地球が
朝ご飯を食べている
おはし
おはしはどこだ?
石山寺縁起絵巻
トランクを開けたら
勢いよく飛び出した雲が
比良の頂の陰で
泣き始めた
飴はどうですか?
とりあえず飴を舐めましょうよ
ささ波の志賀
志賀に波の音
日傘を畳むと
レースの花はかたちを崩して
深い襞の中で寄り合っている
顔を上げると茶髪の前髪
三白眼
「舌が
乾いてしまった」
と言いました
乾いた舌を
見せるでもなく
言いました
ボートはちょうど
今
瀬田の唐橋
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20120324_311_5957p
>もちろん、これは「教養」とか「間テクスト性」の問題で、わかる人が読めばこの語彙それぞれの間につながりがあって、一つの身振りを形作っているのかもしれないけれど、その可能性を認めた上でもこの作品はほとんど何も触れてこなかった。
>現代詩と称される今日の詩はこの訓詁学的な鑑賞、伝統としてある素養、美意識の共有、その寄り掛かり、そういうものへの嫌悪、反抗として出発したのではないか、足許をサラにして現在に立ち向かっていこうとしたのではないか
キセルの煙 吸ってゲボ吐いた
スーパーで安売りされたトウキビを 学徒兵が凝視した
その時飛び出た哄笑が なんも見えない空でダンスしだしたで
キセルの煙 吸ってゲボ吐いた
知ってるか そのときのBGMはバナナジュースを腐らせてしまうんやで
あのバナナなんか、黒くなりすぎてハエが手を吸い擦り擦り吸い
キセルの煙 吸ってゲボ吐いた
だから おまえがどうにかして
あの時間を取り戻すために
真剣になって 言い訳考えて
結局無駄だったなって知るわけだ
歯ぐきと子音のスキマ縫い合わせて
吸って 擦って 吸って 擦って
「慎重に選考を致しましたが、残念ながら貴意に沿いかねることとなりました」
まだ足りない
吸って 擦って 吸って 擦って
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20120406_864_5993p
>new orderさん
>>new orderさん
>キセルの煙
>深尾さん
>>紅草さん
蒼穹ということばのなかにきえてゆく鳥の声が
とりかえしようのないあえかな記憶の
みずみずしいうそを
傷つけている
そしてわたしはきみにはもうあたえることができない
と
いうよりはあたえるものさえも思いだせないままに秋の
蒼穹のなかにきえて
ゆくのである 鳥の声は。 (あざやかな
黄金状の死のなかで倒れふす男の夢が
反復され)水の気配がしずかにひろがってゆく。
ありふれた風景がひろがる秋の植物園のまぼろしが
陽射しのうちがわにおりこまれ
思いだせないもののおもさが
枯れ葉いろの空白ににじみながらしずんでゆくいたみを
すこしづつずらしながら
鳥の声をきいている
きいているのはだれだろうか
わたしではない。
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20120409_946_6002p
新しいものを探しています
新しくなければ意味がないのです
今まで誰も見たことがなければ
何の価値もないのです
あなたは古い
あなたの帽子も古い
あなたの言葉
あなたの思想
何もかもが古い
あなたはカビの臭いがする
ボクは新しい
ボクの思想
ボクの言葉
ボクの靴
すべてが新しい
ボクは新しい扉
だからボクは
ブリキの勲章をもらった
ボクに恐れるものはない
だって胸にはブリキの勲章
ボクには使命がある
古いものの破壊
愚かな人々の追放
ボクは頭に勝利の旗を突き刺す
そして飛行機を真似て疾走する
両手を大きく広げて
新しい世界を飛翔する
今や世界は頭を垂れて
ボクの足元に跪く
すべての思想と哲学が
ボクの靴に口づけする
ボクの革命は始まったばかり
そんなわけで消えてください
勲章を持たない人たち
ここは新しい世界なのです
そこまで一気にまくし立てると
彼は射精直後の様な表情になった
もしかしたら実際に
パンツを汚していたのかも知れない
それから彼はガニ股で
私の前から去っていった
どこからかサーカスの音楽が聞こえる
それに合わせて彼が揺れる
彼はクラウン?
