文学極道 blog

文学極道の発起人・スタッフによるブログ

7月分月間発表とLiveのお知らせ

2007-08-21 (火) 21:27 by ダーザイン

2007年7月分月間優良作品・次点佳作発表になりました
7月分月間優良作品・次点佳作

8月26日(日曜)、札幌での朗読イベントの御案内です。
19時30分より、焼き鳥やジャンボとバナナボート(バー)主催で、
詩の朗読イベントが行われます。
会場はバナナボート(電話011-231-1368)
(札幌市中央区南3条西6丁目長栄ビル3F)
チャージ500円。

今回はジャズとかいった縛りはありません。
何かバンドは来るようですが、まだ決まっていないとのこと。

酒飲みの方、聴衆もどしどし来て下さい。

朗読出演人員によっては特に時間枠を決めないかも。
ただ、10分とか延々とやると聴衆が疲れるでしょう。

直接会場に来てくださってかまいませんが、
事前に「出るよ」と、ダーザインにメールか電話くださると
状況把握できて助かります。

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雑感(前田ふむふむ)

2007-08-01 (水) 22:44 by humuhumu

2007年6月度。
今月を総括すれば、概して、優れた作品に恵まれなかった月間では、
なかっただろうか。と思いました。
安定した筆力をもって書いていられる方々が、やはり一定の方に、
限られて仕舞っているからでしょうか。そういう月間優秀作品常連の方が、何名か、今回は投稿を見送ったようです。今回では、一条さん、宮下倉庫さん、りすさんが名を連ねていますが、
あまり多くはなかったようです。
まあ、そんなところが理由かもしれません。
地道に投稿される多くの常連の方でも、時々、月間優秀作品、佳作に選ばれる方もいますが、どうも安定感がないようです。
良い作品もあれば、完全にはずれている作品もあるので、
はやく、常に一定のレベルの詩を書けるような、安定した筆力とセンスを身につけてほしいと、切に思っています。
  
今月、私が◎を付けて、優秀作品候補に選んだものが、下記の二作品です。
「きみが生まれるずっと前から、ぼくはその国境線を知っていた」 - 葛西佑也 さん
「キャベツ畑」- 辻 さん 
「きみが生まれるずっと前から、ぼくはその国境線を知っていた」
は、閉塞した心境を、特徴ある繰り返しのフレーズや、たどたどしい言い回しを、
効果的に使って、叫びようなこころのうねりを見事に描き出しています。
けれども、言葉は、良い意味で、決して重々しくなく、
逆に、軽いくらい心地よいテンポで読めてゆけます。
筆者のまなざしも、凛として前を向いている、
良い詩だと思います。
「キャベツ畑」
は、文学極道に初投稿の詩だそうですが、この方は、詩をグイグイと読ませる筆力があります。
また、ゆったりとした非凡な文章力、安定感は、
久しぶりに「当たり」の方であるようです。私のなかでは、とても注目の方です。
一発屋でないことを願っています。
次作が、とても楽しみです。
それと、月間優秀作品のなかで、私が推したのは、上記二作品のほかに、
「Red 」   ふるる さん
「5 」    宮下倉庫 さん
「悪書 」   りす さん
「Station 」  いかいか さん
でした。
若干難点もあり、色々と指摘した、
「雪の交信」 田崎さん
「夏の骨」今唯ケンタロウさん
わたしは、優秀作品候補に入れましたが、
及ばなかったのは、少し残念でした。

次回も、月間優秀作品に選ばれた、また選ばれなかった、皆さんの、
野心作を期待しています。

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文学極道 blog へようこそ

05:34 by Bungoku.JP

文学極道 blog へようこそ。

こちらでは文学極道の発起人・スタッフによるショート コラムや選考後記、さまざまなお知らせや最新情報などを掲載しています。
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現代詩的なもの、あるいはビート的なもの(ケムリ)

2007-07-28 (土) 20:01 by kemuri

初投稿、まぁあっさりコラムで。

実際のところ、「現代詩」ってのは理論語だよなぁ、と思う。
理論語っていうのは、まぁ論理学の用語で「定義のコンセンサスのない単語」って意味なんだけれど。
ぼくは、非常に悪意的で揶揄的な意味で「現代詩」って使うし、そうじゃない人もいる。

んで、そんな状態でぼくのイメージする「現代詩」的な作品が出てきた場合、ぼくは「悪い意味で現代詩っぽい」みたいな罵倒をするんだけれど、これは非常に心もとない批判で。
じゃあ、おまえの言う「現代詩っぽい」ってなんだよ?と問われた場合概念的でイメージの伴わない語彙、難解なだけの言葉遊び、単語の表現や並びを意味も無く通常の文法から逸脱させること・・・まぁそんな感じになる。
これの問題は、これらの条件を満たしながらもぼくにとって良い作品も存在するということ。

