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作品 - 20090917_905_3797p

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道のはた拾遺 6.

  鈴屋

6.自転


いちめん、浅黄は刷かれ
しのんでいく、晩秋の柔毛の
密集に落ちていったのか、椋鳥と椋鳥

警笛を湛える湖、あなたは形式をうそぶき
頬笑みを匙かげんする
上唇と下唇の隙間で高速回転する衛星歯車
かなしいのです
と、あなたは告げる

閃く額、暮れる唐紅
くるぶしが、カッ、カッ、削られ、こぼれ
見ひらく瞳孔に引込線が出入りする
丘に佇み
回っています、と、あなたは耳をそばだてる
自転のはるかな轟き、地の擦過音

木々やあなた、向こうのなにかの尖塔
立ち尽くすものは
傾いては立ち、傾いては立ち
修正する

文学極道

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