一度止まってしまったはずのあなたの時間が
僕や多くの人の中で発光し続けている
美しい言葉を遺すということは
あなたがいつまでもあなたを証明し続けるということだ
そして僕とあなたの間に未だ飛び交う問いの群れが
次々と答えられては新たに生まれるのを証明し
結局あなたの存在は無限の謎であることを証明する
ああ 僕はあなたの歳を超えてしまった
あなたが最も鋭利で最も混濁していた歳を
あなたが地に敷くほどにわかっていたこと
あなたが自己への厳しさからあきらめていたこと
あなたの胸に広がる柔らかく秘められた終の棲家を
遺された言葉と遺されなかった言葉から抽出することは可能か
あなたの生きた年限を追い越してしまった瞬間から
僕はあなたという頼れる伴走者を失ってしまった
僕は孤独に走り始めて別の伴走者を慌てて探したが
結局あなたは僕の孤独を一番明確に証明した
誰かと伴に走るなどという甘い夢が消えたところで
僕は改めて原点から僕を作り直した
僕はもうだれにも頼らなくてもこの世界という迷路を踏破できる
あなたはそんな未来までもあらかじめこっそり証明していたのではないか
僕の行く先で僕が発見することすべてを
あなたはもうとっくに証明してしまっているに違いない
証明する人よ
あなたはすべてのことを問いかけ
僕がそれに対する答えを見つけるごとに
同時にその答えをも未来に向かって証明している
孤独に走り続ける僕がこの先世界を開発し続ける
僕が自分の生を終えるとき
あなたは真っ先にやってきて
僕の人生の全てを証明することだろう
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20141206_070_7795p
>かせさん
>エルクさん
>泥棒さん
街でみた
女の子はせなかからの思いをうけて
心地よさそう
唐突に
「私はお父さんと結婚する」だって
かわいいなあ
保育園でみた
成長した男の子が女の子を泣かせた
少し遠いところから
あわてながら「お前が悪い」だって
憎たらしいなあ
小学校でみた
女の子がふられてた
返事はメールで
「ごめんね」の四文字で
中学校で
僕はある子告白した
返事はまだ 返ってきていない
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20141202_023_7788p
>返事はまだ 返ってきていない
>かわいいなあ
>憎たらしいなあ
>返事はメールで「ごめんね」の四文字で
それにつけてもおやつはカール大帝に呼ばれて 僕は走り出したのです 羅針盤の傾きが如実になればなるほど僕は涙します。ついに垂直になってしまいましたのです流石にフライの流行は繰り返すのです。あくまで執事ですから僕は今まで通り続けて下さい。僕は僕はと繰り返して下さい。繰り返しの日々の中で一番最初に出てきた言葉はは(が)ないだった? ぱないですね〜〜な感じですねわかりますよ〜と思いました。イリガライ入り辛い夢の通路人目をもくらむ。ぼん。はかぷかぷ笑ったよ、ボン・アップタイトなスケジュールで動いているのです。ザ・ムーンウォークを披露していますのであれば教えて下さいませんでした。
gogogo午後から始まった雨の中で一番最初に地面に到達したものに賞状を授与します。letsgo let us go レタス号に掲載された僕の論文のナジャ君の瞳にはナージャ何が見えるのですがね、トムーン.co.jp//照れるな感じです。わかりますか?
(明日のナージャ OPより部分引用)
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20141112_673_7746p
>2014.09.21
>歯があるラジオ、歯があるピアノ、音を出すのでコウモリは超音波で、コウモリの〜音を〜人間が〜人間が〜聞くことが〜できる〜音に〜変える〜機械が、あった。音楽が聞こえる歌が聞こえる、と言ってテーブルのまわりで踊っている。クジラの歌も聞こえるし、ウナギの歌も聞こえるだろうし、機械を使えば全ての生きものの音が聞こえるんだ。ヤブサメ、という高音の、小鳥
>「文脈の滑らかな接合を意図的に破壊」って、ゲンダイシ的には既に手垢のついたレトリックだと思うので、レトリックの斬新さで本作を評価することは出来ない
>僕としては浅井さんが示すどちらの方向性でもいけるかなあという感じなのですが。
>一つ残念なのが、歌詞からの引用についての評価が少しもないことですね。できるだけ皆が知っていそうな曲を使っているのですが。
林は燃え落ちる記憶の中を歩いていた。ここは誰だろう、という詩句が頭の中に浮かんでは消えた。林には政治がわからぬ。林は一介の牧師に過ぎない。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。ここで蓋が閉じられた。詩は終わった。キング牧師に挨拶するキングボクシング。あやめきなりて、つと断ちたまえ、呼吸。魂のヴェール。過当にすぎる。過り過って八切り八切ってギアギアチェンジ。ボリビアを聞きながら。ゴドーを待ちながら。がらがら蛇のアルファヘリックス。専門家でも180°意見が分かれるヴィトゲンシュタイン。オリビアを聞きながら。夢物語にはあくまですがるものとしての津軽を。そういう名前なんだもん。仕方ないじゃないか。いいからさっさとしろ。さもないとサモンナイト召喚獣。笑って下さい。笑って。はいはい。笑って笑ってー! 藁って藁って藁って藁なんだよな。なあ林。さあ知らん。
自己インダクタンスにより融解していく境界、WhatseawhatshowwhatsnowwhatI太陽とシリウス星が同時に昇る頃、ナイル川は氾濫したという。僕のことをゲイと言ったあの青年はどこにいったろう。ゲイと言ってはいない? 今となってはそんなことどうでもいいや。どうでもyear、どうでも年でも何でも取れ。宮沢賢治グレイテストヒッツ。ヒッチハイクされたヒッチコックの映画祭。タキオンとクウォーク。1タキオン2タキオン3タキオン。ハドロン。ハドロン砲。一発二発三発四発。それにつけてもおやつはカール大帝。大抵のことはそれで済む。Karma police arrest this man he talks in mass he buzz like frige he is like a detune radio.
