顕彰の旗が波音にはためき
瓦礫に突き刺さっている
故郷を捨てられない者の群れが
火照った耳を泥土にうずくめている
不毛は語草にこびりつき
冤罪原子は浮遊し
地獄や天国も色褪せ
生は罪が人目に晒された夢
命は爪を研ぎ指先は火のように熱く
鋭い閃光が恐怖と希望の
あいだを乱反射している
かもめの翼 陽の光を切り裂く
時折 とても眩しい
選出作品
作品 - 20130308_473_6755p
- [佳] 夢 - 北◆Ui8SfUmIUc (2013-03)
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夢
北◆Ui8SfUmIUc