風呂の換気扇のスイッチを付けて今日の日記を書く
ラーメン屋に行きカウンターでラーメンを食べる僕の横に
若い女性が二人座りました 混んでいたのです
本当に本当に久しぶりに女性の近くに寄った気がします
実際はそんなに久しぶりではないけれど
過去の女性との触れあいなんて もうどうでもいい
このラーメンを食べている僕の横に女性が座っている
こんな些細な出来事 しかしこれ以上の心地良さ
おかげで女性が気になりすぎてラーメンは美味しくなかった
女性とは一切話したくなかった 顔も見ていない
発展しないで隣にただいるというこの素晴らしさ
存在をただ感じるという儚さ
今よりさらに若い頃 女性とは発展ばかり望んでた
だが発展しない そのもどかしさが嫌だった
今は発展を知り どうでもよく しかし発展は捨てられず
そんな時 このラーメン屋で思い出したのだ
そろそろ風呂に入ろうと思い入るとお湯を入れることを忘れていた
選出作品
作品 - 20160108_117_8549p
- [佳] 風呂の前の日記 - ゴミ箱 (2016-01)
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風呂の前の日記
ゴミ箱