雲に覆われた空と、その下に広がる海は、共に色を失って境界が曖昧な合わせ鏡のようだった。
彼が立つ場所は、ちょうど右手の砂浜と左手の岩場の境目で、その部分だけがはっきりしていた。幼い息子が、砂浜を走っている。波を追いかけ、波に追いかけられる。まるで、何かの比喩のように。そして、幼い頃の彼のように。そして、彼の妻は岩場の潮だまりで遊んでいる。まるで、映画の一場面のように。そして、二人が出会った頃のように。
「パパ! ぼく、うまく波から逃げてるでしょ!」
息子が自慢げにそう叫ぶ。
「ああ、たいしたものだね」
彼も波の音に負けないように、大声で答える。
彼の心は幸せで満たされていた。これまでの彼の人生は、挫折と失望の連続だった。実の親たちからも、ため息と共に見捨てられた。自分が生まれた時から、不運で無能で罪深い屑だと知るためだけに、長い時間を浪費して生きてきたようなものだった。そんな日々の中での妻との出会いは、宝くじの一等が当たったようなものだった。天文学的確率の幸運。彼女は彼を受け入れ、そしてこの世界に息子を連れてきてくれた。家族ができたことで、彼の人生は変わった。これまでの数多くの失敗も、それがなければ妻や息子に会えなかったのだと思えば、決して無駄ではなかったと思うことができた。
「ねえ、これ面白いわよ」
彼女は岩場の潮だまりの中から、そう彼に話しかけた。見ると小さなイソギンチャクに、いたずらっ子のように指を突き出している。ほんの少し指先が触れただけで、イソギンチャクは敏感に反応した。信じられないほどの速度で、その触手を彼女の指に巻きつけて口をつぐむ。彼女は大げさな悲鳴をあげながら、楽しそうに笑っていた。目眩がするほどの幸福感。今日の空が曇天で良かった。もしも晴れた日だったら、彼は世界の眩しさに目を開けていられなかっただろう。
また、波の音が大きくなった。ふと気がつくと、岩場から妻の姿が消えていた。慌てて砂浜を見ると、さっきまで走り回っていたはずの息子もいない。まさか波に飲まれたのか。彼は青ざめた。急いで周囲を探したが、妻も息子も見つからなかった。狼狽した彼は、車に乗って近くの交番に駆け込んだ。今はシーズンオフとはいえこの辺りは観光地なので、交番には三人の警官がいた。男は不安に心臓を押しつぶされそうになるのをこらえながら、必死で彼らに状況を伝えた。またですか、こまりましたね。警官たちは、口々にそう言って同情してくれた。そして、大丈夫ですよ。今ごろはきっと元の場所にいます。この前もそうだったでしょう? そう彼を励ましてくれた。
それを聞いて男は心が落ち着いてくるのを感じた。そうだ、大丈夫だ。絶対に大丈夫なんだ。この幸せは消えない。消えるはずがない。男は、今度は冷静に車を走らせて海岸に戻った。妻も息子もいなかったが、男はもう不安ではなかった。妻は現在、二人目の子を身篭っている。できることなら、子どもは三人くらいほしい。彼は一人っ子だったから、血筋を絶やすことは許されないのだ。
(お前は出来損ないだ)
不意に、耳元で父親の声が聞こえた。彼の顔はこわばり、その目は落ち着きなく曖昧な空と海の境目を見定めようと動いた。
(出来損ないの失敗作だ)
違う、違う、違う。男はつぶやいた。俺は幸せだ。確かに今までは失敗だったが、今は間違いなく幸せなんだ。俺は素晴らしい女と結婚した。そして子ども生まれた。俺はアンタより多くの子を残す。それだけでも、俺はアンタに勝ったんだ。身長、顔、学歴、職業、何もかも糞食らえだ。人生なんてくだらない。元はといえば、アンタたちにも責任があるんだ。何が子どもだ。子孫を残すことに何の意味があるんだ。どうせ人は、いつか滅びるんだ。戦争や疫病や資源の枯渇や異常気象で、ゆっくりと滅びていくんだ。たとえ生き延びても、いつか地球は膨張した太陽に飲み込まれるのだ。そうなる前に他の惑星に移住することなど、今の世界の有様を見れば不可能だと分かる。万が一、そうやって宇宙の彼方へ人間が拡散していったとしても、いつかはこの宇宙そのものが収縮に転じて無に帰ることだろう。無限のものがあるとすれば、無と有限の繰り返しそのものだけだ。だから良いじゃないか、もう良いじゃないか。
なあ、そうだろうと妻に話しかけようとして、男は自分が妻の名を思い出せないことに気付いた。いや、妻だけではない。息子の名前も思い出せない。名前だけではない、妻や息子の顔も、着ていた服すらも今となってはあの空と海の境目のように不鮮明だ。そんなことは当たり前だ。だってぼくはまだ子どもなんだから。彼は、そう言って砂浜をかけ出した。父親が、そんな彼を見つめている。初めての息子への、愛情にあふれた眼差しで。
「パパ! ぼく、うまく波から逃げてるでしょ!」
彼が自慢げにそう叫ぶ。
「ああ、たいしたものだね」
父親も波の音に負けないように、大声で答える。
「あんまり遠くへ行ってはだめよ」
近くの岩場から、母親も声をかけた。
彼の心は幸せで満たされていた。優しい父と母。人生は、まだ始まったばかり。毎日が新しい出会いと発見の連続で、何もかもが楽しくて仕方がなかった。彼は、この幸せがいつまでも続くと信じていた。今日までがそうだったように、明日も明後日もその先も、笑い声に満ちた光の日々が続くのだと。