実際のところ、全てが現代詩であるともいえるし、現代詩などどこにもないとも言える。
定義の問題で、こういった言葉に関して明確な定義を与えることは、実際かなり難しい。
書き手が「現代詩的なもの」を目指しているとも限らないしね。まぁ、読み手からすれば書き手が何を目指すかなんて、本当にどうでもいいことだっていうこともあるけれど。

これと同様に、『ビート的なもの』ってのもある。
ビート的なもの。ビート的な語彙。これは、現代詩より少し輪郭が掴みやすいけれど、
結局現代でビートであろうとすることは、既にビートの定義から外れることでもあるわけで。
少なくとも、ビートの聖典に於いて、模倣やあるいはスタイルによりかかることはビートではないよね。

結局、〜的っていうカテゴライズは非常に恣意的であり、読み手にとって「そう見えた」以上の何も約束しない、ってことでしかない。もちろん、既にある汎用的なイメージを逆手にとったり、あるいは敢えてそれに乗っかることで面白みを出したり読者を獲得したりする方法もあるけれど。ただ、悪い意味で「そう見えて」しまったことは受け止めなければならない。ぼくも「ポップ的」と評されたりするし、歌謡曲的と言われたりもする。もちろん、必ずしもそう見えちゃいけないってことはぼくも思ってないけれど、何らかの汎用的イメージ、類型的イメージが読者に喚起する悪感情ってのはある。
ぼくなんかあからさまな「現代詩」嫌いだし、現代詩っぽく見えただけでかなり読むのが嫌だ、ってこともある。
受け止めなきゃ、ならない。

読み手は、「これはただの自分の食わず嫌いかもしれない」って思っている方がいい。
書き手は「そういうこともある」と思うしかない。
もちろん、現代詩っぽく見えたら全部切り捨てちまえ、「現代詩臭い」が最強の批判文句、みたいな勘違いをしていたわけではないけれど。やはり、例外はあるなってことは思い知らされた。

いや、グダグダ言って悪かったけれど。
田崎さんの新作「ワールド・ライト」
非常に良いと思う。

もちろん、読み手っていうのは神様だから、「俺は歌謡曲臭い表現が出る作品が無条件に嫌いだ」とか「現代詩臭い奴は大嫌いだ」とか「自意識ポエムの気配がしたら逃げるぜ」みたいなのでもいいと思うんだけれど。
類型的イメージ、ステロタイプっていうものは思った以上に人を縛るし、それは読み手も書き手も同様なんだけれど。
そういったものとどう向き合っていくのか、ってのは一つキーポイントだな、そんな話。

ただ、色んな表現は相互のコンセンサスというか、ステロタイプの上に乗っかってる面もある。
物語は類型の集積だ、ってナラトロジー的な考えに依拠するとなるんだけれど。
要は、どう向き合っていくか、なのかなぁ。とりあえず、自分の作品は読者にどのような印象を喚起するか、までは考えた方がいいんだと、ぼくは思うんだなぁ。実際、ごく少数の例外を除いて、ほとんどの作品は何らかの類型的イメージにはまっている、あるいは当てはめることが出来る。だからこそ、自分の作品と読み手から見た時のイメージは、気にしなければならない。

まぁ、これってあれなんだよね。
ピアス15個つけて金色のモヒカンを風になびかせながら、チェーンと南京錠チョーカーをジャラジャラ言わせて「パンクなつもりはねえよ」って言ってもそれは無理、みたいな話でもあるのかもしれない。彼をパンクスと思うことは、ステロタイプに支配されているせいだろうか。じゃあ、逆に右耳にピアスをつけてる男をゲイと判断することは必ずしも妥当か?難しい。とりあえず、類型分類を喚起する記号の扱いには、やはり慎重であるべきかな、と思う。読み手も書き手もね。もちろん、記号についての判断は人によって千差万別で、その辺難しくもあり面白くもあり。

結局、表現や語られたことっていうのは、書き手-読み手間の、そしてその背景の関係性に、強く根を下ろしているっていうことの再確認で。そして、その関係性の中で何を書くかなんだろう。

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雑感(平川綾真智)

2007-07-22 (日) 23:58 by a-hirakawa

選考の雑感です。
常連の方の作品は、首をかしげる点も多くありましたが、読んで得るものがありました。ありがとうございました。
辻さんの次回作がとても気になります。素晴らしい作品であることを望んでいます。

選に漏れた作品の中で、
 凪葉さんの「窓の向こう。」
が気になりました。
初投稿作からここまで成長したということに、感慨深いものを感じずにはいられませんでした。
このまま伸びていって欲しいと思います。
 シンジロウさんの「無題」
も心に残りました。次回、期待しています。

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