文学極道 blog

文学極道の発起人・スタッフによるブログ

月間優良作品発表

2008-01-22 (火) 20:43 by 文学極道スタッフ

2007年12月分月刊優良作品・次点佳作発表になりました。
12月分月刊優良作品・次点佳作

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コントラ氏発起人に就任、「月刊 未詳24」との連携

2008-01-10 (木) 00:34 by ダーザイン

 現代日本最大の文人の一人コントラ氏が文学極道発起人に就任してくださることとなりました。よろしくお願いいたします。組織の強化として喜ばしいことですが、四天王(文極掲示板で時々目にする言葉だが誰のことかは定かには知らない)のうちケムリさん、コントラさん両名がスタッフサイドに回って賞取りレースから離れてしまうのは、もったいないことでもあります。両名とも現役ばりばりの、これからいくらでも大作を書くであろう人ですからね。あまり活発でない発起人バトルよりも一般投稿掲示板に発起人も詩を貼るようにするとか、何か検討しなければならないでしょう。優れた作品の集積庫、月刊雑誌としての側面からも彼らの新作が文学極道で読めないのはもったいないですしね。
 投稿者の方々には、これら巨頭の穴を埋める傑作をどしどし書いていただきたいです。自分が四天王のひとりと呼ばれるようになってもらいたい。

 昨年の文学極道を振り返ると、時代にそうそう多くの天才はいないと思っていたが、四天王の一角に食い込めるような新人もまだ現れました。また常連さんの中にも驚くべき上達を見せている人も多数います。これは実に喜ばしいことです。ただ、ダーザインというより武田聡人としては、前衛詩だのシュールレアリスムの牙城みたいにこのところの文学極道がなっているのは正直つまらないです。なんで抒情詩・情景詩書ける人が来ませんかね。盤面が言語遊戯で満ちていると、読む前に見ただけで疲れ果てます。凪葉さんとか如月さんとかの詩を読むと癒されます。
 無理してあざとく商売向きのものを書けとは言いませんが、「人様に捧げる言葉の花束」という思いを頭の隅に置いて頂きたいです。

 それから携帯の詩のメディア「月刊 未詳24」と相互リンクしました。ご存知と思いますが、未詳24はハイレベルなサイトです。既に投稿者重複していますが、なにか連携できないか、これから話し合われることになるかと思います。只野さん、ピクルスさんに感謝を。

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11月選考雑感(平川綾真智)

2007-12-28 (金) 00:02 by a-hirakawa

今月もとても勉強になりました。ありがとうございました。

選考は非常に難航しました。全体的にレベルは上がってきていて読むに堪えないという作品はごく僅かでしかないのですが、突出して面白い作品が少なくなってきている印象を受けました。選考委員のほぼ全てがそう感じていたようです。
さて、
2439 : 風はうたう  丘 光平 ('07/11/07 21:29:10)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071107_371_2439p
は、古風な中に詩的たたずまいが美しく浮かんでいます。ですが、世界を観念的で一面的な見方でしか見ていないのではないか、などの意見から次点に留まりました。作者の作風に新しい世界観が欲しいとの声もありました。
2465 : 肩にふりかかる、雨が  Canopus(角田寿星) ('07/11/27 22:22:55)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071127_703_2465p
も、次点に留まりましたが、その先に非常に優れたものを秘めている作品です。作者の、なんとか、奇麗にまとめようと言う意図が、作品を臆病でやや浅いものにしているのではないかという意見がありました。
2440 : バースディプレゼント  兎太郎 ('07/11/08 19:26:31)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071108_395_2440p
は、不思議な魅力に溢れているのですが、あまりにも安っぽい、奇麗奇麗ことばの使いすぎだ、という意見がありました。次作に皆が期待しているようです。
2476 : 海岸帯  田崎 ('07/11/30 23:59:51)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071130_846_2476p
は、選考委員ほぼ全員から点数が入っていました。詩的重力は十分な作品のようです。しかし、短い詩なのに無駄に重複していたりかなり雑な詩である、作者は良い部分と悪い部分が極端に出すぎなのではないか、などの意見があり、次点に留まりました。
2474 : 不眠温度  黒沢 ('07/11/30 12:31:32)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071130_819_2474p
も、選考委員ほぼ全員から点数が入っていました。素晴らしい部分は多くあるのですが、「悪い意味で現代詩」な欠点が目に付きすぎる、などの意見がありました。次点に留まりましたが、これからも読んでいきたい魅力ある筆力です。
2444 : 夜の帳  如月 ('07/11/10 23:31:37 *4) 
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071110_437_2444p
は、優良へ推す声もありました(しかし点数的には決して良いものではありませんでした)。皆、初投稿からの着実な成長に関心を示してはいました。
2446 : ●  はらだまさる ('07/11/12 15:24:24 *2)  
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071112_450_2446p
は、それなりに面白くもあるのですが、いまさら感が否めませんでした。現代美術のワークショップでこのような文章作品を腐るほど見たからかもしれません。ネオダダ以降このような作品は非常に多く書かれているので、よほどの発想的飛躍がないと、群を抜くのは厳しいのかもしれません。
2448 : [entenjizai]  香瀬 ('07/11/15 23:24:24)  
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071115_486_2448p
は、巧いのですが、退屈でつまらないという意見がありました。読み直してみようと思える詩が書けるかどうか、それが課題になってくるのではないか、という作者への意見が選考の際に出ていました。

