穴の周りの無駄な毛を
早朝にむしる
ぶちぶちっと音を立てて
割と多めに抜ける
けつ毛よおまえはなぜ生える
糞した後にウォシュレットして
それから拭くと紙の丸まったのが絡む
けつ毛よおまえはいらない子
けつ毛よおまえは不必要な子
せいぜいむしられて遊ばれる
けつ毛はなかま十数本
便器の溜まり水に落とされ浮いて
おまえがいた俺のけつを見上げるのだ
けつ毛よおまえはなぜ生える
けつ毛よおまえは貧弱な子
易くむしられ散らされる
ちん毛はあんなに目立つのに
おまえといったらおたまの尾っぽだ
ピンクのトレペに絡まったまま抜ける
鼻毛を抜くようにむしられる
そのまま流され下水施設へ
そこでもただただ沈殿するだけ
けつ毛よおまえはなぜ生える
けつ毛おまえは不憫な子
梳かされも洗われもせずにむしられる
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20171215_013_10097p
- 朝顔 :
お久しぶりです。
いやー、皆さんが血相変えて薫り高い傑作を投下している年末に、これを出される反骨精神にまず脱帽いたします。
よく観察してますね。
けつ毛が何を象徴しているかというような野暮ったい解題は今回はパスいたします。よいお年をお迎えください。 ('17/12/15 21:44:40)
- 山人 :
確かに菊門の周囲の毛は質が悪いですね。が、しかし、やはり大切な部分でもあるわけで、粘膜に覆われたその部位は何かによって守られなければならないわけです。
これは、菊に限らず、シンボルも花弁においてもです。
作品は、面白いテーマではありますが、あまりにもプロセス?がシンプルに思えます。
つまり、私的にこの作品の良さがわからないでいます。
レス者の朝顔氏に共感する部分は大変多いのですが。 ('17/12/16 08:01:07)
- ふじりゅう :
拝見しました。
すごい詩ですね。自分のけつ毛に対して、ここまで書けるのかという事が印象的でした。
詩というものは、ある意味美を競うジャンルであると誤解していましたが、それは私の認識の甘さだと自覚致しました。 ('17/12/16 21:32:43)
- 祝儀敷 :
朝顔さん
いやまあ別にここでのけつ毛は何かの暗示ではなくまんまけつ毛ですよ ('17/12/17 07:27:59)
- 祝儀敷 :
山人さん
谷川俊太郎の「なんでもおまんこ」「男の子のマーチ」みたいなのを作りたいと思ったのが発端だった気がします。マンコチンコときたらあと残されているのはケツぐらいだろうと ('17/12/17 07:29:39 *1)
- 祝儀敷 :
ふじりゅうさん
例えば黒田喜夫の「毒虫飼育」なんかは美とはほど遠い詩ですが傑作には変わりない
ふじりゅうさんを責めるということではなく、詩=美、耽美、憐憫etc. といったパブリックイメージは詩にとっても不都合でしょう
星ぽえ夢ばかりが詩ではない。もっと行儀の悪い詩というのも認知されればまた色々と変わってくるかなと ('17/12/17 07:32:29)
- 鞠ちゃん :
品が無いのでぎゃぁ、となりながら読みましたが、けつ毛おまえは不憫な子 という言葉によって書く価値が発生しているように思いました。身もふたもない主体を選ばれているのですから、なんだったらけつ毛悲話でも付け足すとさらに景気が良くなるかも。笑 ('17/12/17 20:05:14)
- 无 :
「他の人がやっていないであろうジャンル」を貪欲に見つけてチャレンジする姿勢には頭が下がります。でもまあ毛が生えるということは、身体が必要だと判断しているのでしょうね。何かの比喩でないということですが、仮にそうでなければかなりしんどい作品になったと思います。とりあえず、こういうチャレンジ精神は後の世までうけつげれていってほしいですね。 ('17/12/17 23:21:37)
- アラメルモ :