その目はこちらを見ている。その目はこちらを見ている。僕のことを見ている。僕のことをじっと観察し、記憶しているのだ。その目は記憶するために存在している、と言っても過言ではない。いや、言い過ぎか? あらかわひろーむながいひとーしガルシアマルケスカフカカフカシッダールタシッダールタホーキングホーキング魔法の呪文だ。今日僕は食べ放題で食べ過ぎて吐いた哀れな人間だそこには食をめぐる激しいドラマもないし、吐いた後もグロタンディークのことをずっと考えていたなぜグロンディタークではなくグロタンディークなのかを考えていた。そんなこと言ったってグロタンディークはグロタンディークなんだからとグロタンディーク先生は言いました。カンティアンは嘘つかない。インディアンは嘘つかない。三年峠で転ぶでないぞ、三年峠で転んだならば、三年きりしか生きられぬ。いや、それなら二度転べば六年、三度転べば九年生きられるはずだ。というのが話のオチだった。失敗の成功。おお、さむ。awesome. ネブラスカ。神よ! 神よ! 神よ! 神を! カミオカンデ。吉増剛三。はいはい笑ってー。わかった! ワハハハオヒョヒョヒョウッハッハエヘヘヘへダッタンダッタン人の踊りを見よ。チーチーチチチーチチチチチーチェンジ! ダッチワイフの華麗さを見よ。悲劇。ダダダダーン。運命。ダダダダーン。
トートロジーのような、観念的生活のような、あるいはマーフィーの法則のような、もしくは空想科学読本のような整合的命題を構築せよ、その中にある偽である命題のような、虚無主義のような、「無が無化する」というフレーズのような、三日前にゴミ箱に捨てられた賞味期限切れのパンのような、あるいは目の前でイヤリングをつける人のような、そんな恋がしたい。わかるだろうか? Girl friend in a coma I know, I know, It's really serious. ハイデガーという哲学者が言うには、存在することと存在するものの違いが大切だという。ハイデガー自身はそれを存在論的差違と呼んだが、実際のところ存在することと存在するものの違いとはなんだろう? あるものはあり、あることはあるのではなく、ないのでもないのだから、あることはあることが欠落した形であると、おい言ってみろよ! お前がいない間にずっと長いこと存在について語っていたんだぞ。あるものはあり、いるものはいる、ないものはなく、ないことはないのだから、だからなんだってんだ、そっから先がないじゃないか、続くはずがない、なぜならないものはないのだから、いや違う、そういうことじゃない、ないものがないなら、あるってことにすればいい、概念ってのはそうやってできるんだ、いやそうじゃない、ああもう何がなんだかわからない、わからないってことがわからない、わからないってことがわからないってことがわからないってことがわからないってことがわからないってことがわからない、そうすべては繰り返しなんだ永劫回帰なんだ、いやそういうわけでもない、積み上げられた本、それが崩れるとき、私の名は、スタヴローギン!
ブルーホールの中を散歩してみたい。マリーアントワネットはフランス革命で処刑されて、その血が壁に字を書いている。「彼は決して人生が嫌になったわけではありません」それはさておき、話をどうやって続けようか。ゲラゲラポーの歌でも歌うか。ゲラゲラポーゲラゲラポー。雲が踊ればルールールー。枝が折れてしまった。僕らの無意識は勝手に研ぎ澄まされていくようだ。三羽の鳥が飛んでいく。一匹目は赤い羽、二匹目は黒い羽、三匹目は白い羽。ハイイロホシガラスのことを思いながら僕は窓の向こうを見ていた。夜空が美しかった、そこには張り巡らされたネオンサインの奔流があった。右肩に紫蝶々、キスをしたこの部屋の隅で、切ないという感情を知る、響くピアノ不協和音。モゴモゴモダニズム。再び夜空。切り絵。夜空の切り絵を描いたならば。ピョートル大帝の声がする。鹿苑寺の録音、ロックンロールは鳴り止まない。山ない。山内。山内君の右手。差し出されたので握る。篭の中の鳥はいついつ出やる。僕は立ち去る。鳥はまだ飛んでいく。空間の鳥。ブランクーシ。僕は亜空間にいる。兄さん。なんだい? いくらなんでも寒すぎやしないか。そうだね、今日はモコモコも着ていないからね。モコモコ? ジャズ。ディスコキッド。スイングガールズ。ティモシェンコ。オーバーバタフライ。オニョンニョンウイルス。モジャモジャエッチ。まあこれぐらいにしておくか。意味が意味でなくなってしまう前に。何? まだ始まってさえいない? ツバル。国境を越えて。トンネルを抜けると雪国であった。空が白んでいた。これが始まりだ。弾けた毬だ。ハッハッハッハ。オッヒョッヒョッヒョ。顔ヤバい。顔がヤバい。キモくて臭くて弾けてる。オバマ。キネマティックウェーブ。スターリングラード。レニングラード。国境を越えて。どこまでも行け。まっすぐ景気回復。さあ行ってしまえ。どこまでも、どこまでも。霜柱。ヒロシマのピカ。ピカソのゲルニカ。ディラックの海に飲み込まれながらも前進する。早稲田のモグリ。高田馬場。渋谷。世界から意味がなくなってしまう前に。おはようございます。いらっす。いらっしゃいませ。
電車に乗る。新幹線に乗る。この二文の間の意味の飛躍。それに合わせて、ダンスしよう。シャラララララ、シャラララララ、金色のライオン。伊豆行ったときに洞窟の中に入って、出たとこ勝負。爆睡。神戸って靴の街だったんだね。夜中になる。朝になる。昼になる。意味を考えてはいけない、誰の声が録音されているのかい。知らないわ、そう知らない。夢見てる。何も見てない。語るも無駄な自分の言葉。悲しいのなんて疲れるだけよ。何も感じず過ごせばいいの。戸惑うことが与えられても自分の心ただ上の空。もし私から動くのならばすべて変えるのなら黒にする。
愛 黒 青は愛より出でて愛より青し 右手から 日だまり 誘う 燃える 悲しみ 黒焦げの 青 天狗 鼻 つまむ 鳥 背中 風 太陽 月 闇夜 右目 雅 幽霊 ビロード パズル ピース 探して さざめく 刃の 光の モンテスキュー モンロー ディマジオ 嫉妬 切ない バラード バラバラード 破片 バベル ソドム ゴモラ 記憶 進化 共鳴 ハウリング リング 螺旋 砂漠 再び愛 そして 逆立ち 遠く霞んだ空のような愛 やさしく包み込んでゆく ダダダダーン 音 さざ波の音 暗闇の音 悲鳴 死 ナイフ 夢 目覚めた ただ一人で 闇よ ああ闇よ やさしく包み込んでくれ 誰からも遠ざけておくれ
ここは誰だろう
ここは、ココア
ココアダレダロウ、
答えは、
ない
(走れメロス 雪国のパロディ)
(文学極道 atsuchan69の作品名より引用)
(Radiohead The Smith ぼくらの 右肩の蝶 かごめ Bad Apple 金色のライオンの歌詞より引用)
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20141218_212_7811p
小さな砂漠で少女Bはドメガザウルスに噛
まれ目の前が灰になりました。痛みより暗
くなるのがこわかった。近くの川で魚たち
は少女Bの心をチラチラ見ている。今日は
どこへも帰らない。背骨よりまっすぐな道
だけを歩きアバラ骨より曲がった道はもう
二度と歩かない。
大きな森でドメガザウルスは牙も角もいら
ないと心底おもった。友達がほしい。枝の
先端で鳥はドキドキしている。葉を集めて
きれいに並べ新しい遊びを考える。いつか
友達とする遊び。
感傷的な夕暮れはなく夜がきた。少女Bは
流れる血に名前をつけた。自分と同じ名前
。そして傷口に口笛吹いた。その時に中く
らいの山で遊んでいた少女Aはこの物語は
自分の出番が一度もないまま終わるであろ
う事を悟った。
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20141129_948_7775p
「アフリカの匂いがする」
http://bungoku.jp/ebbs/pastlog/133.html#20080603_533_2806p
「ヘンドリックのいた夏」
http://bungoku.jp/ebbs/pastlog/215.html#msg4310
「ラフ・テフの切符」
http://bungoku.jp/monthly/?date=200602#a04
= ===== ======= ====== =
タバコを燻らしながら
食事をしていた
テラスに通じる掃き出しの広い窓から
朝陽が差し込む
麻衣子はバイキング形式のホテルの朝食を
トレイに乗せ
テーブルについた
そしてぼくに
昨晩はよく眠れたかどうかたずねた
直射する太陽のお蔭で
麻衣子の表情がよく見えた
∞ ∞
長い廊下を渡り階段を通る
トップライトから陽の差し込む
とても大きな部屋に入った
荒縄でぐるぐる巻きにされた
ダチョウとヘンドリックが横たわる
弁護士が
係争中の裁判は
11月の会期もって終る筈だといった
ヘンドリックはぼくの顔をギュッと睨んで
人権侵害もいいところだ!と憤慨した
入り口にいる憲兵が
ぼくらの方を眠たげに見た
この国はどうかしてる
ダチョウは新聞の差し入れをぼくに頼んだ
アラビア語の新聞がいい
ダチョウに葉巻を渡し
火をつけてやると
いや
やっぱ新聞はいい
面倒だからな
俺たちの仕事(事件)は大々的に出ているかい?
