選出作品

作品 - 20071112_450_2446p

  • [佳]   - はらだまさる  (2007-11)

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  はらだまさる

 曲がり角からかまっすぐに垂れ落ち
●ょくぶつの根っこのように、●ずかに撥ね
生まれたやわらかい波に、脳がびくりとふるえ
はも●が、たいないにうちよせ
胃へ、十二●腸へ流れ

 ほそくするどい、その根っこは意味をもち
なにかや、かれらに、ふくざつに混●り
ちつ●ょによって、ならび
か●けいにそうにゅう●
か●けいに●ゃせい●

 その●ょくぶつが、伸びを●て
まっ●ろなそらにいっぺん、●●●と吼え
黒くおもい、寒冷前線をよびよせ
そらに響いては、すぐに消え
また、黒く吼え

 お●なが●う●うと、鼻水を垂ら●
かおを立方体にぶ●かつ●て、なみだをこぼ●
まるで、いそうきかがくの蝉みたいに
皮膚にはゆううつな、ひかり
ぼくらにはやさ●い、やみ

 けものどものまえあ●で、掘り起こされて
ひとびとによって●極丁寧に間引かれ
どこかの隅に積み上げられ
日を浴びて、枯れ果て
生温かく、はずか●いままで

   ●、


      ●、



●、