走りながら、彼は空を見上げた。それほど深くない水の層の向こうに、灰色の色彩が広がっている。突然、一本の優雅な指が彼に向かって突き出された。母さんの指だ。彼は夢中で、その指にしゃぶりついた。
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20130209_463_6686p
>映画の一場面のような、
>イソギンチャクは毒を持つのに手に持つ妻。
>でも无さんの作品、久しぶりに読んでよかったです。
>きっかけになった作品2つに思い至ってしまったので
>この文の弱点はちょっと説明的過ぎることでしょうか。父親と子どもの関係 とか、血筋に関する解説とか、肝心な部分があまりに簡単に済ませられてしまって、テレビ欄 のドラマのあらすじ紹介のようになってしまっています。僕にはそこが残念でした。
きみはしらない、
読みさしの神話の
行方が、青く、赤く
どこまでも地表と、
一つの調律の下に
削り出された
鋼鉄として
内へ内へと
束ねられていく
地表と、どこかここでない、
どこかに。
彼はしらない、
馨しい葡萄酒の
呼吸が止まろうとしている
死なないまま
流れ出ていけ、そして
甘やかな木調の窓枠に
未知の読点が落っこちた
その夜にはきっと
全てのひとが
赤ら顔のまま眠りにつく。
彼を除いて
ぼくはしっている。
きみは十指を全て
折ったまま、伸ばせない
酩酊は古く。
世界は夜に均され、
幾億もの職人と
同じ数だけの鎚
それが見つからない間
星との距離は
変わらず、遠いままだ。
彼は煙草を吸う
彼だけは煙草を吸う
酔わない。
彼の知らない世界では、
血液と混ざる
強酸性の胃壁、爛れていて
そんなものが転がっている
ぼくがしらない。
根絶やし、
女性の性毛は限りない
贖罪で抜け落ちる
祝詞か、怨嗟か、
囁かれる文面の最果て
最果てを見据えて
延ばされる性毛
あらゆる吐瀉物が
青かった夜を汚す、
その時から夜は黒い。
流れて、灼熱となる、
どこかの正午で開かれた
明るい紙面が燃える
落ちてきた星の
名前を、誰か
口にしてくれたら
Rape me!
ぼくは読んだことのない
文章に。
美しく着飾ってくれよ
幼女たち
何も不安に思わない
朱差した頬の柔らかさが。
ぼくはきみをレイプしない
きみはそれを知って、
神話を食む
ぼくと彼との間には
ある牽制が飛び交う、
焼けた星々、
句読点、
星と星との間をつなぐ
散文が、星座を織る。
美しく、
曝け出してくれよ
幼女たち
ぼくと彼とが
“おほしさま”を
歌うこと
地上で歌われるのは
祝詞か、怨嗟か、
どうか誰もぼくに
妙なる同意を寄こさないで。
Rape me! …
きみが取り出す乳房を
傷つけたくない、
ぼくはそう言って
セックスした
醜く膨れた胸部、
不衛生な体毛――
彼は何も言わない
ただこっちを、じっと
見るだけ。
おかあさん、
という単語の煩わしさで
ぼくの見る世界は
急激に狭くなる
煙草が欲しくなって、
それはぼくのではないと
気付くまでずっと、
蠢き続けた
血まみれの下腹部。
――吐き気がする
Rape me!
鋼はいずれ赤く燃え、
誰かの煙草に火を
点けるだろう
ぼくは、煙草を、
持ってないから
こどもなんだよ。きっと。
多分
おかあさんは死ぬ
おかあさんになるひとも死ぬ
そうして“母”なるものが
死に絶えたとき、ぼくは
数え切れないほどの射精を
内へ内へと
注いでいることだろう
この子に。
Rape…
神聖視される物の、
憧憬される物の、
羨望され、追求され、
それから届かない物、
全てがぼくを、殺すと言う。
きみも彼も。
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20130212_510_6691p
陰画に焼き付けられた死亡証明書と共に、
おれは、自らの死を埋葬するために
記憶の中の戦場へと…
*
深夜1時。
東から西の方角に向って
おれの頭上を
一体の死体が、ひらひらと泳いで行った。
*
<<破滅する幻想 Part1/腐乱死体と、恋愛したい。
お母様
拝啓 秋風が立ちはじめ、過ごしやすい季節となりましたが
いかがお過ごしでいらっしゃいますでしょうか?
日々、我が軍の戦況は悪化し、お母様の元に無事、生還できる確立は
ますます、低くなってまいりました。
今日も、敵軍との交戦中に、我が親友の通信兵が、/集中砲火/爆撃/悲鳴/
悪夢…。
お母様、/(てめぇが/おれ様を/こんな腐り切った時代に/産み落とし
やがったから…。
お母様、私は、全身全霊を懸けて、我が祖国を敵軍の攻撃から
死守するつもりであります。
お母様、お体に無理なさらずに、時をお過ごし下さい。
敬具
*
深夜2時。
西から東の方角に向って
おれの頭上を
一体の死体が、ひらひらと泳いで行った。
*
<<破滅する幻想 Part2/死者の通話記録――着信アリ
ツーツー
ツーツー
ツーツー
ツーツー
「今、どこにいる?
「わからない。
帰りたいけど…
もう、わからない。
*
深夜3時。
東から西の方角に向って
おれの頭上を
一体の死体が、ひらひらと泳いで行った。
*
<<破滅する幻想/最終章
悪魔の召喚に失敗した、おれは
とんでもない怪物を
呼び出しちまったんだ。
魔法陣から、這い出てきた
その堕天使の
奇妙な、第一声を
聞いてみる事にしよう。
「貴様か!!!
