森の境界だった。                             *26

足が、腕が、頭が/ちぎれてあたりに飛びちった。                                          *27

枝々に/血のしたたる/ちぎれた皮膚が/ぶら下がっていた。                                    *28



規則III
 物体の諸性質のうち、増強されることも軽減されることも許されず、また
われわれの実験の範囲内ですべての物体に属することが知られるようなもの
は、ありとあらゆる物体の普遍的な性質と見なされるべきである。
(ニュートン『プリンシピア』第III編・世界大系・哲学における推理の規則、中野猿人訳)


戦争について語ることの外に/いったい、何が残されているのだろう?/聞くがいい
/わたしの言葉を心して聞くのだ/忘れてもらいたくない。                                    *29

第二次大戦なんて関係ないわ/過去の物語にすぎないわ/戦争は終ったのよ。                            *30

お前は知っているかい?/いま/おまえの祖国に/どんな人たちが生きているかを/
市民達は、政治的無関心と快楽とに取り憑かれており/間もなく/祖国を/
滅ぼしてしまうだろう/平和がこの頃ほど、長く続いていたことは
かつてない/平和が悲惨であるぐらいなら、戦争と代った
ほうがましだ/だれにしろ/平和より戦争を
えらぶ/と将軍はいった。                                                   *31

そろそろ/紙の上に/樹々の密生する現実の森そのものを含ませよう。                                *32

なんと申す森だ、これは?                                                    *33

カチン。                                                           *34

カティン Katyn は、現ベラルーシのスモレンスク近郊のドニエプル河畔にある
森/長さ八メートル、横一六メートルの一二層からなる穴に約三〇〇〇
人のポーランド軍将校の死体が横たわっていた/全員、正規軍装を
着用し、手を縛られ、首の後ろ側に銃で撃たれた跡があった。                                   *35



規則IV
 実験哲学にあっては、諸現象から一般的な帰納によって推論された命題
は、たとえどのような反対の仮説が考えられようとも、それらがよりいっ
そう正確なものとされるか、あるいは除外されなければならないような他
の現象が起こるまでは、真実なもの、あるいは真実にきわめて近いものと
みなさなければならない。
(ニュートン『プリンシピア』第III編・世界大系・哲学における推理の規則、中野猿人訳)


心は祖国愛にみち、口唇には歌をくちずさみながら/からだをまっすぐに伸ばして、
胸を張って/首くくりの吊し縄の方へと足を運んで/行き/行く/と
/ふと/ふり仰ぐと/何か/光っている/ように見えた。                                       *36

太陽は右手に/左手は海になっている。                                               *37

ハンカチが/光ったのだ。                                                     *38

それは太陽のせいだ/太陽は一切の白い物を容赦(ようしや)はしない。                                 *39

頭上にあった/黄金の手巾を/見て
/彼は自分自身に言った。                                                     *40

この手巾を一番多く所有する者が、最大の勇者と判定される/しかし/結局、
それはわたしの手のなかにあったものではなかったのだ。
わたしの手には何もなかったのだ/と。                                               *41

とはいうものの/定めとあれば、死ぬほかはない/祖先の多くの人たちと同じ
ように/偉大なる祖国のために/私は死んで太陽に捧げられねばならない
/そうだ/帝国のためには、いつでも死ぬ覚悟があった/いつでも。                                  *42

おお/祖国のために死ぬことの幸福さよ!                                              *43

太陽は沈み、また昇るのだろうか?                                                 *44

黄金(こがね)色(いろ)なす/雲を/見はるかしながら/彼はそう/言った。                               *45

将軍の言葉に/森が/緑の枝を/靡(なび)かせる。                                          *46

樹の枝に/ひっかかっている/一枚の/ハンカチが/
海の方へと/ひらひら/飛んで行きました。                                             *47

留(とど)まれ/お前はいかにも美しい。                                                *48

数秒のあいだ/ハンカチが/宙に静止した。                                              *49

きれいじゃない?/ほんとうにそう思う?/きれいでしょう?
/そう?/そうじゃなくて?                                                     *50