いいやピエロだ
私のような老人は
昔から山ほど見てきた
彼のような若者を
古臭い複製品を
彼の思想も
彼の言葉も
百万回は見聞きしてきた
所詮はそんなものなのだ
忠告してやろうかとも考えたが
次の瞬間には諦めた
彼らは決して聞く耳を持たない
ずっと昔の私のように
ブリキの勲章を胸につけて
ガニ股で歩いていた私のように
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20120409_929_6001p
>ブリキの勲章を胸につけて
>ガニ股で歩いていた私のように
今宵、三日月眩しく
夜風唸る崖の上
疎らに咲く星々を
浚う暗雲虚しく
遠吠え響かぬ空の下
ただ傍で根をはる
枯草のみ涙憐れむ
虎そびえる岩山
見つめる地平線に陽は還らず
狼群れる荒野を傍観し
喰われる兎を悲しむのみ
彼方から狼の雄叫び
その姿月光に擁され
声は天に召す勢いである
孤高の虎無に等しく
鋭き牙ついに錆び果て
寂しき一本道俯き歩む
褪せた虎斑を縮ませ
明日を祈らんと
孤独な旅を続ける
覇者の面影すでになく
空睨み叫ぼうとも
流星の如く闇に霞む
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20120409_958_6004p
>ただ傍で根をはる
>枯草のみ涙憐れむ
>鋭き牙ついに錆び果て
>明日を祈らんと
人は知る
生を受け 意味を知る
人は知る
地に落ちて 在り方を知る
人は知る
愛を受け 心を知る
人は知る
時を経て 験を知る
人は知る
日々を過ごして 老いを知る
人は知る
死を迎え 業を知る
人は知る
天に召されて 生を知る
人は知る
生きる事とはこの繰り返しだという事を……
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20120404_765_5988p
>人は知る
>死を迎え 業を知る
Little Buddha
サクラ草
空を覆いはしないけど
うつむく僕に
微笑みくれた
サクマ式
神様が
ドロップスの缶シェイクして
巻き散らかした
薔薇の花園
ナツコイ 波紋
鬱愛 愛鬱
僕の眼は 愛 嘘 幻 愛 風なき日
夏空映す水鏡 鬱 春 鬱 湖底に眠るオルゴール
君の魂 夏 秋 目覚めたらしい
JUMPして鯉 金 悪 幽かな波紋
嘘 幻
冬
Melancholy
鬱人の
命の水を汲みあげて
六花を咲かせる
水銀の空
Tsubaki
蒼白き
三日月の夜に人知れず
苔むす岩に
落ちて死ぬ華
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20120404_758_5986p
>昭和のものなので、平成生まれの方が読み手だと、さっぱりかも知れません。
>鬱人の
>命の水を汲みあげて
>六花を咲かせる
>水銀の空
>イマージュの広範的かつ緩やかな固定化とでもいいますか・・・今から読者の方に作を読んでいただくに当たっての、薄いオリエンテーションのような。だから泪さんがおっしゃった、視覚オンリーな試みではないと声を大にして言いたいです。
>芸術は個性であると言うなら、これは、善い事ではないでしょうが、現実の社会が再現性、マシナリズムで運行されている以上は、避けて通れない、ある種、悪い意味での見るべき点ではないかと思います。
>その上でなお生き残った、漢字の表意文字としての面白さや、2チャンネルなどで見かける、文字の組み立てによる、極めて偶然にできたようなコピペ絵画などは
系統樹を見ている
一つの根元から
フラグメントに解体していく
それが生命の進化なのか
分岐しながら
あらゆる可能性を試しては消えていく
それが生命の成長なのか
一つの根源から
あらゆる可能性に向かって分岐していく
それは人も同じだ
フラクタル理論を引くまでもなく
あの日あの時あの選択が
分岐を促し一方の枝をのばし・・・
花の着く枝はごくわずか
実の着く枝は更に少ない
無限に繰り返される分岐の果てに
萎え衰えていく枝のいかに多いことか
切り落とされる枝もあり
自ら枯死する枝もあり・・・
だが、選択されなかった枝も
透き通りながら
パラレルにのび続けている
象牙のような枝とガラスのような枝と
彼らはのびることを止めない
胴ぶきした芽やひこ生えの枝
枯れ枝もからんで
手もつけられないほど
まるでジャングルだ
野山の木々は美しい
一体誰があのように
すっきりと美しく整えている?