この、おれ様を
呼び出しやがったのは!!!
*
「自らが選んだ悪夢に忠実たれと……
――ジョーゼフ・コンラッド『闇の奥
*
自らの死を選ぶということが
=おれの死ではないのだとしても
その激痛から目覚めた瞬間
おれが目にするものは…
*
時間―感覚/崩壊。
戦場から帰還したばかりの
おれのいる方角に向って
なお、
一体の死体が、ひらひらと…
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20130222_956_6719p
>お母様、/(てめぇが/おれ様を/こんな腐り切った時代に/産み落とし
>
>やがったから…。
最初のお話は
きっとこの街、
山岳都市のおはなし
全く幼い子でさえ道に迷うことはない
東西南北、方角が どちらがどちらか
わからなくなるなんて
ことはないこの街、
夜景、夜空、を
川伝いに道は山岳の奥地に伸びていく
てっぺんを一瞬にして
マッターホルンの絶壁を
尾根伝いに歩くことができる
何車線もの幅広なハイウェイがあり
柔らかなコンクリートで造られている
上下に揺れ、すべてが下り道
まるで赤いじゅうたんが波打つような道を
子供たちが滑り台のように自転車にまたがり
疾走している
風を切るジェットコースター
たくさんの神社の杜に
道が繋がれ、
行き迷うなどという感覚に
私たちは陥ることがない
思い通りに辿り着くことができ、
いつももどんな場所にも、何時如何なる時を
かまわず一瞬に、その場所にたどりつく
もし迷ったなら
藪の茂みからのぞかれる渓流の
音を聴き、川の流れを知り
私達の住処のどの位置に
川の流れ方でつかむのだ
最も敬愛すべき詩人に会えることは、彼からの連絡で知っていた
スキンヘッドのニグロ、僕をおでこでいつもこずきながら、
笑いながらすばらしい詩を披露してくれることは間違いない
僕は古谷さんともう一人の彼女が詩人友の会、
こうしてメンバーはすでに4人
彼ら4人はそれぞれ全くの天才であると、おのずと自覚しているのであるが
このメンバー頭数揃えて一緒に何か企だてようとしているのだから
どんな世の中の刺激も情勢も形成逆転も全く くだらない 驚くにあたらない
彼女はひとりいつもすばらしくクールで 落ちつきを払いながら
いつもマイクに向く聴かせるボイスは 洒落ててキャシャでスレタ声の
僕の意識がすべて遠のき 酩酊を余儀なくさせる
彼女を未だに僕は車に乗せたことはない
なぜなら僕の車は一人用四輪自転車だから
小さくちぢこまることはできるのだけれど・・
車で家路に帰る途中、道沿いに彼女の詩が飾られていた
竹に吊るされ光る行灯 べっこう飴の光る詩
やっぱり彼女は最高の詩人だ
ハンドルの手の中でそれは、青緑に光っていた
うれしく、車を走らせる
ハイウェーの雪、夜道、川は南北にくだり、道もおなじようにそれに沿い
この街に碁盤の目はなく、何ブロック先の右か左かは不要な道案内である
僕の目先に速そうな白い車が見えた、いつのまにやら減速しおうじょうし始めて
いるからしょうがないから川の土手伝いに僕は斜めに走ることにした
ふと見ると川っぷちに大の字になり仰向けになった放心状態の女を目撃した
傍らにさっきの白い車が、ボンネットに寄りかかった男が誰かに携帯をかけている
事故かどうか そうにも見えないが、なぜか滑稽な様子である
やがて道が途絶え、川の向こうに移動しなくちゃならない、小さな橋をわた
ろうとそこに、架かったつり橋を渡ろうと 橋桁は徐々に細くなり 狭まっていく、
車は少しづつ、自転車に変わり ゴーゴーと音を立てる暗闇の激流を、ペダルをこぎながら
狭まる板木の幅をライトに照らしながら渡っていく スルスルと滑るように渡っていく
そのうちチェーンがはずれ、、ベアリングが
ポロポロとれて前輪も後輪もとれて橋の下に落ちていく
ゴーゴーと音を立てる暗闇の底をペダルをこぎながら
スルスルと滑るように渡っていく
ところでここでの空間は楽な自由度で移動できるため、
だからわたり終えても向こうとこちらの岸は同じ意識で繋がっている、
だから僕の車は わたり終えても 今ここでも同じ僕の車なのだ
帰途に着き、君を好きになった理由を考えた
少なくともこの詩を絶対何があっても渡してやるのだと心に決めた
と思うんだ
さよ
さよ
らよ
んよ
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20130219_853_6712p
>もし……なら、やめちゃいましょう。その方が有益です。あなたにとっても僕にとっても。
>あなたにとっても僕にとっても。
>その方が有益です。あなたにとっても僕にとっても。
朝、寝起きでトイレに入ろうとしたときである。父親が便座に座ったかたちのまま動かなくなっているのを見つけてしまった。両手をそれぞれのひざについて、ややうつむいたまま息もせずに石像になっていた。触ってみるとからだはやはり石のように硬直していて、目玉は真珠のように濁って白い。顔はなぜか満面の笑みに波打ったまま止まっているが、しかしそのせいで逆に気味が悪くなってしまっている。石になるなら石になるで、もうすこしそれらしい顔というものがありそうだが、きっとそんな事を気にする前に瞬間でこの状態に陥ってしまったのだろう。ともかく、このままでは用を足せないし、父親のほうも仕事を欠勤せざるをえないし、うまいこと行く方法はないものかなあ、などとしばらくぼんやりと考えていると、今度は母親がトイレの扉をたたいて、早く済ませて頂戴としきりに後ろで訴えている。母の扉をたたく音がするたび、父がわずかに揺れてそれが便器のセラミックとぶつかり合ってかちゃかちゃと変な音をたてる。もうしょうがないので、こうなったらと、父の股のわずかに開いたところを狙って小便を注ぐことに決めた。