役人と財閥が癒着しているこの国じゃ
俺たちのような英雄は
いつも泥棒扱いさ!
吐き捨てるようにダチョウはいった
ダチョウさん
私たちのヘンドリックをもうこれ以上変なことに巻き込まないでくれる?
ワタシたち?
きみらもひょっとしてこいつらのまわし者か
ダチョウは訝しげに憲兵の方を見つめた
ねぇお願いだからもうヘンドリックは解放してあげて
馬鹿なことを言うなよ
ダチョウは麻衣子を睨んだ
部屋の隅で二台のスタンド型の大きな工場扇がブンっと唸りを上げて回る
ヘンドリックはぼくらの顔を見て安心したのか
鼻くそをほじりながらグゥーグゥー寝ている
∞ ∞
守衛がぼくらを見送り
差し入れを約束したダチョウと
ヘンドリックに別れを告げ
黄昏がおりてきた
刑務所をあとにする
∞ ∞
海岸を散歩しない?
海岸線の丘陵地帯に立地するホテルから歩いて10分
ダチョウの弁護士からの手紙を
麻衣子はぼくに手渡した
ダチョウは看守から手酷いリンチを受け
別の刑務所に移送されたこと
ヘンドリックは素行不良で
独房に移された事が書かれた手紙だ
ヘンドリックは
他の囚人と折り合いが合わず
すぐにトラブルを起こすらしい
浜の砂の熱くなりすぎ太陽
規則的に脈打つ海鳴り
ぼくたちの前を
数人のアラビア人たちが取り囲んだ
背中に撃鉄をくらい
目の前が暗くなった瞬間
ぼくはラフ・テフに居た
どこか
とてつもなく遠い国の
海辺に建つ
芝生のある大きな建造施設の中庭
テリア犬やシャム猫や
オウムやトカゲやシャチなんかが居たりして
ハンバーガーやピザや
チキンナゲットといったジャンク系の食べ物を
ひたすらパクパクと両手で口にしている
ぼくは彼らの中にヘンドリックがいないか探した
麻衣子はまたテリア犬に姿を変えられたのだろうか?
ぼくは中庭から動物たちの間をすり抜け
施設の中央を目指した
海の匂いのするテラスの
吹き抜けの大きな螺旋階段から
ひょこひょこと降りてきた
一匹の
サングラス掛けた大柄なカンガルーが
ポケットから葉巻を取り出し
ぼくにすすめた
カンガルーはサングラスの奥でニヒルに笑みを浮かべぼくに言った
警戒線を突破するのは
昔から死刑囚と決まっているんだがねぇ
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20141126_899_7772p
>警戒線を突破する
>ラフ・テフ
> 文学になんか、とうていなるまい
>でもどこか登場人(動)物たちのすべてが囚われているんですよね。
>その時代時代に沿った文脈で語られるものではないでしょうか
>民族などと呼んでおられるものも、実は非常に怪しいものであるということを踏まえることの方が、正しい「文学的な態度」であると…
>時代はパズドラ、ミクシーゲームです。文学ではありません。
>現代詩はますます袋小路に入っていきますね。
>そして私はそういった作品に隠された
>面白さを見つけるのがあんまりできない
何とも知りがたくもある風が
ふところに集めて震えている風が
無形の記憶の傘にしゃがんだ息が
生体のリズムを宿す風が
つかんで離さないでいる
窪んだこめかみを指で支え傾く風
沈黙の足元から立ち上がる風
ここに在って遠くにもいてくれる風
過ぎ去る空のスクリーンに
遠来の地からまぶたの奥にやどる風
何ともしり始めている
ここに在っても遠くにいてくれる風
断章1
「湖水のぬめり」
「泡水の万華」
「髪の毛を巻く」
「チュウブの重水」
「ねずみの皮が浮き袋」
「胃液と唾が混合」
「ゆっくりともぐら」
「盛衰の蟻ども」
「地下街饗宴部」
根を吸い
ダニをかじる
あめつゆ洪水溺死者
落雷の恵みを神が!