バスというバスが/一時間前に発車していた。                                             *51

しかし/彼は/待っていた。                                                     *52

もう一度同じ場所に戻ってくるという確信があったからだ。                                       *53

コーヒー飲む?/別のところで/コーヒーを
もう一杯いかが?                                                          *54

泣いているの?                                                           *55

すべてのものは海から来たんだ。                                                   *56

そうとも/そうだった。                                                      *57

おお海よ/海よ、おまえはどうして逃げるのか。                                            *58

わたしは海であるのか/わたしは海であるのか/わたしは海であるのか。                                 *59

来ないのもよい。バスも……。                                                    *60

あるいはまた……                                                          *61











 References

*01:タキトゥス『年代記』第十四巻・44節、国原吉之助訳/タキトゥス『年代記』第十五巻・51節、国原吉之助訳/アイザック・ディネーセン『復讐には天使の優しさを』第二部・2、横山貞子訳/トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』高橋義孝訳/サバト『英雄たちと墓』第IV部・5、安藤哲行訳/D・H・ロレンス『完訳チャタレイ夫人の恋人』第十章、伊藤整訳・伊藤礼補訳/ヘッセ『別な星の奇妙なたより』高橋健二訳/サバト『英雄たちと墓』第IV部・5、安藤哲行訳/タキトゥス『年代記』第十五巻・49節、国原吉之助訳/スタッズ・ターケル『「よい戦争」』1・ロージー・銃後の勤労戦士、渡辺和枝訳/ヨーゼフ・ロート『果てしなき逃走』第十三章、平田達治訳。*02:ヘッセ『アウグスツス』高橋健二訳/シェイクスピア『マクベス』第一幕・第四場、福田恆存訳。*03:シェイクスピア『ハムレット』第一幕・第一場、大山俊一訳/シェイクスピア『ハムレット』第一幕・第一場、大山俊一訳/ダス『「ノールランのらっぱ」から』林穰二訳/D・H・ロレンス『指ぬき』小野寺健訳/プラトーノフ『粘土砂漠』9、原卓也訳/トーマス・マン『ヴェニスに死す』高橋義孝訳/クワジーモド『現代人』井出正隆訳/エーヴ・キュリー『キュリー夫人伝』第一部・二、川口篤・河盛好蔵・杉捷夫・本田喜代治訳。*04:D・H・ロレンス『指ぬき』小野寺健訳。*05:ソルジェニーツィン『イワン・デニーソヴィチの一日』木村浩訳/シェイクスピア『ハムレット』第五幕・第二場、大山俊一訳/ラドヤード・キップリング『船路の果て』小野寺健訳/カトリーヌ・アルレー『わらの女』I、安堂信也訳/カトリーヌ・アルレー『わらの女』I、安堂信也訳。