気付いたら動かなくなっていた。最近は夜中に何度も小便をしたくなるのだが、今日も同じように暗い廊下を手探りでたどって、この便器の上に座った。ふっとため息をつく。立ちながらだと飛ばし散らかしてしまって、あとで始末するのが面倒だから、小便だけのときもはじめから座って用をたすことに決めている。息子にもそうするように言っているが、トイレの床がたまに黄ばんでいるのを見つけるので、あいつはたぶんこのルールを守っていない。ともかく、人が石になるだなんてありえない、という人がいたらどうかわたしを見てほしい。まるで体が動かない。しかし動かないくせにこうやって物事を考えることができるのだから、人間とはやはり不思議だ。朝になって息子がトイレに入ってきた。驚いた様子でこちらをじろじろ眺めてくる。しばらく考えるように首を傾げたあと、真面目な顔をして股間を広げた。ほれ見ろ、言わんこっちゃない。立ちながらするから、トイレの床や、便座のふち、しまいにはわたしの太ももと股間にまで、一面に飛び散っている。
トイレを開けてみると、そこには見たこともないような風景が広がっていました。はじめ、わたしはそれが息子と旦那だとは全く気付きませんでした。というよりどうしてあれが人間に見えるでしょう! それは石像でした、けれど人間のかたちをした石像ではありませんでした。もはや生き物としての姿かたちは全くとっておらず、まるでなにか現代美術館にでも置いてあるような変に芸術的なかたちをしていたのです。芸術なんてなんにも知らないわたしですから、それがほんとうに芸術的なものなのかはこれから批評家のかたがたに見てもらえばいいとして、ともかくなんだかよく分からないかたちをしていたといっておきます。それはもしかしたらトーテムポールに似ていたかもしれません。しかしそれはアーチ状に広がってもいました。いや、メビウスの輪のようにねじれて、終わりがまたはじめの所に戻っていくようでもありました。ともかくです、わたしはあんなおかしなもののことを考えるのは金輪際もうけっこうです。家も売り払うことになりました。こうしているうちにも、口まわりの小じわは増えていくばかりですし、これから独り身でどう生活をたてていけばいいかということに、もっぱら頭がいっぱいです。
おそらくこれは人類史上初めて、人間の身体そのものが芸術になった稀有な現象である、そういうふうに言えるのではないでしょうか。逆にいえば、芸術とはそもそも人間そのものに他ならなかった、というとくにエキセントリックでもなんでもない、いたってまともな一つの命題に、われわれはとうとう行きついたのだと言えます。父と息子、この特徴的な組み合わせに、ひとまず精神分析的な態度をとることをあえてわたしは否定いたしません、しかしなによりも今この瞬間われわれが必要とするのは、なぜこのような現象が起きたのか、という意味解釈論的態度などでは決してなく、むしろこの類まれな作品をいかに味わうか、味わうべきか、という実践的で倫理的な問題に対する、まことに真摯な姿勢であるといえましょう。この珍事がトイレという特殊な空間で、いや、じつにささやかな日常の空間で展開されたということに、じつのところ、わたしは感慨を隠しえません。デュシャンが便器を選んだのは必然でした! ゆえにわたしはここで提案いたします。このオブジェを便所空間とともに広く世界中に公開すること! かの住宅を、そのまま美術館として成立させること!
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20130121_150_6646p
>人間の身体そのものが芸術になった稀有な現象である、そういうふうに言えるのではないでしょうか。逆にいえば、芸術とはそもそも人間そのものに他ならなかった、というとくにエキセントリックでもなんでもない、いたってまともな一つの命題に、われわれはとうとう行きついたのだと言えます。この特徴的な組み合わせに、父と子…
皆に愛されている、
ニャーニャーと、
健やかな鳴き声を上げるだけの、
盲目知らずなおまえ。
皆がうらやむおまえ。
ただここにいる、
跳ねては空となり、
寝転べばお日さまとなり、
鳴いては雨粒となり、
うたたね雲ひとつのおまえ。
風のような気まぐれなおまえ。
愛して、恋して、狂って、
ニャーニャーと、
健やかな鳴き声を上げるだけの、
お魚をくわえ走り出すおまえ。
流星となるおまえ。
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20130221_934_6716p
こんばんは。
先日は僕の詩にあたたかいコメントをいただき、ありがとうございました。
早いもので僕がネットで詩を書くようになってから、もう二年が過ぎました。
こうしてお会いしたこともない方に自分の詩を読まれ、感想を頂くということは、なんとも気恥ずかしく、また、嬉しいものですね。
僕はPCを持ってないので、それまでネットの世界というものをまったく知らないまま生きてきたのですが、二年前の初夏、暇潰しに携帯でネットを見るようになり、そこで初めて詩のサイトがあるということを知ったのでした。
「こんなところに詩人がいる!」
大袈裟な言い方ですが、その発見は僕にとっては、人知れず山奥にひっそりと栄える小さな桃源郷を見つけたような、大きな衝撃、興奮でした。
長らく眠っていた詩への思い、詩作への情熱が、ふつふつと甦ってくるのを感じました。
恥ずかしい話ですが、僕にもこれでも若い頃、真剣に詩人を志していた時期があったのです。
高校二年、十六歳の秋でした。
集団行動が苦手で学校にもあまり馴染んでいなかった僕は、修学旅行を欠席したのです。