「樹液に群がる甲虫」
「不滅のゴキブリ」
強振動子
「画壇の蛾」
もみ殻を寝袋
「ポストマン蝶蝶」
「さなぎの木の葉」
裏地におはようと書く
春爛漫ねこやなぎ
「夏は蟻地獄」
吸引の快楽
ひつぎはものけの殻
「樹液にへばる蝉」
ことわざを知る
「月面宙空転」
「地熱は影を救う」
「白昼夢」
「土色絢爛たる秋」
「赤いガム」、
枝にぶら下がる冬が鳴る
あるべくして吹きさらす屍
四季折々に昼夜かまわず
地べたに接近している
ファーブル眼鏡で観察日記をつけるように
あらゆる様式から迷宮組曲を聞くように
鉛筆と手帳を嗜好品に通俗漫談を書くように
断章2
「湖水のぬめり、」
白い足首をきる
噴水の口
ヒールにぼうふら
魚が群がる
曇天の日暮れ
夏休み
生臭いどぶ
幼虫を針で刺し
釣り糸をたれる
時間に説法
集めた詩は新聞紙と貯水池に
釣れるゲテモノは目刺しの刑なり
足のぬめりはサンダル
顔は見えなくなり
あしたの約束を交わし
子供はかえる
「泡水の万華、」
三角るつぼに転がる水玉
地軸を回し
白濁の洗濯機
ゴロゴロと渦の中に手を入れる
蛇腹のチューブ
泡水は地下水へと流れ落ち
トイレで観察する
天文嗜好の万華鏡に泡水が覗かれる
泡は波動力学と同じくらい普遍的物理概念
が研究されているはずである
いずれ論文をつくらねばならぬが
時間も能力もない
「髪の毛を巻く、」
露店の主
ベネチアグラスに入れ
髪の毛を煮水に溶かす
毛髪活性飲料
マイナスイオン
百薬の長
裸足の露店主が
ターバンを巻く
水晶を取り出し
机に置く
私はここで13回目の懺悔をします
「チュウブの重水、」
重水は蒸留水と同じくらいまずい
ビールをおきナメクジ退治
雲を惜しみ
雨水を
口に入れて食道に入れ
上を向いて歩こう
を歌う
「ねずみの皮が浮き袋、」
マウス マウス マウス
溺れる前に早く捕まえてよ
マウスだ!マウス!マウスをくちに入れろ!
どぶ水は喉を傷める
水は飲むな!
喉にしっぽの先を絡ませるな!
いずれ浮くからしばらく待て!
そうやって呼吸を止めて
浮かせるんだ
いずれ浮く
いずれ浮く
「胃液と唾が混合、」
溺死者の口に含まれていたもの
川に流され溶けてなくなる
目証人の戦場 photo by 長倉洋海
「ゆっくりともぐら、」
光明の世界は危険
土の中で
爪と皮膚の感触で
ゆっくりともぐらが
距離や時間や湿気や吸光度や成分組成やら
を感知する
特に落雷の振動に敏感
もぐらの物語は人間界にはわからぬので
敢えてここでは申しません
「盛衰の蟻ども、」
もぐらが私たちの巣をメチャメチャにしました
天国では神々が道をあけてくださるはずです
だから私たちの住みかも一緒
同じようにもぐらを通してあげました
だから、さあ、みんな立ち上がって
「地下街饗宴部、」
根を吸い
だにをかじる
あめつゆ洪水溺死者
落雷の恵みを
神が
わずかな揺れを
ねずみが
わずかな湿り気を
ミミズが
地表をめくりあげ
地図がない地下街に
内臓に
へばりつく
私たち
「樹液に群がる甲虫、」
樹木に
へばりつく
私たち
あなたを住みかに
あなたを食べる
「画壇の蛾、」
軒の梁に
はりつく
大の字
あなたのもつてうまれたエイエンが
羽をひろげている
不可触な
粉飾の壁画
皇室の鏡に
客人に九つ顛末をもてなす
斑状紋
彩色の木目の
ヤママユ
「ポストマン喋喋、」
花から花へと
葉書を届ける
「さなぎの木の葉、」
さなぎの葉
木の葉
同じ葉っぱです
同じならばぼくは
絵葉書にさなぎをくっつけて
おはようと君に挨拶状をおくらねばならない
蝶にとどけさせよう
狂の楽園にいなさるあなたに挨拶状を
「夏は蟻地獄、」
ストローは吸引の快楽
くつひもはズルズル引きずる足元
たいこの音は埋葬の戯曲
クレーターは食指のつぼみ
煙突はものけの殻を排泄
「樹液にへばる蝉、」
らせんの木
亀甲の樹皮
ゴムのような
粘着した油手で
カレースプーンを
持ちながら
ポケットのなかでバタつく蝉を
つまんで食べた
「月面宙空天、」
月に行けたなら地面にこの言葉を書く
指が自由に動かせるなら月の地面に書く
何日もいられるなら石に刻む
自分のことについての詩を書く
「月面宙空天」という言葉から自分のことについての詩を書く
ここにいるのと同じく自分を詩にする
ここにいるのと同じ緊張を詩にする
月面に立ち自分についての詩を書く
「月面宙空天」という言葉から自分のことについての詩を書く
「月面宙空天、」
私を動かせるものは月の引力か
しからば私という狂人妄想に
月は引っ込むのか
あばたの園が
私の足に吸い付いているではないか
クレータがそば耳立たせ
私の呼吸を聞いているではないか
天地を繋げる私がいる
天地を繋げる私がいる
ならば考えよう意味を
地球は青くとも
月が黄金色に輝こうとも
私の体は土色の血緑
「地熱は影を救う、」
醜態の影が救い
影は物の語るこころの陰
地熱は物の語る熱気
地熱は陰影を助け
陰影は醜態を
醜態は自身を
救済
陰影は楽園を
楽園は物語を
救済
陰影は物を
物は言葉を
救済
「夏・白昼夢、」
目やにのまぶたがはんびらき
プリプリヴェギヴィトラのお城
真夏の霜降り肉
地面と空の境なくして麦藁帽子
歩けば半酔乱舞
湯船は終日歩道の草むら
プリプリヴェギヴィドラのお城
「土色燦爛たる秋、」
落葉樹は饒舌を巻く
切開、破傷風
解剖、原色図鑑
上皮のかさぶた
土色の血緑ちみどり
「赤いガム、」
チャイナガム、
SUGER、シガレット、
阿川康子、JAZZ、トランペット、 MAYDEN VOYAGE
音楽館 キンコンカン 鎮魂歌
エスペラント、ドビッシュー、夜想曲
電線ビーン、GUITERパンク、逆襲
ルンペンストーブ、ハープ、Quiet Rhythm & Blues
ジャスミン、アロマ、シャンソン、枯れ葉
秋雲 きらら、赤いガム ハーモニカ
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20141220_230_7813p
上等の小麦粉のような肌が。あらゆる美しいものがそこに詰まって、出口を見失っている。死ぬことと生きることが完全にそこで分かたれて開かれている。決して食べることはできないのに。食べたいのに、食べられないものを、食べようとする間際に、肉の門番が、からだが立ちはだかる。あの音色の、あの乳房の、皮膚という皮膚すべてが、それらの攻防を極限まで追いやる。くびを、そのことばの響きさえも、締め付けられてしまう。それは決して食べることができないのに。食べたい、という底抜けの欲求がある。あらゆる対象に向けて。迷路のように。すべて、じぶんに欠如したものを、食べたい、と欲望すること。それは、食べられたい、というありえない欲求を、幻想の胃壁のうらに、うらとおもての狭間に。織り込もうとするかのように。それはおもてではない、それでも、うらのうらでしかないような面に。指折り、写し取っていくそれを。影をすくうように。影によってすくわれるように。やっぱり何も食べられないのだけど。食べたい。わたしは食べたい。