*06:カトリーヌ・アルレー『わらの女』II、安堂信也訳/アーシュラ・K・ル・グイン『始まりの場所』4、小尾芙佐訳/アーシュラ・K・ル・グイン『始まりの場所』4、小尾芙佐訳/シェイクスピア『マクベス』第五幕・第四場、福田恆存訳/アーシュラ・K・ル・グイン『始まりの場所』1、小尾芙佐訳/コレット『青い麦』一、堀口大學訳/トーマス・マン『ヴェニスに死す』高橋義孝訳/D・H・ロレンス『完訳チャタレイ夫人の恋人』第五章、伊藤整訳・伊藤礼補訳。*07:D・H・ロレンス『完訳チャタレイ夫人の恋人』第八章、伊藤整訳・伊藤礼補訳/アイザック・ディネーセン『復讐には天使の優しさを』第三部・13、横山貞子訳。*08:トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』高橋義孝訳/ロバート・ネイサン『ジェニーの肖像』6、井上一夫訳/ヨベル書二一・一〇/ミュッセ『戯れに恋はすまじ』第一幕・第四景、進藤誠一訳/クライヴ・バーカー『不滅の愛』第五章・V、山本光伸訳。*09:アーシュラ・K・ル・グイン『始まりの場所』5、小尾芙佐訳。*10:シェイクスピア『リチャード三世』第三幕・第四場、福田恆存訳、句点加筆。*11:イェジイ・アンジェイェフスキ『灰とダイヤモンド』第七章、川上洸訳。*12:D・H・ロレンス『死んだ男』I、幾野宏訳/メリメ『ドン・ファン異聞』杉捷夫訳/ルソー『告白』第十一巻、桑原武夫訳/アイザック・ディネーセン『復讐には天使の優しさを』第二部・8、横山貞子訳/ジャック・フィニイ『悪の魔力』福島正実訳。*13:ミュッセ『戯れに恋はすまじ』第四幕・第六景、進藤誠一訳。*14:D・H・ロレンス『息子と恋人』第二部・第九章、小野寺健訳。*15:エーヴ・キュリー『キュリー夫人伝』第一部・一、川口篤・河盛好蔵・杉捷夫・本田喜代治訳。*16:D・H・ロレンス『息子と恋人』第二部・第七章、小野寺健訳/G・マクドナルド『リリス』18、死か生か?、荒俣宏訳/ヘッセ『車輪の下に』第二章、秋山六郎兵衛訳/シェイクスピア『リチャード三世』第三幕・第四場、福田恆存訳。*17:小松左京『旅する女』6.*18:D・H・ロレンス『春の陰翳』三、岩倉具栄訳/クライヴ・バーカー『不滅の愛』第一章・I、山本光伸訳。*19:ロバート・ネイサン『ジェニーの肖像』12、井上一夫訳。*20:タキトゥス『年代記』第一巻・41節、国原吉之助訳.*21:トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』高橋義孝訳/ロバート・ネイサン『ジェニーの肖像』4、井上一夫訳。*22:ジャック・フィニイ『大胆不敵な気球乗り』福島正実訳/D・H・ロレンス『死んだ男』I、幾野宏訳/ロバート・ネイサン『ジェニーの肖像』4、井上一夫訳。*23:プラトーノフ『ジャン』2、原卓也訳。*24:D・H・ロレンス『完訳チャタレイ夫人の恋人』第一章、伊藤整訳・伊藤礼補訳/ウィーダ『フランダースの犬』1、村岡花子訳/コクトー『怖るべき子供たち』一、東郷青児訳/ソルジェニーツィン『イワン・デニーソヴィチの一日』木村浩訳/ソルジェニーツィン『イワン・デニーソヴィチの一日』木村浩訳。*25:レーモン・クノー『地下鉄のザジ』3、生田耕作訳/スタッズ・ターケル『「よい戦争」』2・爆撃者と被爆者・空襲のなかの暮らし、本田典子訳/沢村貞子『貝のうた』戦争がはじまる。*26:ヘロドトス『歴史』巻六・八〇節、松平千秋訳/ティム・オブライエン『僕が戦場で死んだら』18、中野圭二訳/カトリーヌ・アルレー『わらの女』II、安堂信也訳/アーシュラ・K・ル・グイン『始まりの場所』1、小尾芙佐訳。