風と光と、葉を食べる虫
芽をついばむ鳥、枝を食む鹿
私の木は
私が剪定しなければならない
そうずっと思い込んでいた
しかし、思いがけぬところから
何かに突き動かされるようにのびてくる枝を
私の意志は選別し得ない
野にあるごとく
まかせきること
時の流れに
身をゆだねること
大地から水を吸い上げながら
私は天を目指す
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20120407_875_5994p
身体の皮膚のほてりから
窓ガラスには結露の芽生え
ゆりかごに乗せられた重力の
素足のまとうおぼつかなさ、冷たさ、
(この部屋には私がくぐれそうなドアはない
私は指先を結露に添わせて
途切れ途切れの放物線を描かせる
指先に気孔の明るみ
熱に包まれた切なさが
蒸散するころ
ほつらほつらと小さな虫の舞い、雪の
音に隠れ呼応する
忘れ去られたものたちの
(鼓動を私はいまだに
(鼓膜へ触れ合わせたことがない
この部屋の外側に
その生きた呼吸が
実り熟しているとは知らず
(世界はここで完成してしまった
遠くから、呼び人の痺れた声に
記憶はすべてを奪われた
ただ雪の底に眠るなにものかへの欲求に
窓ガラスを割り未成の部屋へ
破片に結露の反射はない
私は元素の振動となって夜へ、
夜に、
人のひづめの跡を探して、酸素の
道には雪の重なり
沈みゆくたびに足音の速達便は
私に届き、目を通わせる
(結び目のふくらみを
(眺めながらする空気浴
今に、確かな過去が
地面から溢れ、生き続けて遠い
たゆたう寒さに
なにものかの痕跡の
喘ぎを垣間見る
(枯槁の気配のような匂いに風
私は手のひらを広げる
そこへ落ちてくる雪の
結晶の溶けゆく速さを
私は目に音もなく焼きつける
その温度は私には高すぎて
すべての記憶が押し寄せる
何千年も前から
こうして雪は時間とともに
町を造り上げていたのだろうか
(私から離れた息はしだいに湿り、色をなす、
ふらふらと時間の先端に口づけを
白い夜になにもかも溶け合っている
雪層の途切れた熱の色彩
地面からはじけて、
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20120403_695_5984p
>素足のまとうおぼつかなさ、冷たさ、
>私は指先を結露に添わせて
>途切れ途切れの放物線を描かせる
>指先に気孔の明るみ
>熱に包まれた切なさが
>蒸散するころ
>(鼓動を私はいまだに
>(鼓動へ触れ合わせたことがない
>この部屋の外側に
>(世界はここで‘完結’してしまった
>(枯槁の気配のような匂いに風
>ほつらほつらと小さな虫の舞い、雪の
>私は元素の振動となって夜へ、
> 夜に、
>人のひづめの跡を探して、酸素の
>(この部屋には私がくぐれそうなドアはない
>(世界はここで完成してしまった
> この部屋の外側に
> その生きた呼吸が
> 実り熟している
重力にまかせた指先の行方では
あなたの眼球が串刺しになり
春うららの中で一番の開花を宣言した
遠慮深い花見鳥は空高く飛翔していく
ああした振る舞いは私には到底できない
私にできるとすれば飛翔とは真逆
この植え込まれた手指を伝い
あなたの水晶体へと生まれ落ちることしか
中身のないこの身体はからっぽだから
抜け落ちた羽のように落ちるに違いない
私はそのためにからっぽに生まれたのだから
そうした私の期待は軽やかに逃亡して
早すぎる自由落下に全身の皮膚が翻る
ボロ切れのような乳房が剥き出しになり
はたはたと上下させる
相対する情けしらずの突風