わたしは呪文を、空しく残飯の積まれた廃屋の、くちびるを指でなぞって、数えていく。ぜんどうする見えないものこそを。このからだに情愛として記すことで、食べたい。呪文、宣誓、奇声、見えないもの、うらがえしになったその輪郭をなぞって、溶けていくある過剰さ、欠如しているがゆえの過剰さを。ビフテキに、折りたたまれた太陽の、欲情を、わたしは信じない。食べることを可能にするものに、わたしは異議をさしむける。信じないからこそ、書き込まれたわたしの過剰さは、ビフテキにも、そのことばの痕跡にも、顔にも、香りにもなにものにも先立っている。あまりにも繰り延べられているゆえに。すべてに遅れをとっているがゆえに。あれをしても、どこにも届かない。繰り返すほどに、離れていく。食べたい、ということばは、どこを見まわしても、その輪郭が見え過ぎている。しかしそれは、ほんとうの過剰さとはほど遠いしかたで。しかしいずれはさほど遠くもないどこかで、わたしはおそらく、結合したい。わたしとそれを。しかしそれを口にする間際に、わたしの口が、わたしを超え出てしまっている。その口はわたしのものではない。おそらくは、舌も、食道も、胃も、消えていくことばの尾ひれも。わたしのすべては、からだに遅れをとっている。決定的なほどの遅れを。先立つはずの、からだもまた、わたしに遅れている。食べたい、という感情はどこにも居場所をもてない。たましいにも、精神にも、あらゆる器官においても。それでも、食べたい、と口ごもって、存在している。それほど、わたしは愛している。だから居場所をもてない。愛にも結実しない。食べたい。食べたい。と。わたしは繰り返し、わたしは食べる。人間を。そのことばを。ことばでしかないような、人間でしかないような、それを。延長していく扉の前で。半開きの空間から、差し込むまばゆい光の前で。ひかり、とは似つかない、ある輝くものをのぞき見るために。卵のような目の、その口をひらくことで。すべてをみごもりたいがゆえに。わたしは食べたい。食べたい、と言うのだ。そのことばの苦しさに、触発されて震えることがある。なにもかもわからず、ただ並べられたことばに感情が引き寄せられ。夢を見るような、ある認識できない過剰さに。わたしはその過剰に、その欠如におぼれてしまう。本を折りたたむようにして、口を閉じる。緊張した胃に、ひとつの物語がまた孕まれたのを知って。流れる糞便のような、その物語を知って。それを吐き出すために、それに先だって、口を閉じようと。先立つものに、遅れるものに、その双方に抗いながら。
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20141124_819_7761p
ながい沈黙が饒舌をはらみ
言葉を産みおとすとき
海がきこえる。
海をついばむのは
歌を忘れて後ろの山にすてられた途端
歌いはじめたあの金糸雀でなければならない。
瞬間という永遠があることも知らぬ
なみいる巨人が
ちいさな国に飛来して
あっという間に永遠を創った。
奴らは赤い。
赤くて青い。
だから、だから緑をよぶんだよ。
交合して黒になるつもりでね。
永遠を黒く塗るつもりで
緑をよぶんだ。
そこでは
ほろほろ熱い氷の涙を貼り付けた雲が
忘れることを忘れたころに
欠伸が緊張と手を繋いでやって来る。
流れは留まることを前提に走っているし
時は過去を未来に変えることなど朝飯前だ。
さすらいが定住に焦がれるように
定住はさすらいに焦がれる。
あなたの羊水で
ときを濾してきたわたしという言葉が
顔をだし
ゆっくりと瞼をあけ
産声をあげて
乳をのむこともせずに
歩きはじめる。
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20141223_256_7816p
妖しく燃え立つ大地の
白く輝ける夜更けに
残忍な、
神々の祝祭が終わると、
廃墟に零れた
紅い 涙の滴りを吸って
一輪の、
ことばの花が咲いた
その名は、わたしたち
生けるものすべてに刻まれた名前
泥水に濡れたからだを震わせながら、
わたしたちは、ひとり
そしてまた、ひとり
絶望という名の 酷い夢から身をおこす
凍える唇が、
途切れる息とともに
その名を、
やっと 声にすると、
色や、
かたちのちがう、
様々なわたしたちが
炎の燻る、東雲の空を見上げる
幾百、
幾千ものわたしたちが
深いかなしみに覆われた
音のない夜明けに
折り重なったあなたたちを埋めつくす
わたしたち、
わたしたちはきっと、
燃え尽きた世界の果てまでも
やさしく、
そして飾りのない
たくさんの言葉の花を咲かせるだろう
あかい、
涙の滴りから生まれた、
微かな、
震える声の
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20141224_258_7817p
昨日から降り続いた雪は根雪となった
近くの川は冷たく骸のように流れている
どこかで枯れた木の枝が
石と石の間で水流にもまれ
とどまっている
流木の体の中までしみこんだ水気が
さらに流木を冷やし
もう、意識もなく
ただ、そこにとどまっているのだろうか
ひとつぶの意志が
たとえば団栗となって地上に落ち、とどまる
意識の隅をつつくように
促されるように何かが疼きはじめると
意識は上部へと押し上げられる
上へ上へと双子葉となって
日ざしを受容する
ふと気づくと風が吹いている
まだ芽吹いたばかりの若葉のからだを
いとしく愛撫する
体中の樹液がおびただしく水気にあふれ
勢いよく音を立てながらめぐってゆく
ねむりのとき
かさり
甲虫の羽音がするのを黙って聞いている
月の光の残片が甲虫に照らされ
抑揚のある刻み音が穿孔する
さまざまな毒や弊害から免れることはできない
立つ、という意義を忘れたことはない
それは使命にも似て
己はいつも上を見て立つことで
確かな命を定義づける
森の匂い
その空気に浮かれ
万遍の笑みを繰り広げた
笑みは他の生き物に和を与えた
天体の自転から繰り出される
様々な無機質な暴力が森を蹂躙した
その圧力に耐え
赤黒くその生きざまを刻む
年輪はただ生きてきたわけではない
ただ、立っている
その認識に老いを感じたころから
それを根城に病のコロニーが集る
病とともに謎解きが開始される
不変、とも言おうか
老いと病は新しい命へのジョイントかも知れない
嵐の前の静けさに酔い
満月は夜を装飾する
暴かれた真実は宇宙に凍り
ただ、その時を待つ
意識は直立し
まだ上昇している
しかし、ゆらりと揺らめいたかと思うと
空気は揺れ川面に炸裂
ぼんやりと木はかつて居た位置をながめ
その天空にはおびただしい星が
拍手するように笑った
紐をほどくように
流木は何かを思考した
根雪となった寒空を
カワガラスがびびっと鳴き
一片の流木を気散らし
流木のすでに壊れかかった体の中に
一粒の団栗がくい込んでいた
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20141217_202_7809p
雪柳をみて過去の白さが蘇って来る
過去の回顧の中の白さは雪柳だけでは無い筈なのに
