選出作品

作品 - 20180501_767_10402p

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シスレーの印象のように

  

春の緩みに音を立て、凭れるようにとまり木は朽ち

クジラが、甲子園を飲み込んでしまったので、福留のホームランが見れなくなった。その代わりに、君は上手に潮を噴いてくれる。あん、いや、そこ、だめ。なるほど、これが本物の六甲おろしか。僕は初めて見たよ。上等の桐箱に慎ましく包まっている、子供は大人の先輩だ!少年が空に架けたアーチたち。これからも、どんどん夢を運んでください。大きく膨らませてください。だけど僕はカーリングの選手になりたい。

母さんは僕の肋骨で畑を耕す。刃先をピンと尖らせた、僕の肋骨がクルクル回転すると、どんなトラクターよりも、仕事が早い。更に、よい思い出を、よく掘り返す。骨を大切に扱ってくれる母さん。夜は、来世の魂になって、車輪に少し熱を宿す。母さん、明日のために、油を差しておくよ。

マッチ箱から火がでたよ!!ひとりづつ、慌てて小人が出てくるよ。みんなの頭は叫ぶ、まるでパンクロックダダダダ!!!
さて、ここで問い。
モロッコ産の蛸はなぜ痩せているのか?
それは、日本まで海底を歩いてきたからさ!
7つの海を越えてかい?
いいや8つの海だ。
8つ?
じゃあ、もう1つの海はどこにあるんだい?
この鍋の中に決まってるさ!
マッチ箱から火がでたよ。お熱のくせに火を知らない、瞳の奥で、君は、
火事のように燃えている。

春に計算機を叩かないでください。青虫君は自信たっぷりに、キャベツを月に透かせてみせた。一句詠んでみせよう。季語は、「駐車違反に跨るロデオ」でいこう。暴れちまった古時計、道標をへし折りながら軋む廊下、老い猫は前足で時を転がしている。字余りな夜は、ゆで卵に限る。

貴方の内面は、今日のTシャツの文字だ。まるでトルコの舞踏のように、事務所の椅子がよく回る。テレレのレ。ずっと窓際で黄昏を見ている。もう、伝える目的がない。口をあけていると、空から詩情が降ってくる、なんて恋はテロリスト。算数が苦手な王子さま、雨季を知らないお姫さま、「私の心に咲いた花だからです。」印象とはお肉の記憶、腹筋をしなくても、長生きな言葉の父です。