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作品 - 20140816_719_7613p

  • [佳]  and so on - はかいし  (2014-08)

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and so on

  はかいし

ヘシオドス、砂洗い、体が八つ裂けたときのために、臨界点を超越する、コマ送りの前に、隕石、焦土より先に、
常識的ヘシモバッタの自家発電、地下に撒いたガスが原因で爆発した、

雨、八つ裂けた雨、rain、down、rain、down、カモン、rain、down、from the great hight、god love his children、god love his children、Yeah、ギタギタにされた散文の雨が降る、ギリタンジャリ、ギリタンジャリ、と音を立てて、

kiss me baby、

無限に累加された最大の責、

小梅、小梅ちゃん
君に会えたら百年平和だ
砦という砦をぶっ壊せ

火という火が
名前を
欲しがっている
くれてやれ!
ほら、土だ、
これで名前を
書けるだろう?

名付け親がいなかった、
ことが、
その人を不幸にしたならば、
グリム童話のように、
世界は暗転する、
足元に立って、
名前を呼び続けなさい、
あるいは、
死神のいない方向に寝かせなさい、

雷鳴が、
飛び降りた、
      飛び降りた、
      雨が、
      rainが、
張り裂けそうな、
        心の、
           パロディーナ
ここで立ち止まるような時間はない

詩の季節、
僕は、歩け、歩け、
行ってしまった遠くの海さ、
太陽の彼方まで行ってしまった、

詩の季節、
僕は、ホモロジー、の話がしたい、
誘われてあなたはやってきた
決断を吹き掛けるため
穏やかな笑顔作りながら
出会いを悔やむことはないと
言い聞かせグラスを開けたとき
これが最後だと頷いた

Rain down.
Rain down.
白い雪 さよなら告げた後 車に乗り込んで行くとき
振り替えるあなたを抱き寄せてもう一度キスしたかった
Snow down.
Snow down.

雨は夜更けすぎに雪へと変わるだろう

Oh heaven knows Im miserable now
in my life

サトウカエデがしなだれる頃に
秋はめぐる
雪を待ちわびていた人々が
火の中に消えていく
文字通りに
なると思えば大間違いだ
まずは大間違いからはじめた
キルへ・ホッヒの管から伸びた
朝焼けを穏やかに笑え

「クラムボンは、笑ったよ」
「クラムボンは、かぷかぷ笑ったよ」
「知らない」
「クラムボンは、死んだよ」
「クラムボンは、殺されたよ」
「なぜ殺された」
「知らない」

一回一回シャワーを浴びて
児童虐待の悲鳴が聞こえる

モノリスフィア、種々の声が聞こえる日に、
僕はコンタクトに詩を書いている、
明日がやってくるかどうかは定かではないから、
雨の日に僕は一人濡れる
ブナ帯の憂鬱のように、
雨の日に僕は一人濡れる
それから最後は皆雨だ、

詩句が詩句を呼び、飛ぶ、
何も知らないふりをしてみよう、
イマージュ
名を呼ぶのは誰か、

(こんなんだったら、
ポケモンの名を150匹
覚える方が簡単だ)

ああ小動物よ かわいいやつめ
小さくて かわいらしいやつめ
だけどお前と同じくらい
かわいいやつがいる
中くらいの動物と
大きい動物がそれだ
それなのだ
(ギャグ漫画日和9巻から引用)

I know its over
just like dream
well I dont know less I can go
over over over over...

love is natural and real
Its so human life

知らんぷり、
Sit down please

こんななんとなく帰ってきていいんだろうか、
僕は不安になる、

its so honey
why you sleep for tonight

飛び石に、
された、
アラフォー、
女の、
気持ちが、
わかる、
気がする、

翻る、
蛭と蛙、
山登り、
散々だった、
それでも、
どこか、
楽しかった、
気がする、
二度目で、
もう、
弱くは、
ない、

気がする、
三度目、
強い、
かぷかぷ笑ったよ、
クラムボンが、

Oh heven know I mizerable now、
鳥肌が立つ、
Oh heven know I mizerable now、
鳥肌が立つ、

泣き石、

焼け石、

飛び石、

さらば、
三つの光、

ヤツメナシの花が咲く、
青白い炎のような花だ、
辺りに飛び火していく、
その速さを、
止められない、
誰にも、

ナツツバキの幹のように、
あなたは美しかった、
あの汚ならしい花のように、
君は震幅する、
黄身は、

抑圧されたものの回帰、
そして少年、
今ここにいない男の魂、

指を無数の指先を差し出して消えゆく無数の指先を泡になって消えゆく指先を止めて誰か止めて止まらない鳥のように羽ばたいてゆくみんなどこかへ行ってしまった遠くの海へ行ってしまった山の向こうに海が見えるその海の向こうにまた山が見え雪がぱらぱら散っているそこに指先が差し出される指先は雪に触れて冷たいと感じ震えるつんと済ました顔で君は帰ってくる君は震幅する君は、

君は増幅する、
君は、
雨上がりの道はぬかるむけれど、
今ここに生きている証を刻むよ、

暗騒音、
and so on、


(Radiohead、L'Arc〜en〜Ciel、B'z、山下達郎、The Smith、コブクロの歌詞より部分引用)