到着の直後に彼岸桜を見れば
土筆を摘む二人の姿が鮮明にドリルの様に蘇って来る
土筆を摘む二人を待つようにしよう動きながら待って居れば
黄水仙にも近付くあえて近付く積極的に近付く振りをすれば
私が居る事に気が付いてくれるはずだ。
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20141225_276_7819p
あなたとセックスしたい
ベッドでセックスしたい
ソファでセックスしたい
庭でセックスしたい
プールでセックスしたい
近所でセックスしたい
市民会館でセックスしたい
ファミリーマートでセックスしたい
実家でセックスしたい
下町でセックスしたい
商店街でセックスしたい
八百屋でセックスしたい
スカイツリーでセックスしたい
改札口でセックスしたい
小田急線でセックスしたい
千葉県でセックスしたい
遊園地でセックスしたい
小笠原諸島でセックスしたい
水平線でセックスしたい
レンタカーでセックスしたい
横浜でセックスしたい
駐車場でセックスしたい
レストランでセックスしたい
海岸線でセックスしたい
鳥取砂丘でセックスしたい
野球場でセックスしたい
四国でセックスしたい
船でセックスしたい
オーストラリアでセックスしたい
ヘリコプターでセックスしたい
ブラジルでセックスしたい
南極でセックスしたい
無人島でセックスしたい
海でセックスしたい
丸太の上でセックスしたい
夕暮れでセックスしたい
ひらがなでセックスしたい
演奏会でセックスしたい
おすすめのパン屋でセックスしたい
潰れた居酒屋でセックスしたい
勉強机でセックスしたい
横に並んでセックスしたい
国語と数学の間でセックスしたい
手のひらでセックスしたい
頭の上でセックスしたい
ポケットでセックスしたい
右側でセックスしたい
右の奥の方でセックスしたい
右の奥の上の上でセックスしたい
右の奥の下の隙間でセックスしたい
左手前でセックスしたい
100メートル先でセックスしたい
途中でセックスしたい
未来でセックスしたい
火星でセックスしたい
カプセルハウスでセックスしたい
Aでセックスしたい
Bが死んでセックスしたい
Cのつもりでセックスしたい
日本語でセックスしたい
無言でセックスしたい
仕事終わりでセックスしたい
七行目と八行目でセックスしたい
空白でセックスしたい
匿名でセックスしたい
国会議事堂でセックスしたい
生放送でセックスしたい
最初と最後でセックスしたい
5分後あのへんでセックスしたい
2時間後代々木でセックスしたい
半年後ここでセックスしたい
ででセックスしたい
でででセックスしたい
ででででセックスしたい
でででででセックスしたい
ででででででセックスしたい
でででででででセックスしたい
ででででででででセックスしたい
でででででででででセックスしたい
転んでセックスしたい
雰囲気でセックスしたい
インターネットでセックスしたい
深海5千メートルでセックスしたい
垂直跳びでセックスしたい
マグロでセックスしたい
ニトログリセリンでセックスしたい
網棚でセックスしたい
連結部分でセックスしたい
お会計は別々でセックスしたい
赤でセックスしたい
赤と青でセックスしたい
七十九行目の黄色でセックスしたい
Sの裏の反対側でセックスしたい
1965年あたりでセックスしたい
NとHの中間でセックスしたい
ナシゴレンでセックスしたい
本能寺の変でセックスしたい
UFOでセックスしたい
よーいどんでセックスしたい
プラス思考でセックスしたい
マイナス8度でセックスしたい
徹夜でセックスしたい
百五十六行目の隅でセックスしたい
一行目に戻ってセックスしたい
あなた以外とセックスしたい
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20141203_032_7789p
>パクってませんけど。是非、教えてください。
>変えろ。という何ら説明のない命令口調なレスがなかなか面白いと思ったのです。
>Lisacoさん
>天才詩人さんから教えてもらえるといいですね。
>レスありがとうございました。
>ないです
>セックスを性交に変えると意味は同じでも与える印象に変化がありますね。
悪は一つの矛盾した実り
弱くふるえている果肉を守るために
幾重にも重なった硬い果皮
善であることは実ることを拒絶すること
果肉が傷ついても
それに耐え続ける強さがあるということ
悪は弱いから傷つくのに耐えられず
自らの内部の構造を充実させていくために
内部が沢山の光によって攪乱されるのを避けるために
初めから傷つかないように果皮で守り
どんな迫害をも笑い飛ばし蹴り飛ばす
本質的に強い悪
内側に弱い果肉を持たない果皮だけの悪は
本当の悪ではない
それはただ衝突の機能を持つだけの
潤いも内部もない害でしかない
悪として繊細に実っていくか
善として実らず傷つき続けるか
害として空疎であり続けるか
私は悪としてどこまでも内側の構造を熟させながら
善や害とも共に響きあい
社会から降ってくる無数の刃を果皮に摂り込み
果皮と果肉とをどこまでも流動的に交換し続けている
やがて実りが矛盾でなくなる日まで
内側の弱さと外側の強さがもはや同義になる日まで
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20141212_152_7806p
>GENKOUさん
>はかいしさん
>んなこたーないさん
>陽向さん
某月某日 午後1時
ふふふ と白い歯を見せて
端正な顔立ちである
介護ケアマネージャのHさんが笑う
深い座椅子に凭れるように座りながら
つられるように 母は顔をほころばせる
ふだん
わたしと母だけに ひかりがあたっている狭い空間が
朝 雨戸をあけた時のように
部屋の隅々まで 呼吸をはじめる
その明るさのなかで
母は 身体を乗り出して
今まで生きた足跡を 語りはじめる
もう暗記ができるほど 聞いた話だが
その話を聞くたびに 母の人生が日に日に 厚みを帯びてくる
(あの日 母さんが死んで 海辺で泣いたの
(悲しくて いつまでも浜辺を走っていたの
(海の向う岸は 一面見渡すかぎり 真っ赤に燃えていたわ
(まるで絵画のようにきれいで
(あのなかで従兄弟のさっちゃんも 邦夫おじさんも死んだわ
(とっても 怖かったの 覚えているわ
(きっと あの日から こころを裂くように
(無理にひらいて 受け容れたんだわ
(真っ赤な火を点けた人たちを
(でも 幼なじみの彼は そのとき 手を握ってくれていたわ
(とても 強く
母の話に 大きくうなずいて
笑顔を絶やさぬ
Hさんのお世話になって 三年がたつが
その間
母は子供に戻ったように 無邪気になり
ときに 少女のような優しさをみせる
某月某日 午後四時
母は眠くなり 介護ベッドで横になる
少し眠り 寝ぼけながら
ひとりごとのように 呟く
(学校に遅れるからって 父さん バス停まで
(手を握って 引っ張るから わたし手がとても痛かった
(でも 父さん 嬉しそうだったわ
