僕 は起 ち 上がった
濡れたコんク
リートの壁が囲 む徹底的に 冬であるベッ ドから
立ち上が っ たまま泣 いた
そ れ はぼ くガこれから ご
わごワの 凍え たズぼ ンをはき
ほ か の多 くの人 人と と
もに未 明の街ノ狭
い 通 路を縫っ て白い夢幻のガ すのたちこ
めた駅へ行くから行く
からだ
着 け ば巨 大な蒸
気機 関車
に繋がる無蓋貨物車にほ かの 多 く
の 人人人 とと もに押し 込 ま
れそ ノ 日 のそノ 時の
すすけタ すけすけタ スケ ジゅール が
はじ ま
る
幸せトイフ ×益 ×液 ○駅 へ
向 かうもの うつ 向くも
ノ
ノ
ハク ちょうのヨー に
長 い首デ
冬の壁 冬ノ壁 冬の壁
デある水面へ 俯く者 の
汚辱 を君
知るヤきみ シルや
ほ か の多 くの人 人と と
もに ぼ く は
無蓋貨物車 にノッ
て 清潔な
コウ場 ヘイ く のだ
(マルい タイ 陽!)
◇お喋りと茶目っ気と愚劣な唄と踊りと精液と排泄物をアウトプットしに行く搾り取られに行く凍えさせられ肉を固く締まらせられるために行く煽てられ罵られ箱に詰められ紐を掛けられるために行くメスとピンセットで三十センチ四方ぶん内腿の皮膚を剥がされるために行く乾いた口に乾いたパンをねじ込まれ口の粘膜をやたらと傷つけられるために行く◇
空 に鉄輪が回る 雲の
尻 尾 が巻き込まれ 雲の
身 体 がヒき 攣れる
僕ノ手ノ甲に
有刺鉄条網ノ
影が映り影に
影ノ鳥が絡め
とられている
僕 ハコ れから
コウフク と 歓
楽 を 極メ に行か さ れる
コウフク の方角 へ スパイク
で尻をケリ飛 ば さ れ
ルノ
ダダガ行かない こと は 許され
ヌ
と 自 分 でそう
キメて い る
アンド ロイド の 恋人と
脳 の 金属 端子から直接響く音楽
と ( )を
と ( )を
与えらレ
メ に ミ エぬものすべてを
さくしゅされ テ しまう
そういうコー
フク を僕
は エランだ
他の 人 は
選んダ
ドアを 開 ケ ると
厚 厚 ク 薄 薄 イ 雲 雲
ノ下ノ
此処に
通信塔が何本も立って視界を塞ぐ
高周波の一部は可聴領域に漏出し
耳鳴りのようなものがやまない。
選出作品
作品 - 20121229_593_6587p
- [優] 悲さんノ極み - 右肩 (2012-12)
* 著作権は各著者に帰属します。無断転載禁止。
悲さんノ極み
右肩