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作品 - 20100629_534_4500p

* 著作権は各著者に帰属します。無断転載禁止。


kimi no yume

  used sea

わった果実の切断面を
錯覚して、くっつける
ことばかりがほんとう
 。 」部屋の隅々か
らくちゅくちゅ」音が
して「くる 、聴こえ
がいいのは夜だけ だ
から きみとわたしが
眠りにつくまで、
          

わたしはきみではない 
似ているだけでべ「つ
べつの「容器に入れら
れ」た かわいそうな
きみ  死ん」ださか
なが溺れるなか きら
めく あれは、 

夢だってきめつけた 
くっついてからの記憶
が鮮明すぎるから 目
が覚めないように 冷
蔵庫のコンセントは抜
いて  」」あげた
        
きみの細い手首のよう
なものを握りしめたま
ま日を越えて しょー
みきげん ですが そ
の記憶があるのはわた
しがとても古い映像

見ていたから、

みんなテレビのなかのことにすぎな
い 新しい映像はきめが細かくなっ
て たにんの肌みたいに馴染んでし
まって   
          ))
            )
いちど切れたものはにどと
くっつかない でんわをか
けたら ははが教えてく

れたのだ おなじおと
が聴こえないきみはで
んわにあなのあいてな
い強く耳をおしあてて
、スピーカーを壊した
わたしだけにあいてい
るあな をこえようと
 きみのかおはわたし
の輪郭をおしなべ わ
らわせ わらいがとま
らない 
ははに似ている
のはわたしだけなのだから

文学極道

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