クラスメートが種子島の宇宙センターでロケットを見上げながら宇宙に想いを馳せている頃、僕は図書室で一人、やなせたかし先生の『詩とメルヘン』を読んでいました。それが、僕の詩との出会いです。
それ以来、胸の奥に溜まっていく泥を、グチャグチャにノートにぶちまけることが、僕の日課になりました。
高三に上がる春休み、両親が別居することになり、母は姉と弟を連れて家を出ました。
僕はそのまま父と家に残りましたが、それはけして父を慕っていたからなどという理由ではなく、ただ単に、高校が近かったからということと、父がいない間は一人きりでいられるからという理由でした。
夏休み直前、僕はふとしたことから拒食症に陥り、一日にビスケットを三枚しか食べない日々が続き、二学期が始まる頃には、その反動が来たのか、過食症になっていました。
誰もいない家の中で、胃がはち切れそうになるまで無理矢理食べ物を流し込み、トイレで喉の奥まで指を入れて泣きながら吐きました。
けれども、いくら吐いても胸の奥の泥は吐き出すことは出来ず、吐けば吐くほどますます深く、沼のように沈みこんでいくのでした。
どうしても自分のことを好きになれず、周囲の人間とも馴染めず、自分は人とは違う、人よりも数段劣った人間なのだ、と思っていました。
死にたいとは思いませんでしたが、人並みに社会に出て生活していくなんてことは僕にはとても無理だ、もしそうなったら出来るだけ早く死ななければいけない。
いずれ死ぬことが僕に出来る唯一の責任、僕に与えられた使命なのだと、今思えばなんとも馬鹿馬鹿しい青臭い考えですが、当時の僕は真剣にそう信じ、思い詰めていました。
二学期も中頃、秋も深まり校庭の木々が赤く染まっていくように、クラスメートの話題も受験一色になり、皆次々と将来を見据えた進路を決めそれに向かい受験勉強をしている中、僕は一人焦っていました。
どうせいずれは死ななければならないのだから勉強なんてしたくない、かと言って就職などは僕には無理だ、今やりたいことと言えばしいて言うなら詩を書くことぐらいだろうか、どこかに詩を書ける大学でもあればいいのに。
そんな虫のいい話あるわけないと思っていたら、あったのです。
大阪芸術大学文芸学部でした。
無事に大学入学を決め春を迎え、どうにか高校を卒業することが出来ました。
ちょうど父が隣県に転勤になり、僕は父と離れ、母の家に転がり込むことになりました。
相変わらず過食嘔吐はまだ続いていました。
育ち盛りだからって、いくらなんでも食べ過ぎじゃないの?
母は久しぶりに見る僕の食欲に驚き、呆れていました。
僕はニヤニヤ笑いながら、家族の目を盗み吐き続けました。
母もある程度は僕が病気であることに気付いていたのだと思いますが、一度も面と向かってそれを聞かれたことはありませんでした。
おそらく母も怖かったのだろうと思います、真実を知ってしまうことが。
近鉄南大阪線喜志駅を降りて学生専用のバスに乗り、細い路地を抜けたところに大学はありました。
桜並木の坂道を上り学内に入ると、そこは高校とは違う、自由な華やかさで溢れていました。
最初は僕もこれが何か自分を変えるきっかけになるかもしれないと思い、期待もしていたのですが、そこでもやはり僕は馴染むことが出来ませんでした。
周囲を見渡すと、個性的でなければ芸術家ではないとでも言いたげな奇抜な格好をした者ばかり、まだ若かった僕はどうしてもそれを許せず、作品を創る者が自ら作品になってどうする、芸術家はただ黙って芸術だけを創ればいいのだと、一人で憤っていました。
芸術なんて程遠い、所詮僕らは美術館の片隅で誰にも見られることもないまま錆びていくオブジェに過ぎないのだ、いや、そのオブジェにすらなれない僕はいったい何なんだ、と思うと無性に虚しくなり、そのまま授業に出るのもやめてしまいました。
昼前に大学に来て、誰もいないところで煙草を吸ったり、夕暮れ、四階の廊下から地面を見下ろし、今飛び降りたら明日の朝までは見つからずにいられるだろうか、などと思ったりしました。
そんな短い学生生活の中で、ひとつだけ記憶に残っている授業があります。
文芸学部らしく、創作の授業があったのです。
眼鏡をかけたまだ若い助教授から与えられたテーマにそって、原稿用紙二枚の散文を書き、次週、助教授がそれを寸評していく、というゼミ形式の授業でした。
第一回目のテーマは「自己紹介」でした。
小さな教室で助教授を囲むようにして向かいあって座る十五人ほどの学生は、小説家を志しているような者ばかりですから、
皆、一斉に筆を走らせ始めました。
すっかり卑屈になっていた僕は、自己紹介などする気も起こらず、しばらくぼんやりと周りの学生が何やら真剣に書いているのを眺めていました。
けれども僕も何も書かないというわけにもいかず仕方なく、『ぼくがさかなだったころ』という空白だらけの詩を即興で書いて提出しました。
次の週、返ってきた原稿用紙を見ると、タイトルの横に赤いインクで、『A+』と書かれていました。
最高点でした。
A+は二名だけ、と助教授は言い、スティーブン・キングが好きだと言うもう一人のA+である学生の原稿用紙のコピーを皆に配り、それを見ながら授業を進めていきました。
最後まで僕の名前も、僕の詩も、話に出てくることはありませんでした。
今となってはもう、その助教授のお名前すら思い出すことは出来ないのですが、まったく自己紹介にもなっていない僕の独り善がりな空白に、咎めるわけでもなく黙ってA+を付けて下さったその助教授は、おそらく心の優しい、あたたかいお方だったのだろうと思います。
春休みに入り、僕は父に呼び出されました。
父が一人で住んでいるマンションの一室で、テーブルの上に、不可とすら書かれていない白紙の成績表を広げ、父は言いました。
「詩人になるっていう夢は諦めたのか」
