選出作品

作品 - 20181121_771_10910p

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光滲/Blau syndrome/

  kale

運行は拾い上げられて、星のかたちに遊んでいた、密航していく動物たちの、参列はにわかに滲む虹のひとつに、みつけて欲しくて探しあっていた、姉妹のようなブラウの群れに、踏み拉かれる光源に、押し入る彼らは光に紛れる、招かれざる客の手招きに、夜は隠されて、あらゆる光はゆりほどかれた、さあ急ごう、単調な音楽を、追いかけていく、遊びだよ、塞ぐように、いつまでも、交互に押さえて、帰り道、リュトムスの口許にアコードが、汚れる前に帰ろうよ、あちらこちらに隠された、眼差しは赫赫(アカアカ)と、密航者の面差しに幾度も障る、月は何処までもあかるく、窓から押し入り、瞑れていくのに、思い出せない後ろすがたを、いつまでいつまで、と、ブラウは光の深さに、(いきをうずめる、)



Noch ehe Gestirn naht
星月が互いに引き合うまえに

Ihr trautes Schwesterlein
誰かにとっての愛しい妹

schlummert wachenden Schlaf
夢のなかでみた夢の眠りに

Im Hause hat eine Uhr geschlagen...
広間の柱時計は鳴り響き…

Das Wort aus Osten zu uns
東の方から伝わった

Habe ich geschwiegen
言葉は私を沈黙させる