朝に雪の降る中で 少女を見た
彼女は微笑みをたたえたまま
おもむろにドリルを取り出した
激しい金属音が 冬の街に谺響する
都会に珍しく積もった雪は
瞬く間に溶けて消えていく
金属音が止み彼女がこちらを一瞥した
ぺこり、と頭を下げる様子は
若干の幼さまでも感じさせた
雪はいつの間にか止んでいた
彼女は何処へかに消えてしまっていた
私はふと思った
彼女のように可憐な少女に
私のだらしねぇケツの穴をかっぽじってもらったら
どれだけ気持ちいいのだろうか、と
選出作品
作品 - 20170203_684_9426p
- [佳] 雪と少女 - Jupiterから来たンゴ (2017-02)
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雪と少女
Jupiterから来たンゴ