#目次

最新情報


コテ - 2019年分

選出作品 (投稿日時順 / 全3作)

* 著作権は各著者に帰属します。無断転載禁止。


赤い口紅

  コテ

君のような銀色の雨が降っているよ。え傘?浮気ではない、インタラクティブな魂の活動(陽性)よ。
それに、愛らしげな利害のリカオンに君は何と一意に戯れ、荒く、あでやかでありあなたは、これのように、切なく鳴いているのかね。俺は一向に問題を定義しない海と共に、お前にも反逆し、愛のない愛へ、熱意を取りに行くよ。人の気持ちを信頼し、豚のような肌色の町から自分を追い出すよ。も、ついてくるな。
云うておきたいのは、私が君の言う君の過去へもっとも、かわいく焼きもちを妬いたりしないのは、物足りないからでは無い、それはね、男は果がうずいて、重力といったものが言葉の音階へ誘っているからで、あなたを傷付けてしまうのは私が鈍いからではなく、故に自由だからです。ホラ、証拠として私たちの魚はすいすい泳いでけものに汚染されずあります。その為に花の嘘つきにもなりますから。
ビールを呑みその、あけすけの気持ちは、私は戸にファン・ゴッホとチェキを貼り付け、あなたに突き出し、私は私を高尚に彩り、塗り込めた、後に転ばされ、ああ、そう今もサーベイの紺色の椅子のかなしは依然としている。あなたは雷雨に鼻をうずめる。咲(さ)あ今日は麻婆豆腐だ、食べよう。ミンチ肉の私は栄養を取る。咲あ呪いをかけよう、弱いものから、500℃の太陽に手を伸ばし這う、姿のエロティックに対して私は栄養をとり、一緒に青空を見ようで、軽蔑を与えられ、よく食べ、それに何も奪われず木の花になり。そして太陽が登る日、この目の握力計から耐水性のかなしみを沢山滴らせるんや、尿意が紅の淡い隙間に鳥の鳴き声と。そう、反逆をして、この夢を見るには石鹸とガスマスクとアルコールが要るので、おっかない姿をしている、暗い夜にはもう怖いほど。あ、ガスマスクをした為の、女に惚れるか惚れないかと、そんな瞬間もない時は柔らかく劣る粒の種の様やよ。今は未来を告知する灰色の実想う。孩児をな三日で取られたから復讐してやろうと思った。死のうとな。でもな心配せんとって。区役所に行くだけでな人生には勝てるから。例えばあなたを私から忘れさせるとしても、愛がその淡さで一筋の落ちたそらを、雲の如くにおわりに10年を、なら早く走って冷たき風を。こう、噂で君の離婚を聞いた。今も君が欲しいよ、あん、もう伝わることは無い。


ミツバ

  コテ


 いつもへらへらと笑っていたいとあなたが仰った事を息を止めて覚えています、僕の母親に対するシカトと似ている、同じである点において、
僕はもう絶望して黙る事にしました、それでは前進もしないので、思いつきに此の失敗談を連連とうたうことにしました。


僕はあなたを回想します。それを覚えておいて頂けなくても良いんですよ。




あなた「精神の病ひなんて文学じみているじゃないの。その時の生命を生きている。」


僕「それはつまり、あなた、まるで花に黄昏れたまま?

それを嫌とも言わないんですか?」 

赤い重い空気が僕にも立ち込め、喋るに越した事がなくなってしまったから僕はあなたに喋りました。



あなた「人は
誰も彼の幸せなんて喜びはしないよ。

けど幸せに生きて行かなくてはならない。

それはこういった、人間の無情の抵抗として、希望をする奇跡として…強くならなければ。

 秋が来たからって、紅葉が何だって、青い青草は茂ったまんまだろ?

