「茶髪の女は全員権力と寝てるから嫌い」
って煙草の煙と共に吐き出す私を
そんな目で視ないでよ !
観覧車の天辺 景色は サラウンド & ホログラム
平面/鉄塔の街できゅう・きゅう・きゅう するなら たまにはきゅう びのきつねになって
するり 「こん」 馬 ん なって 「ひひん」
猫んなって 鳥んなって 蝶んなって 蛾んなって 花んなって ゴリラになって 象になって
犬に 成って?
駆け巡るちっちゃな部屋 で 君の手はまだ小さいから 掻き分けて 絶望と欲望を存分に掴む / くぅるなバナナ。
リズムめかして追いかける のーせんすだから恥ずかしく無いもん!
まるでこの世の絶望を集めた光みたいな景色の色 (この世の光を集めた絶望みたいな風景)
くるくる回るmerry-go-round
君の薄い肩を掴む
「わんっ」
私の黒髪が夜風に溶けて / 時雨 る
土 深く 埋められ 濡れた花びらになる 鉛 温い風の吹く街 別に嫌いじゃー無いよ 君のことを少し考える (一方方向にしか流れない血) (逆流)
冷えた涙 強かな痛み 深まる呼吸 その喉を通過して落とされる言葉 欠片
幽かな匂い 駆け巡る馬達の鬣の靡き 欲望の目で追う 獣
萌え出ずる感覚と振動 石化 浅ましく息する私の heart が heat / vison を ちょうだい ?
囁くように雪崩て バタフライ・エフェクトでフェアリー・テイルが メロディを奏でて 沈黙 に 深く口づけて
痛みで記号して 血塗れの記号に咲く花 私は好き !
観覧車に這い回る蔓 幾億の光 錆びた木馬達が一瞬の快楽に呻く時 冷えた目で微笑む私 走り出せ 作り物のウマ達 形作られた 偽物の野生 野に生きろ (遊園地は野原 野原は遊園地) お前らの生の美しさをそこで視ろ その酷く青に染まった瞳で
メリーゴーラウンド 回れ 観覧車 回れ 私達を乗せて 私は夜に開かれる 意識が 回り 巡り だす
夜景 & 君 / 石のように沈黙する 君の澄んだ瞳 こじ開けたい
観覧車から降りて 裸足で駆けてく私を追いかけて もし捕まえてくれたらコーヒーおごったげる それから私達は花のソテーを食べて ねぇ。違うの?
夜の遊園地 を 裸足で駆けて く
選出作品
作品 - 20190923_156_11465p
- [佳] 観覧車&メリーゴーラウンド - 白犬 (2019-09)
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観覧車&メリーゴーラウンド
白犬