コラム

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文学極道、愛情をもって罵倒します

 光冨郁也

 ここを訪れたかたは詩に興味をもっていらっしゃることと存じます。プレオープン時から文学極道で投稿をしていたみつとみが、紹介のコラムを書かさせていただきます。

 文学極道には自作の詩を掲示板に投稿できます。その詩に、発起人の講評者や一般投稿者からレスがつきます。それはたとえばここをこう書くとより良くなりますよ、というものから、つまらないという一言レスまでさまざまです。ときには現代思想、現代文学理論、芸術論などを踏まえたものも。ときには友情や愛情のこもったものも。ときにはなにかひどく勘違いしたものも、、、。(あまりひどいものは愛嬌と思ってください。きっと文字が読めないのか、日本語が不自由なのか、詩がわからないのか、少年が考えられる限りの背伸びをしてしまったのか、お酒に酔っぱらっているのか、風邪で熱にうなされているのかもしれません。あるいはみなに酷評されて半狂乱な場合もあります。やさしく、お大事にと、いたわってやってください。単に病気の場合も考えられますから)

 文学極道には有名なかたから無名のかたまで参加しています。活字媒体の著名人のかたや、ネット詩で天才といわれるかたまで。十代、二十代の若いかたから、三十、四十代の働き盛りのかたから、ときにはそれ以上のベテラン陣まで顔出しするかもしれません。(もちろんビジュアル面も強化されています。ブレザー姿の美少年も制服姿の美少女もコートを羽織る伊達男もドレス姿の美女もスーツ姿のシルバーグレーの紳士も和服姿の熟れた美女も参加しています。はい、どんなに陳腐なイメクラ仕様も、容姿は見れないようになっていますので、システム上問題ありません)

 文学極道には詩の世界で有名な賞を受賞したかたから、無冠の実力者から、まったく技術もキャリアもない素手で闘うしかない初心者のかたまで、みながみな同じひとつのリングにあがります。何のために? 詩を書くために、詩を磨くために、そして生きるために。

 文学極道ではひとつのステージとして掲示板があります。現代詩からポエムまで。抽象的な言語派的な作品も具象的な描写中心な作品も。甘美な抒情詩、庶民的な生活詩、私詩も。短詩、散文詩も。現実的な詩、幻想的な詩、思想的な詩、ユーモア詩、そしてしょうーもない詩まで多種多様。流派にとらわれません。もちろんどんな詩を貼り付けても構いません、あなたに度胸があるのならば。ただし、よろしくないと思われれば、足腰立たないほど、叩かれます。(恥ずかしさやショックのあまり、布団を被って2、3日寝込むようなこともあるかもしれません。あるいは飼い犬のジョンを連れて、一晩中歩き回り、朝日にまぶしさを覚えるかもしれません。あるいは、ひとり冬の海へでかけ、いつまでもさまようこともあるでしょう。けれども入水はおすすめしません。はやまってはいけません。たかが詩です)

 文学極道ではもう二度とここにはこないと宣言するかたも複数います。そして言葉どおり戻ってこないかたもいれば、2、3日でケロリとした顔で戻ってくるかたもいます。大丈夫、再び顔出ししたかたにも、暖かいレスで迎える度量のある、成熟した場であります。

 文学極道に投稿すれば、作品をひとに読んでもらえ、おもしろいと思うものにはおもしろいと、つまらない詩にはつまらないと、率直な意見が聞けます。ときに酷評・罵倒が、ときに親切ていねいな評が、ときに賛美が、ときにファンレターまがいのものもあるかもしれません。ひとつの作品にダメだしと賛辞の両方の評がつくということもあります。

 文学極道は詩を愛するひとが、芸術としての詩を極めるために、徹底的に修練する場であります。さあ、みなさんも覚悟をきめて、白いハチマキをしめて、モニターの前にすわり、ネットにつながりましょう。できればトイレにいってから。サイトを訪れば、そこに新しい地平が見えてきます。文学極道はそういう場です。詩と批評の、合評サイト。愛情をもって罵倒します。(ちなみにわたしの場合は、リキュール酒をグラスに注いで喉をうるおしながら、投稿したりレスつけたりします。はい、カッコつけすぎだとたまに言われます。もちろんわたしがだれかの作品に勘違いレスをした場合は酔っているうえに風邪をこじらせています。その場合にはやさしくいたわって下さい)


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