衝撃を迎えた私が壊れることはなかった
そもそもの話として
からっぽな私には壊せるものがなかった
せいぜいベロベロに延長する乳房ぐらいしか
ああ、どうやら
わたしは水晶体を突き抜けてしまったらしい
ああ、ただの一本でさえ
視神経は奥行きをもって息づいている
わたしとは別世界のそれらが妬ましかった
妬ましくてだから幾束かを引きちぎった
感じるのは未だに脈動する手振れ
焼け焦げるような嫉妬にかられてだから
みすぼらしいピエロは首を吊った
右へ左へ〜前へ後ろへ〜
とまらない振り子は私を愉快にさせる
いくつかの時が経つと
ピエロの胴体は腐り落ちてしまった
頭部だけになる
振り子の周期は変わらずのまま
右へ左へ〜前へ後ろへ〜
ふと足元に目をやると
飛び立ったはずの花見鳥の死骸が踊っている
ここで私は一つのことに
はた、と気が付いた
満たされることがないように
生まれ落ちた私のまわりが
常に絶妙な音楽で満たされていることに
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20120409_924_5999p
>生まれ落ちることしか
>抜け落ちた羽のように落ちる
>自由落下に
>胴体は腐り落ちて
>生まれ落ちた私の
私はできるだけそっと触れようと思う
いつか抱いたことのある赤子のように
そのものに慈しみをもって対面する
夜毎悩ます
恨みなど忘れて
丸くもあり角ばりや尖った鋭さもあり
触れると凍てついた氷の温度に驚かされ
反射的に手を離そうとする指先を今
熱い温度を持つ
液体が流れていく
脈を打っているのか命を持つものなのか
それとも触れた私に感化されたのか
影響が状況を変化させて
血を流させる
あるいはそれは涙か
本能に従ってそれを味わってみたく感じて
爪を立て傷口を開き侵入する私の利き手が
内部に潜む本質というものを掴み出そうとすると
激しい悲鳴が
聞き覚えのある激しい悲鳴が聞こえる
>> permanent URI: http://bungoku.jp/ebbs/20120403_689_5983p
>文体まで抽象的にし、読み手に全てを委ね過ぎている気がします。
>言葉と文章に反して、一行一行が走りすぎている気がします。
>思索が薄い(フラジャイル→鋭さ→命→コンタクトと拒絶)、そして、展開の不格好さ
>この詩を書いた本が百万部売れても
>角ばりや尖った鋭さ
>凍てついた氷の
>激しい悲鳴が
> 聞き覚えのある激しい悲鳴が聞こえる
>田中はん
>便所虫はん
>いつか抱いたことのある赤子のように“触れる”のか、赤子のようなそのものに“触れる”のか。ちょっとわからないですね。
>次に、2連のつまずき。
>これは、「日々や、ほとんど毎日」のような重複。むしろ鈍いですよ。
>凍てついた氷の
>ここは、私ならこうしますね。
>激しい悲鳴が聞こえる
> 聞き覚えのある あの悲鳴
>何者かの脈動が
>蛾兆はん
>セレモ二
>あなたの第一の才能は どんなものも石に変えてしまうこと。
>オリジナルもひこさん
>血を流させる
> あるいはそれは涙か
>「なにか」は、一連目が最終連に位置していてもおかしくない
>同時進行していかなければならない部分
>鳥肌が立つくらい嫌
>ばかひこ
>ばかひこさん
>...もしかして...、疑問、仮定、(説明)実際、気付き、(転換)結論...、そんな感覚ですか...?意図は、何かに気付かせること、...対象と同じ思考(視点)をそのまま辿らせて、何かを気付かせようとされたのですか...? ('12/04/09 21:15:56)