いつ僕が会話もなかった父に「詩人になりたい」などと告白したのか、それは今となってはわかりませんが、僕は恥ずかしさと悔しさで、芸術は人から教わるものではない、自らが感じるものだ、勉強なら大学でなくても出来る、と負け惜しみを言いました。
父は呆れたのか諦めた様子で、それ以上何も言いませんでした。
大学で学ぶための費用を働いて得るということがどれだけ大変なことか、それをみすみすどぶに捨てるということがどれだけ愚かなことか、そんな当たり前のことも僕はわからず、ただ自分の苦しみばかりに囚われていたのでした。
学生という肩書きを失い、ひっそりと社会に放り出され、今こそいよいよ死ぬべき時が来たように思いました。
けれどもそうは思いながらもなかなか死ねず、ずるずるとその時を先伸ばしにして日々を送っていたのです。
ちょうどその頃、『完全自殺マニュアル』という本が話題になっていて、僕も書店で立ち読みしましたが、僕に必要なのは手段でも方法でもない、死ぬ覚悟なのだ、と思い真夜中、マンションの非常階段を上り地面を見下ろし、煙草に火を付け、それから遠くの灯りをぼんやり眺めたりしました。
結局いつまでたっても死ねないまま、僕は二十歳になり、バイトで貯めた金をもとに、念願の一人暮らしを始めることになりました。
築三十年はたつであろう、ボロボロのアパートでしたが、日当たりの悪い薄暗い部屋の中で一人僕は、もう二度と誰の言うことも聞かない、と決意しました。
バイトとは言え自分で働き、自活できたことが自信になったのか、それともただ食費がなかっただけなのか、少しずつ過食も抑えられるようになってきて、あまり吐かなくなったある日、
もう悩むことにすら疲れ、ふと、奇妙な感覚に襲われました。
ちょうどドストエフスキーの『罪と罰』を読んでいた影響もあったのでしょう、ラスコーリニコフが金輪際誰にも心を打ち明ける必要はないと悟るシーン、自分一人がやっと立てる断崖絶壁で生きていく覚悟を決めるシーン、それらはラスコーリニコフにとっては絶望や諦めにも似た暗く深い心情として描かれていたようでしたが、僕には逆に、新しい道のように思えたのです。
そうだ、苦しいなら苦しいまま、死にたいなら死にたいまま、そのままで生きていってもかまわないのだ。
死ぬしかない、とそう固く信じこんでいた自分にとって、新しいその考えは、ひとつの救いのように感じられました。
そう思うようになってから気持ちにも余裕が出てきて、生きるのが少し楽になったような気がします。
それ以来、死にたいと思うことはありません。
けれどもそれは、精神的に安定してきたということだけではなく、ただ単に自殺を考えなければならないような深刻な事態に遭遇したことがないということであり、その点僕は、恵まれているのだと思います。
(不思議なことに、深い悩みの中にいる時も、僕は自分が不幸だと思ったことは一度もありませんでした。
僕という人間の表面を覆っている皮膜は悲観的な色合いをしていても、その奥にある芯の部分は、どうやら楽観で出来ているようなのでした。)
もし今あなたが、すぐには抜け出せないような苦しみの中にあり、よからぬ考えにつきまとわれているのなら、お互い顔も名前もわからない言葉だけの付き合いで無責任なことを言うなとお叱りを受けるかもしれませんが、どうか僕にも、一言だけ言わせてください。
「難しいことは、後からみんなで考えればいいのだから、とにかく、生きていてもいいんだよ」
僕は誰かに、そう言ってもらいたかったのです。
バイトの給料が月十二万程度の、PCどころかエアコンもテレビもない生活の中で、ネットの中に詩の世界があることなど知る由もなく、僕は次第に詩から離れ音楽に傾倒するようになり、太宰、中也、朔太郎に代わり、oasis、BLANKY JET CITY、COCCOが新しく僕の慰めとなりました。
詩は音楽に負けたのだ。
詩は歌詞に負けたのだ。
本当はただ、僕の才能がなかっただけなのですが、どうしてもそれを認めたくなかったのです。
詩を書かなくなってからも、完全に詩を諦めてしまったわけではなく、心のどこかで、誰にも読まれなくてもいい、自己満足でもいい、この詩を書くために生まれてきた、この詩があれば生きていける、そんな詩を死ぬまでに一篇だけ書いてみたい、そう思いながら結局一篇も書くことが出来ず、十年以上の月日を過ごし二年前、初めてネットで詩のサイトを見つけた時の僕の喜び、おわかりいただけるでしょうか。
最初は僕も嬉々として投稿していたのですが、次第に何が何やら自分でもわからなくなり、削除したり暴言を吐いたり、多くの方にご迷惑をおかけして、穴があったら入りたい気持ち、あ、こんなところにちょうどいい穴が、と思い覗きこむと、それは自らが掘った墓穴ですから、どうすることも出来ません。
日頃の感謝の気持ちをお伝えしようと書き始めたのですが、結局いつもの、感傷的な自己憐憫、自分語りになってしまいました。
けれどもこれが、藍沢節なのです、なんて、開き直れるほど面の皮も厚くなってしまい困ります。
今、帰りの電車の中です。
もうすぐ最寄り駅に着きます。
家では、賑やかな家族が待っています。
寒くなって来ましたので、お体には気をつけて。
これからもよろしくお願いします。
それでは、また。
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20130218_746_6707p
>けれどもこれが、藍沢節なのです、なんて、開き直れるほど面の皮も厚くなってしまい困ります。
>山人さん
>ほかけさん
>ゼンメツさん
>caseさん
>山人さん
>caseさん
>文極ファンさん
>ケムリさん
・父の威厳
父「毎日毎日つまらないだのくだらないだの死にたいだの、
いいかげんにしろ!