*27:シェイクスピア『ヘンリー五世』第四幕・第一場、大山俊一訳/沢村貞子『貝のうた』戦争がはじまる。*28:メレジュコーフスキー『ソレント』草鹿外吉訳/サマセット・モーム『物もらい』瀧口直太郎訳/ティム・オブライエン『僕が戦場で死んだら』8、中野圭二訳/ヨーゼフ・ロート『果てしなき逃走』第二章、平田達治訳。*29:ヴィーレック『カルタゴよ、さらば』児玉惇訳/ヴィーレック『カルタゴよ、さらば』児玉惇訳/アイスキュロス『縛られたプロメーテウス』呉茂一訳/ホメーロス『オデュッセイア』第一巻、高津春繁訳/カトリーヌ・アルレー『わらの女』I、安堂信也訳。*30:スタッズ・ターケル『「よい戦争」』記念碑、中山容訳/スタッズ・ターケル『「よい戦争」』記念碑、中山容訳/カポーティ『叶えられた祈り』川本三郎訳。*31:ミュッセ『戯れに恋はすまじ』第三幕・第三景、進藤誠一訳/エーヴ・キュリー『キュリー夫人伝』第二部・一、川口篤・河盛好蔵・杉捷夫・本田喜代治訳/アフマートワ『平和のうた』江川卓訳/アフマートワ『平和のうた』江川卓訳/プルタルコス『アギスとクレオメネス』クレオメネス・二三(二)、岩田拓郎訳/クライヴ・バーカー『不滅の愛』第四章・II、山本光伸訳/ホメ―ロス『イーリアス』第十二巻、呉茂一訳/D・H・ロレンス『完訳チャタレイ夫人の恋人』第十章、伊藤整訳・伊藤礼補訳/タキトゥス『年代記』第十五巻・46節、国原吉之助訳/タキトゥス『年代記』第三巻・44節、国原吉之助訳/T・H・ガスター『世界最古の物語』バビロニアの物語・神々の戦争、矢島文夫訳/ヘロドトス『歴史』巻一・八七節、松平千秋訳/サスーン『将軍』 成田成寿訳、句点加筆。*32:コレット『青い麦』一、堀口大學訳/マラルメ『詩の危機』南條彰宏訳/モーリス・ブランショ『文学空間』II、粟津則雄訳。*33:シェイクスピア『ヘンリー四世』第二部・第四幕・第一場、中野好夫訳。*34:スタッズ・ターケル『「よい戦争」』4・罪と罰・ポート・シカゴの大爆発、唐沢幸恵訳。*35:平凡社『東欧を知る事典』カティン事件/岩波ブックレット『シリーズ東欧現代史1・カチンの森とワルシャワ蜂起』渡辺克義/岩波ブックレット『シリーズ東欧現代史1・カチンの森とワルシャワ蜂起』渡辺克義。*36:アドルフ・ヒトラー『わが闘争』I・第七章、平野一郎訳/トーマス・マン『ヴェニスに死す』高橋義孝訳/プルタルコス『アギスとクレオメネス』アギス・二〇、岩田拓郎訳/ジャック・フィニイ『ゲイルズバーグの春を愛す』福島正実訳/ランボー『飾画』ある理性に、小林秀雄訳/ガルシン『あかい花』二、神西清訳/メリメ『ヴィーナスの殺人』杉捷夫訳/原民喜『永遠のみどり』/D・H・ロレンス『完訳チャタレイ夫人の恋人』第五章、伊藤整訳・伊藤礼補訳/ティム・オブライエン『僕が戦場で死んだら』16、中野圭二訳/ラーゲルクヴィスト『バラバ』尾崎義訳。*37:ヘロドトス『歴史』巻四・四二節、松平千秋訳/小松左京『旅する女』1。*38:メリメ『ドン・ファン異聞』杉捷夫訳/カポーティ『感謝祭のお客』川本三郎訳。*39:カミュ『異邦人』第一部・4、窪田啓作訳/ゲーテ『ファウスト』第一部、相良守峯訳。*40:アーシュラ・K・ル・グイン『始まりの場所』1、小尾芙佐訳/ヘロドトス『歴史』巻二・一二二節、松平千秋訳/ゴールディング『ピンチャー・マーティン』11、井出弘之訳/D・H・ロレンス『死んだ男』II、幾野宏訳。*41:ヘロドトス『歴史』巻四・六四節、松平千秋訳/ヘミングウェイ『暗黒の十字路』井上謙治訳/ロバート・ネイサン『ジェニーの肖像』8、井上一夫訳/ゲーテ『ファウスト』第二部、相良守峯訳。