これが唯一 雑草の生きる、

草が輝いている証拠なのだよ。  
 

君は花、心暗くてもずっとぱっとあかるい。

しかし物を合わせて言ってくれる、

君は何故なら、本当は、

「邪悪な念を持った男」

僕は自分に失敗があろうがわざわざ傷つきませんよ。」


と、こう僕は少し善になれました。それは確かです。思えば、人間のよしみというのは、何て清潔なんでしょう。


一一一一一一一一一一一
メヒシバと云う「海」11月7日



激烈 はなはだしい激昂の湛(しず)み

韋駄天のPassionが

頂点に渦を打ち、

おれたちを根こそぎ 灰色に佇ませる

負けてはならない…!

腹に力を込め、ただじっと踊る


 おゝ その時落ちたひとかけらの涙も 暮れてしまうがいい

「何もない」おれの心の影をおれんじに託させてもらい

若しくは「おれんじにぴんくの帽子が夜空にひかるよ」と言うともだちの情けのうちに

それか

大きくなり 今よりずっと大きくなり

おれ手ぇ伸ばす あの花という花を翔ける龍たち

一一一一一一一一一
僕は自分の励みに書いた日記に、最後に花と書いたら、何だか真っ直ぐあなたを求めている事を知ります。だが僕は手を伸ばさぬ。理性でなくとも、言うなればただ歯を噛んでいる。予定外のこと、僕のことを、忘れてしまえないあなたに、憎しみを持ち求めている。

あなたの女が言いました。地獄に堕ちたあの女…ひひ。


「あぁ 愛は果てしない事なのか

愛は 忘れようとも忘れる事がないんや

それは…つまり私は何て無様なんや

セや、恋をする時は わらわはカラスの翼になりける

…!

太陽を這うんや


あぁ その時 日射しの木漏れ日の

記憶はね僕の中で眠って

夜月をさまよう怪の如く

やすられ 細られ

前と変わらない一人

金平糖が虚空蔵如来が「僕」自身にきらめくのだ 

それだけや


愛に触れた

お前の思いを得て 両手を重ねる

せやから思い出を蹴る…! 

その中に飄々と精神に障る傷ついた天心の女がおるやろ

その女の心の地獄を君は許してしまうんや

時に、私の心の番犬は世界に私だけ 邪魔をしないやつは少ないのさ

あぁ 降る金平糖の骨まで食べてしまおう

このままでええ事にしろ、お前は私である

旅をする時は せやけど細かく言ってくれな私わかれへん



足に掛けた鎖の音をしゃりしゃり鳴らし

薔薇の朱に莱音(らいおん)のふかふか胸は

踏む、

えんかくたちと大地を 」


「あなたと彼女」を日頃見てきた第三者である僕から思うに、
彼女の夢と現実の葛藤にただ僕はなびき、空に舞い、その中にあなたや私がぽつんと存在する。彼女の掌に。にしても、あなたという男は何と弱いのでしょう。僕なら思い痛み、許される弱さを模索します。僕は、決して今のあなたを受け入れません。出来ない、後々薄情が移っては困りますでこう申しあなたを助けて置きます。あなたが「僕」を突き出したようにきょうのサヨナラを書き残します。「ほな…!」


反顧

  コテ

 

 (赤色も今日は亦闇や。八卦にして吉、けど、愛想云ふたら堪忍ナ、と。日にわたいの行く所には、雪咲きに楓など有るけれど良いもの、此れお前の好きにし。イヤ、ナンの為にわたいが着込んで、そりゃ暖炉も欲しい位こんな寒いい、)







 信号の様に樌々と紅葉に呑み込まれ、其の闇や。自然に佇む此の己が、母様の甘心といふものへ、瞳に自惚れが賢(まさ)るを。
世界に立つ色の付いたビル…お前が見つめもしはったら、たとへば好みやのと懐(おも)う、まして昂けることをよ、夢にも過ぎぬ、人は月に靡き、天を見や、夜でさえ敖(あそ)ぶぞ。

文学極道

Copyright © BUNGAKU GOKUDOU. All rights reserved.