に、詩人を足してみると
『いいか、原始人にしろ!』
になるんだぞ!」
娘「お父様は、
私に原始人の嫁になれとおっしゃるの?」
母「あなたは鬼です!」
父「いや・・・違うんだ、
これは言葉のあやであって、
尻尾のない詩人であれば、お父さんは反対しないよ」
娘「シとポのない詩人。
シのない詩人はただの人。
ポのないpoetはET。
お父様は、
私に地球外生命体の嫁になれとおっしゃるの?」
母「あなたは鬼です!」
父「・・・・・」
お父さんはいつだって娘が心配。
・思想のウロウ
あなたは
花束
鯖だわ
シャバダバ
さまざまな
言葉から
連想
ほうれん草
ホレイショー(*)
親友
隠喩
犬
遠吠え
と思え
戸を燃え
火
ひかり
ピカリ雷
ぴったりな身なり
しっかり波乗り
流れに乗って
ナがレになって
どなみふぁそらし
ゴマフアザラシ
海獣
ハレム
王者
おお、そうじゃ!
我発見せり!(ユリイカ)
割れ石鹸あり!(ユスリカ)
体を洗う
からダウ洗う
マネーロンダリング
汚い手
北ね
キタキツネ
啄木鳥つくね
着つつ「きつくねえ?」
太った
ふと立った
周りを見渡して
馬は李を見「ワタシ手」
手はどうする?
ではどうする?
で、波動する
大和
やまとやま
マヤトマヤ
まだ富山
富士山頂
藤さん「ちょー!」
無事参上
こともなし
こひもともひこ
回文
分解
分けて解する
欠けて這いずる
孤立して
「こいつ指定」
個逸して
オリジナルを鼻で笑う
小粋なウを花で飾る
◇◆
*ホレイショー:シェークスピア作『ハムレット』の登場人物。ハムレットの親友。
・回転すし
わたしに詩をわたす
わたしに巣をわたす
回す
わたすに煤をわたし
わたすに寿司をわたし
わたすに詩誌をわたし
わたしに獅子をわたし
わたしに志士をわたし
わたしに死屍をわたし
わたしに四肢をわたし
わたしに市史をわたし
わたしに師資をわたし
わたしに嗣子をわたし
わたしに孜々をわたし
わたしに猪をわたし
回し
わたしに死し詩をわたす
わたしに梔子素をわたし
わたしに示す詩をわたす
はうまっち?
◇◆
・師資【しし】
1 師と頼むこと。また、師匠。
2 師匠と弟子。師弟。
・嗣子【しし】
家を継ぐべき子。あととり。
・孜孜【しし】
熱心に努め励むさま。
・梔子【しし】
生薬のひとつ。クチナシの果実。
・偽金魚すくい
金
魚
金魚
金魚金魚金魚金魚金魚
金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚
金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚
金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚
金魚金魚金魚金魚金魚木魚金魚金魚
金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚
金魚金魚金魚金魚金魚
金魚金魚金魚
金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚
金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚
金魚金魚金魚出目金魚金魚金角金魚金魚金魚魚魚
金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚全魚金魚金魚
金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚
金魚金魚金魚銀角金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚
金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚
金魚金魚金魚金魚金魚金魚金魚
金魚金魚金魚
金煮込魚
◇◆
注意書き:
この作品のアイデアは、私がミクシーで知り合った人からもらいました。アイデア丸パクリ作品です。また、これまでに出版された書物の中に同様のネタ(煮た漢字を使った言葉遊び)があるかもしれません。
言葉の並べ方・どんな漢字を使ったのか・煮込魚のオチは、私が独自に考えたものですが、くり返し、アイデアは私のオリジナルではないことを書き記しておきます。
・シイカ
しか
しぬまいか
死か
死ぬ舞か
鹿
四沼イカ
沼にイカはいないか
沼以下はいなないた
いなないた以下は鹿
いなないたイカが四いたのか
否泣いたのはイカ
異な啼いた詩歌がいた
四いたのは鹿かイカか
たのしいは泣いた詩歌か
楽しいイカはいないか
いかない鹿泣かない詩歌
詩じゃないか
しがないイカ
行かない鹿しがないノシイカ食べた
死か死ぬまいかのイカの詩歌
死イカと楽しい鹿の
しかたがないかの詩歌
・右から左から
干しシイタケ干した
猫が咥えてさらってった
罠を仕掛けるのを忘れた
遠くで歓声が聞こえる
―――――竟金―――――
たし干ケタイシし干
たっ喰てっらさが猫
子辛唐はけ掛仕の罠
るえこ聞が鳴悲でく遠
もてし央日に竟金は実
いなめ売言はくし正
―――――鏡――――――
実は鏡に映しても
正しくは読めない
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20130222_960_6720p
>我発見せり!(ユリイカ)
>割れ石鹸あり!(ユスリカ)
>我発見せり!(ユリイカ)
>大発生せり!(ユスリカ)
>无さんのいう独り善がりは、私に関してはありえないです。
>私に興味があるのなら、ミクシー日記をそれこそ最初から読んだら
>でも无さんは、あなたが笑ったという詩作品を紹介しないんでしょ?