体育会系の学生たちに読ませたら受けそうだ。けつ毛むしり。メロを付けてNHK「みんなの歌」で聴いてみたいね。所しょじょじがギターの弾き語りで歌うのかな。
しかしながらタイトルのまんまに芸を感じない。内容は完璧なので、詩書きならばタイトルで勝負すべきだよ。けつ毛つ毛っ子なんだから、子どもなんだから、子どもでどうにかもってこれないだろうか。けつ毛のうん子でもいいじゃん(笑) ('17/12/20 04:23:15 *2)
- maracas :
背景的なことの描写を多くすれば
味のあるけつ毛詩がかけるのでは。
早朝の部分をもう少しほりさげて欲しかった。 ('17/12/20 09:58:04)
- 祝儀敷 :
鞠ちゃんさん
詩語でないと詩は成立しないと言う人もいますが私はそうは思わなくて。それと同時にいかなるシチュエーションにも詩情は潜んでいると思います。それをキャッチできるかどうか。
指標が先の谷川俊太郎二作品なのでなるだけシンプルな構成にしてみました。 ('17/12/20 15:54:28)
- 祝儀敷 :
无さん
詩人としてのキャリアを考えたときに、今はまだ作風を固定させる時期ではないだろうと思っています。どれだけ幅広く行い、それを血肉にできるか。作風を固定させるのは幅広くをできなくなってからでいいだろう。
下ネタは世界言語ですが、それをどれだけいやらしさ無く爽やかにできるかなのでしょう。 ('17/12/20 15:59:48)
- 祝儀敷 :
アラメルモさん
谷川俊太郎の二作品と比べると、たぁしかに題名でのひねりは無いなと感じました。 ('17/12/20 16:02:23)
- 祝儀敷 :
maracasさん
シンプルさと詩としての味わいの塩梅なんでしょうね ('17/12/20 16:04:01)
- 泥棒 :
なんちゅうか、こう、
予想の斜め上へいかない。
いってくれない作品だなあと。
葛飾北斎だったか芥川龍之介だったか忘れたんだけど
鼻毛のエッセイを書いていたような
いないような
そんなどうでもいい事を思い出しながら薄い感想を書いてみました
まる ('17/12/20 16:32:57)
- 祝儀敷 :
泥棒さん
意外性を求めた詩ではないですからね。それこそまど・みちお並に読者へ寄り添おうとしています。ただその読者が良識系詩人ではなくて仮想の下品な人たち(敬愛の意味を込めての表現)なわけでして。
アラメルモさんが書いた「体育会系の学生たちに読ませ」るのが実現したら面白いでしょうね。私としてはこれをニキビ面の高校生がが教室の後ろで大声で朗読して、女子に冷たい目をされながらもゲラゲラ笑うシチュエーションが発生したら至上だ。 ('17/12/21 03:08:56)
- 祝儀敷 :
https://twitter.com/adzwsa/status/943403611404382208
澤あづささんが書いてくれていたので紹介(てか書き込まずとも読んではいるのね)
星ぽえ夢の知識は「ネット詩の歴史」から仕入れたものです。(http://netpoetry.blog.fc2.com/blog-entry-11.html) ('17/12/21 03:31:44)
- 芦野 夕狩 :
僕も最初いまさらこんなんかいてどうすんやろ、
くらいの気持ちでよんでましたが、
レス欄みて、ふじりゅうさんのようなレスがつくのならば
作品としての意義はあったのだろうと
今更…と思って、書こうともしなかったことを恥じ入るばかりですね。 ('17/12/23 11:37:38)
- 祝儀敷 :
芦野夕狩さん
勿論こういう系統は既に前例があるであろうこと(古くはねじめ正一や鈴木志郎康あたりかしらん)は承知していました。
ただそもそも前例がありさえすれば"今"それを投じることに意味は無くなるのか、特に膨大な情報がナイアガラのように流れて落ちていく現代において、とも思うわけですよ。 ('17/12/25 08:37:52)