少し寝言を聞きながら
わたしは めくれ上がった掛布団を整えて
母の体温を計る 36.8℃
陽が短くなっただろうか もう外はうす暗くなっている
某月某日 午前0時
弧を描いて放物線が
地面に 小さなみずたまりをつくる
見上げると
家の傍の 街灯が消えかけていて
不規則に点滅している
そとは だいぶ寒くなってきた
母は二十分前 暖房付きのトイレに入って出てこない
用をたすのに時間がかかるのだ
二時間ごとの間隔で
トイレに行く
そのための歩行が
母の運動機能を維持するために
大切なので トイレの独占という
この理不尽を容認している
ときどき 中から苦しそうな声を
発していることがあるが
その声を聞くと
あの齢になり 生きることが
自分との戦いのようで
いかに大変なことかがわかる
わたしは 尿意に耐えられないときは
さすがに浴室では 憚るので
たびたび 庭の隅で用を足す
いつものように用を足していると
となりの少年が不思議そうに見ていたが
傍に来ると
わたしの横で いっしょに用を足した
わたしと少年は 大きく放物線を描いた
そのときから わたしが そこで用をたすときは
決まって 少年と一緒だった
短かったが 笑いながらの少年との時間は
不思議と介護に疲れた わたしを癒してくれた
ある日 となりの奥さんに
息子さん 大きくなりましたね
というと 何を言ってるの
うちは 娘二人ですよと 怪訝そうにいった
そのときから少年は来なくなった
すっかり夜が更けて
夜の十二時三十分を過ぎても
母はトイレから出てこない
心配になり 覗くと
もうすぐだからと
まるで子供のように涙目でいう
わたしは いつものように庭の隅で
隠れるように用を足す
月は煌々として
身体をこおりのように冷やしている
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20141226_279_7820p
>夜の十二時三十分を過ぎても
>母はトイレから出てこない
>心配になり 覗くと
>もうすぐだからと
>まるで子供のように涙目でいう
ざくざくはたけ。
育てられるごみくずはしょせんごみくずしかならないわたし
がになって飛び立ってキットカットされる。花なって
甚だしい、びらびらしない
モザイク、じんせい、は、粉になって、
豚のミンチに混ぜこむ。今日はハンバーグだよ、
と×××。ハンバーグをハジメテ作った人は、おとうとだよ、
と××××になれなかった×××××××××××××××××
が、ままごとをし、ママズラを付けて、とんずらしてた。
めがしらに朝露が溜まる理由は
布団に潜る空白のとき
塗りきれるのかが分からないだけ
一歩を踏み出せば
世界はいくらか変わんじゃないの、という常設された未来が
果てしなく遠い宇宙空間に孤立する
先には誰も帰んないと望んで
酔っぱらった雲が嘔吐している
貯金は霜降りの贅肉へ
冬の調べは濁った母のものへ
はるばると七夕から来た彦星が
クリスマスプレゼントをサンタの代わりに渡すと言って
私に新しいマフラーをくれた
家族全員が冬繕い
冷蔵庫には書きかけの詩が飛散する
仕方なく互いを批評し集合
花盆地にはネコの出汁で
顔を洗おうとする人間が
慰められた煮干しだの、マグロの刺身だのを
落といている
落とちている
今日何食べた、魚だよ、おっきいの、
魚は、花食べて膨らんで、弾けた、毒入りだから、あの人はね
さよならいわなかったの、っていわせなかったあなた
ハネダのクリスマスツリーを挟んで
私を剪定する、剥けて赤みを帯びた
サバの匂いのする眼前に、公然とキスする
殺そうと考えた自転車置き場で
私の肉を差し出せば
事態は変化したのか
どうして誰も教えてくれなかったの
馬鹿には誰にも教えないと、父は言った。
猥褻罪猥褻罪猥褻罪猥褻罪ざらざらとした
つきまとう=虫殺せ
織り姫は浮ついたサンタに恋
はるばると七夕から来た彦星が
クリスマスプレゼントを代わりに貰うと言って
私から殺虫剤奪う
あかぎれた指撫でて欲しいと
撫で下ろす頃に、死ぬのだと。
幸せな項目にスタンプを押し、ラリー続ける、頑張り過ぎて
事態がぶっ飛んでいるのかどうかさえ、分かんない
破壊して消えた場所に転がっている
あなたの
街と
現実に
何も触れられれない
私の現実が
冬を一層際立たせる
ずっと待ってあなたが望まなかった未来
とあなたが望んでいた未来。こびりつくこの
カラダはDAKARA
生まれる前、
キット,kあ
あなたのお母さんでした。
椎茸が食べれない火星人も、
切り刻んだ星しいたけを眺めている星野くんだって、
織り姫にフラれた彦星もいい匂いがする、
花がゴミから生まれたことを、ずっと前から
知っている詩人でした。だのに
星の元に生まれたあなた、見放され、
謙虚に花を咲かせていた。
きれいきれいで、卑屈で、あなた金星から来たんだって、
すぐに分かったよ。だから
品種改良されない
あなたの未来に
これから出掛けようと、思いました
あなたを判別出来ない私は
荷物を少なめにしようと、思いました
歩きやすい服装にしよ、
電話は持ってく、スローターハウス5も。
あと、風呂敷と、手紙。火星人が書いた地図と、
切符がいるよね。
たびさき、粉々になった言葉を
一つずつ焼いて
あなたに似た人に配ると思います。
配れなかったあなたが
叶えられなかった夢を
小さく掘って
火を灯そうと
燃えるマッチをみつめて
煙がかかる
頭に浮かべる
言葉がからくて
一粒でも充分な、ざくざくした、
誰が食べんだろう
誰が食べんだろう
捨てられた弁当がある、
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20141201_977_7777p
PCが銀髪を拒否した
僕らのHTML+CSSは言語で出来ている
一昨日君のHTMLが僕のHTMLに感染し
一部一部が自分でも分からない単語で
埋め尽くされている
太字にしても届かない声
サイズより内容
HTMLが抑々君のHTMLに必要とされていない
僕のcategoryは君で一杯なのに
君のcategoryに僕はいない
CSS―言語 足りないわけじゃない
ただ思いが伝わらないんだ―HTMLを HTMLを
PCが銀髪を拒否した
いつの間にか僕は最初の行と最後の行の
bodyから生まれ変わり
ただ漠然とサイズを意識してばかりいた
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20141223_252_7815p
>草野大悟さんへ。
>エルクさんへ。
>エルクさんへ。
>感想さんへ。
>HTMLって言いたいだけじゃんと思った。
>田中宏輔さんへ。
>田中さんへ。
>田中さんへ。
>田中さんへ。
>あさんへ。
ひどく気分が折れ曲がっていた
一日中
言葉という言葉が俺の中を通り抜けていくが
残るものは一語もない
体中がふわふわして
生きている感じがしない
とても不快だ
「掴め!」
と頭の中で鋭く刺すような声がするが
何をどう掴めばよいかわからない
とうとう俺も迷子になってしまったのか?