>caseさんをはじめとした何人かの詩人さんに笑える詩を紹介されて読んだのですが、はっきり言ってしまうと、「それは、読書をある程度する人たちにしか受けないよ」というものばかりでした。
>企業の企画会議と同じです。
>私が言ってる面白さ=笑いと捉えられない人たちって、文章の読解力があるのかしら?
>オリジナルを鼻で笑う
>小粋なウを花で飾る
>无さんはね、覆面レスラーだった時点で、お前の行為を反省するべきなのよ。
>俺は自分自身をさらして、ここに書き込みいれてるねん。お前の態度と、どっちが真剣なのか、もう一回考えろや!
>こういう韻の踏み方は、日本語ラップ登場以前、少なくとも1995年以前の日本語には全くと言っていいほど存在していなかった手法です。
>オリジナルを鼻で笑う
>小粋なウを花で飾る
>でも、他の方々が私の作品コメント欄に今までさんざん関係のないコメントを書き込まれてることは無視してらっしゃったのが笑えます。
>だからね、无さんの書かれるコメントは、私は半分以下でしか聞かれへんのですよ。
>私は私の作品を提示してるのでね。
>无さんは私に興味があるのか無いのかがよく分からないですね。
>私が求めてるのはアイデアと情報です。
>あなたからのこれ以上のコメントはいりません。
あ行
あそこ いとこ うろこ えごころ おののいもこ
アマガエル イボガエル うろたえる え、もう帰るの? お腹減る
あらん いやん ウフン え?へんって言われて落ち込んだ
蟻が問う 生きた象 牛ダチョウ 海老が反る 起きた豹
アルマジロ 犬齧ろう 売るな、非道! Lか味噌 おるか?次郎
か行
カラン 麒麟 くるん 外連 コロン
(屮゚Д゚)屮カモーン 鬼門 苦悶 ケダモノコモドドラゴン
書き取り キミドリ 汲み取り CHEMISTRY こまどり姉妹
滑車 汽車 クシャミ 結社 こしゃくな!
鴉 キリギリス クロス ケルベロス COCO'S
さ行
サックス 6 スフィンクス 切腹 ソックス
サランラップ 知らんラップ Stand-Up 乱世MAP ソーラン節W杯
さくらんぼ しくらめん スクランブル セクシャルハラスメント ソクラテス
猿去る 猿知る 猿掏る 猿競る 猿魂【さるソウル】
た行
タンバリン チンチロリン つんのめり 添乗員 豚足メイン
畳 血祭り つまり 手毬 トドの祭り
宝もの 力もの 翼もの 手からもの とにかくの
宝の藻 力の藻 翼も藻 手からも藻 とにかく藻
宝野茂 力野茂 翼野茂 手から野茂 とにかく野茂
な行
生 ニラ 沼 ネラー NOVA
なにする? ニス塗る? ヌシ釣る? Nestle のさばる
梨 西 主 ネッシーの真相
軟弱 ニンニク ヌンチャク 粘着 野宿
懐かしいね 似つかわしいぜ ぬすっと犬め! 熱さまシート ノストラ騙す
悩んでるアラブ人 にらんでるタマ婦人 沼にでる皿美人 ネアンデルタール人 野雁です、タマ婦人!
は行
バージン 美人 武人 ベンジン ボイン
はっきりおし ひっきりなし フックたわし へっぴりごし 北極だし
恥ずかしい 日暮し 不屈の魂 減るもんじゃなし 本気だしい!
ま行
満足 民族 ムンダ族 面目 文殊菩薩
魔界 未開 無害 眩暈 モアイ
睫毛 貢げ 無駄毛 眼鏡 モバゲー
不味かった 見つかった むずがった 雌だった モスバーガー
や行
やずや 衣類 ゆず湯 LL 呼ぶよ
やまんば ゆばーば 呼ばぬか!
ら行
羅門 リボン ルンバ レモン 魯鈍
駱駝 陸だ 留守だ レタス ロスエンジェルス
わ行
ワニガメ イシガメ 海ガメ 液キャベ ヲチだぜ
ん行
んだ(そうだ) ンキー(さる) んぐ(喉づまり)んで?(それで?) んどん(うどん)
逆ん行
あかん いかん ウラン エンジェル缶 お産
次行
あっ いま 産まれました 天使のような お子さんが!
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>その場所の持っている特長を使って作品をよりよくするという考え方です。
>楽しめたのに、評価は低い。なぜでしょう?
>この作品はエログロではありません。こういった作品を軽く見がちなのはなぜでしょう?
>楽しめたのに、評価は低い。なぜでしょう?
>私は文学極道に参加するまでに半年くらい読み専門で訪れていますが、じゃあ、ほぼ一年前から文学極道に提出された作品の中で、少しでも覚えているもの、記憶にある作品を言えといわれて、すぐに出てくる作品はほとんどありません。
>もうちょっとだけ本音を書くとね、ゼンメツさんは私のこと嫌いやろ?
>ゼンメツさんの作品と私の作品のどちらが大衆に通じるかと問えばね、そんなん私の作品に決まってるやん。
>お前が面白いと思う作品の提示をしてみろよ!
>浅井さんは、これよりおもろいものを書いてるわけですか?
>ぼくの作品が面白くないと。
>言語のつながりがどのような文学的空間を創りだせるか
>指摘された箇所を改良したら面白くなるのじゃなくて、それをやればそれが全部つまらんようになる所にあるねん。
>ネット詩がこれだけ拡散