*42:ローデンバック『死都ブリュージュ』VII、窪田般彌訳/ソポクレス『コロノスのオイディプス』高津春繁訳/トーマス・マン『ヴェニスに死す』高橋義孝訳/サバト『英雄たちと墓』第I部・12、安藤哲行訳/D・H・ロレンス『馬で去った女』三、岩倉具栄訳/モリエール『人間ぎらい』第四幕・第四場、内藤濯訳/アドルフ・ヒトラー『わが闘争』I・第五章、平野一郎訳/アドルフ・ヒトラー『わが闘争』I・第五章、平野一郎訳、句点加筆。*43:『NHK音楽シリーズ 1 ショパン─その愛と生涯』第三章、園部三郎/エーヴ・キュリー『キュリー夫人伝』第一部・一、川口篤・河盛好蔵・杉捷夫・本田喜代治訳。*44:クライヴ・バーカー『不滅の愛』第五章・VII、山本光伸訳。*45:アーサー・シモンズ『阿片喫む人』尾島庄太郎訳/トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』高橋義孝訳/トーマス・マン『トニオ・クレーゲル』高橋義孝訳/アーシュラ・K・ル・グイン『始まりの場所』1、小尾芙佐訳/ジーン・リース『あいつらのジャズ』小野寺健訳。*46:タキトゥス『年代記』第十四巻・36節、国原吉之助訳/シェイクスピア『マクベス』第五幕・第五場、福田恆存訳/V・E・フランクル『夜と霧』七・苦悩の冠、霜山徳爾訳/モーパッサン『テリエ館』2、青柳瑞穂訳、句点加筆。*47:ラディゲ『肉体の悪魔』新庄嘉章訳/エーヴェルラン『ヨーロッパのどこかで』林穣二訳/ヒメーネス『唄』荒井正道訳/ヨーゼフ・ロート『果てしなき逃走』第十九章、平田達治訳/コレット『青い麦』一、堀口大學訳/トーマス・マン『ヴェニスに死す』高橋義孝訳/T・H・ガスター『世界最古の物語』ハッティの物語・姿を消した神様、矢島文夫訳。*48:ゲーテ『ファウスト』第一部、相良守峯訳/ゲーテ『ファウスト』第一部、相良守峯訳、句点加筆。*49:サバト『英雄たちと墓』第I部・2、安藤哲行訳/メリメ『ドン・ファン異聞』杉捷夫訳/プラトーノフ『ジャン』11、原卓也訳。*50:D・H・ロレンス『息子と恋人』第一部・第四章、小野寺健訳/マーガレット・ドリブル『再会』小野寺健訳/P・D・ジェイムズ『殺人展示室』第三部・2、青木久恵訳/サリンジャー『ナイン・ストーリーズ』バナナフィッシュにうってつけの日、野崎孝訳/D・H・ロレンス『歓びの幽霊たち』幾野宏訳。*51:マ・フニンプエー『同類多数』南田みどり訳/イェジイ・アンジェイェフスキ『灰とダイヤモンド』第十章、川上洸訳。*52:T・H・ガスター『世界最古の物語』カナアンの物語・バアルの物語、矢島文夫訳/D・H・ロレンス『太陽』二、岩倉具栄訳/トーマス・マン『ヴェニスに死す』高橋義孝訳。*53:サバト『英雄たちと墓』第I部・2、安藤哲行訳。*54:クライヴ・バーカー『不滅の愛』第五章・III、山本光伸訳/G・バタイユ『無神学大全・内的体験』第一部・III、出口裕弘訳/クライヴ・バーカー『不滅の愛』第五章・III、山本光伸訳。*55:プラトーノフ『フロー』原卓也訳。*56:クライヴ・バーカー『不滅の愛』第五章・V、山本光伸訳。*57:ロバート・ニュートン・ペック『豚の死なない日』3、金原瑞人訳/モリエール『人間ぎらい』第四幕・第四場、内藤濯訳。*58:ヴァレリー『夏』鈴木信太郎訳/詩篇一一四・五。*59:ヨブ記七・一二/ヨブ記七・一二/ヨブ記七・一二。*60:吉増剛造『<今月の作品>選評19』ユリイカ一九八九年九月号。*61:大岡信『<今月の作品>選評1』ユリイカ一九九〇年二月号。

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