亀が囀るように僕は冷蔵庫の冷蔵室を足で運び入れた
それは亀でも蝙蝠でも鶏でもいい
彼女に伝染するのが怖いからと唾液腺を溢れさせたい。
…
視線交換だけで済めば幸せでいられるのに
いつも言葉が邪魔をするのではないかと
たった六行の文字の中で何のコードが読み取れるというのだ。
…
風散れば花粉舞い菜の花が渡る季節
癇癪にも合成の炬燵布団(できるだけ関節痛)
くしゃみ省略。明日を生きるだけだ。
選出作品
作品 - 20200203_973_11700p
- [佳] 沈黙 - アラメルモ (2020-02)
* 著作権は各著者に帰属します。無断転載禁止。
沈黙
アラメルモ