次点の作品にはあとほんのひと匙で優良へと爆発する作品が多くありました。
できれば推敲されて、もう一つ上へと達していって欲しいです。

惜しくも次点からは外れましたが、その他、
2431 : 人  歩 ('07/11/03 17:01:47)  [Mail] 
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071103_226_2431p

2461 : 秋の終わりに  如月 ('07/11/26 12:53:10)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071126_650_2461p

2466 : 僕らが戦争について語るとき  いかいか ('07/11/28 19:37:13)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071128_722_2466p

2423 : 家族愛  はらだまさる ('07/11/01 11:36:37)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071101_127_2423p

2421 : [Dolly]  香瀬 ('07/11/01 00:12:58)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071101_120_2421p

2452 : 雲の披露宴  菊西夕座 ('07/11/21 01:18:43)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071121_563_2452p

2424 : 誰もぼくを知らないところ  soft_machine ('07/11/01 17:51:19) 
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071101_140_2424p

2445 : 空と踊る  緋維 ('07/11/12 00:09:45)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071112_447_2445p

2428 : 「茨の道」  桐ヶ谷忍 ('07/11/02 21:53:49)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071102_181_2428p

2438 : 葉のうた  まおん ('07/11/07 16:29:38 *6)  [URL]
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071107_369_2438p

2471 : 12月  キメラ ('07/11/29 16:09:41)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071129_758_2471p

2425 : (無題)  緋維 ('07/11/01 20:29:39) 
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071101_147_2425p

2433 : やわらかく毛穴がひらき世界が  家族 ('07/11/05 00:34:56) 
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071105_285_2433p

2441 : 葬送の唄  榊 一威 ('07/11/09 16:50:03 *2)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071109_408_2441p

2426 : ユーノウ  家族 ('07/11/02 16:15:51)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071102_174_2426p

2469 : 冬の旅  吉井 ('07/11/29 01:09:01)  [URL]  
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071129_742_2469p

2435 : 11月  吉井 ('07/11/06 00:47:22)  [URL]
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20071106_329_2435p

などが、注目されていました。

以上です。

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2007年11月分月間優良作品・次点佳作発表

2007-12-21 (金) 18:05 by 文学極道スタッフ

2007年11月分月間優良作品・次点佳作発表になりました。
2007年11月分月間優良作品・次点佳作

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投稿についての幾つかのこと。

2007-12-04 (火) 21:25 by kemuri

あまり、この場ではルールを制定していないし、今後ともそれほど締め付けを厳しくする気も多分、発起人諸氏に関しても無いと思うんですが、常識的な範囲で幾つかのことを告知します。あくまで、常識のレベルとして。書くまでもないことばかりですが、是非ご覧ください。

(1) 作品投稿は自作品に限ります。
―しかし、代理投稿やその他、やむを得ない事情のある場合はその限りではありません。
要するに、他人の作品を勝手に投げちゃダメですよ、また他人の作品を自作だと偽ってもダメです。ってことです。一応、著作権とかありますから。投稿の場として運営している以上、その辺は守る必要が常にあります。ご理解を。

(2) 「誤解を招く」発言は、ご容赦ください。
―他人の作品を無断で投稿した可能性がある場合、当然ながら対処をとらなければならなくなります。
そういった可能性を示唆するような発言があった場合は、一律の判断となります。これは、自衛の意味もこめての判断ですので、ご容赦を。それが現実に盗作であったか、というのが問題なのではなく、その可能性が示唆されたものを放置することは出来ないという風にご理解ください。

(3) 複数のペンネームを使うことについて。
―これは、別段問題があると慣習的には思われていません。そういうことが、例えば「名前の先入観を排した状態での評価が受けたい」のような場合、推奨しているわけでもありませんが、経緯の上では許容されています。しかし、悪意を感じさせるような(抽象的な言い方ですが、例えば名前を複数個使った上で場を混乱させるような)使用方法は、常識的な問題としてご遠慮ください。例えば、同一の作品に対し、Aという名前で賞賛を、Bという名前で酷評を、というのはあまり望ましくありません。無論、明確なルール違反というところまでは規定しませんが。

(4) 引用やオマージュについて。
―引用については、法に準拠します。作品中で引用をする場合は、それが引用であることをレスでも構いませんので示すようにしてください。詳しい基準に関しては、ウィキペディアが安直ですが、わかりやすいかと思います。簡単に言えば、「その文章が自分の筆によるものだと偽ること」を禁止する、ということでいいかもしれません。また、「これくらい知ってて当たり前」といった姿勢はトラブルの種です。どうぞ、そのようなことで作者様が磨耗することのないよう、適切な配慮を心がけください。神経質に過ぎるくらいで丁度いいかと思います。
また、どこまでがオマージュであるか(どこからが盗作か)というのは非常に曖昧なものですが、文学極道に関してはこれは適宜協議をもつ形で、クレームがあった場合には対処させていただきます。基本としては、創作手法としてのオマージュその他は、かなり容認されています。こちらの場合も〜へのオマージュと出典を明記することで、トラブルは避けられるかと思います。

なんにせよ、文学極道はルールをガチガチに制定する場ではありません。
問題が起きるごとに(これからも起き続けると思いますが)、対処していくというのが基本姿勢である、とぼくは思っています。そういうわけで、上記のようなことにだけ注意していただき、ご不明な点があればフォーラムでご質問ください。また、問題を発見された場合も、お手数ですがフォーラムの当該トピックにて報告いただけると助かります。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

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