フロイトやユングが無意識と呼んだ
あの深い森の中へ
俺も絡め取られてしまったのか?
何が起きたのか?
病棟で魚たちが手厚い看護を受けている
見れば俺も魚の体をしている
鰓と鱗でパサパサしている
水が欲しくて看護士を呼んだが
口はパクパクし
泡が出るばかり
となりのアンコウに話しかけてみる
「気分はどうだい?」
アンコウはバカにされたと思ったのか
憤慨してこういった
「見ての通りだよ!」
見ての通りか・・
となりで見ていてもあまり状態はよくなさそうだ
しかし人の心配もしていられない
この場合
魚か・・
俺はベットの上が苦しくなり
思い切り背を反らせた
そしてジャンプ
頭が天井に届きそうだった
あるいは思い切りぶつけたのかもしれない
俺はまな板の上にいて
にんにくの臭いを思いきり嗅いだ
どうやらここは中華料理店の厨房らしい
すると隣にある包丁は俺を捌くためのものか?
待て・・
その前に
横っちょにある玉葱がグルグル剥かれるかもしれない
魚と野菜
種族は違うが俺は玉葱に同情を寄せていた
玉葱と魚がまな板の上に乗っかってるなんて
人間にしたら素晴らしい眺めだろう
ましてやここは優秀な料理人が揃った有名な中華料理店だ
よく整理整頓されたこの厨房を見ればわかる
俺は息が上手くできていることに気がついた
病棟にいたときは酷く喉が渇いたが
今は違う
少し首筋の辺りから背中にかけて寒く
厚手のコートが欲しい
できればカシミヤのパリッとしたやつだ
そう思うと同時に俺は体をまな板の上を滑らせるようにして
思いきり捻った
玉葱に肋骨を思いきり打ったような気がする
ここはどこだ?
どこからか声がした
君はいま言語学者のノートの中にいる
つまり君はとうとう言葉になったのだよ
おめでとう
バカ云え
俺はさっきまで魚で
中華料理店の厨房で捌かれそうになってたんだ
そう
君は「魚」という言葉になったのだよ
気分はどうだ?
今日から君の意味は
この辞書が全部保証してくれる
安心しろ
この辞書の持ち主も非常に頼りになる言語学者だ
彼らのような人間によって君たちの生命は
100年先まで守られる
OK?
わかったらそのノートの中で大人しくしてるんだ
俺は隣にある
机の上の言語学者が使用しているらしい
擦り切れた辞書を横目で見た
さっきまな板の上でぶつけた
肋骨がジンジン痛む
俺はそっと手を伸ばし
「玉葱」という字を探した
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20141227_289_7822p
>「掴め」はもう少し別の言葉か具体的なものがいいようにおもいます。
>この詩、普通に読むとファンタジーの形をとった言語論とか、存在論になるんでしょうけれど
>極言すれば、ファンタジーは確固として現実の一側面としての位置を占めているのだ
>日常の営為はどうあっても人間を規定する、それが結局は「現実」の有り様ではないか
>前に一度読んでいるような気がしますが
>ぬけちゃえ! みたいな。
千人の仙人、殴り合う。
それが、最初のヴィジョン。
笑っちゃうだろ。
もちろん、「僧侶」のパロディさ。
有名な詩人たちが殴り合うのも面白い。
だれが、だれを殴るのか、興味があるし、
殴り方だって、みんな違うはず。
サッフォーなら、平手打ち、
コクトーだったら、へろへろパンチに違いない。
でも、ヘッセのゲンコツはキツイだろうな。
たとえ、イッパツでも。
パウンドだったら、
だれかれかまわず、殴るかもしれない。
(ロレンスは、殴られっぱなしだったりして。)
沈黙の猿が、私を運ぶ。
わたくしを山上に運んで行く。
オスカル・マツェラートは、21歳まで94センチだった。
ぼくのチンポコは、35歳になっても3センチだ。
(勃起したら、5センチにはなる。)
カタサだったら、だれにも負けないけどね。
でも、それが、何の役に立つと言うんだろう。
毀れよ、と言えば、毀れる波頭。
ガムをくれるように簡単に言える。
そんな、きみが、うらやましい。
ハコベ、メヒシバ、オオアレチノギク。
いつか、小説を書こうとして
高野川で採取した植物たち。
花なしの緑いろ。
オオイヌノフグリもあったっけ。
手にとると、すっかり、砂になる
蟹の子ら。
あの夏の日のセミの声も、蜘蛛の巣に捕らえられた。
(風の日に、ちぎれ飛ぶ、ちぎれた蜘蛛の巣に)
その日、ぼくのレモン・ティーに、何が起こったのか。
もちろん、何も起こらなかった。
起こるはずもない。
それが習慣というものだ。
あなたは、こぶしを振り上げたことがあるか?
ぼくは、一度だって、こぶしを振り上げたことがない。
こぶしを振り上げたことのない人間に、
殴り合う権利などない。
海と、海の絵は、同じものだ。
祝福せよ!
こころから祝福せよ!
真ん中に砂を置いて、
ハンカチを踏むと、海になる。
地雷を踏んだ戦車がうずくまる。
動かなくなった
キャタピラの傍らに、
――はぐれた波がひとつ。
そして、わたくしは? わたくしは
、、干からびて死んでいく
ウミガメの子が見た
、夢だっ
た
。
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20150101_381_7827p
「削除」(著作権情報センターへ相談し指導のもと削除いたしました。)
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20141229_334_7825p
>行きましょう
>うん、いつも考えてた
>でも、やっぱり