文学極道 blog

文学極道の発起人・スタッフによるブログ

9月選考雑感(平川綾真智)

2007-10-26 (金) 13:28 by a-hirakawa

今月も多く勉強させていただきました。
ありがとうございます。

選外の作品では、
2340 : 大人気!があすけさん絵かきうた  Canopus(角田寿星) ('07/09/21 23:27:37)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20070921_777_2340p

2323 : 空気  レルン ('07/09/12 03:54:22)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20070912_640_2323p

2343 : ママと携帯  はるらん ('07/09/24 04:59:49)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20070924_819_2343p

2337 : 輪廻  迂季 ('07/09/20 18:29:09)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20070920_763_2337p

2303 : 蝉  藍沢颯太 ('07/09/01 05:07:23)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20070901_453_2303p

2308 : 月夜  榊 一威 ('07/09/03 18:42:52)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20070903_488_2308p

2333 : 悲しみの夜の音楽  葛西佑也 ('07/09/17 03:24:37)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20070917_706_2333p

などに注目しました。
2340 : 大人気!があすけさん絵かきうた  Canopus(角田寿星) ('07/09/21 23:27:37)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20070921_777_2340p
や、
2343 : ママと携帯  はるらん ('07/09/24 04:59:49)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20070924_819_2343p
は、本当に惜しいと感じました。どちらも優良にいく可能性がある作品だと思いますので、是非推敲されて欲しいと思います。

優良作品では、
2351 : Seashore  宮下倉庫 ('07/09/28 15:18:30)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20070928_890_2351p
が飛び抜けた点数を叩き出していました。スタイリッシュな文体を使いこなした見事な作品だと思います。

2306 : 八月  軽谷佑子 ('07/09/01 23:49:35)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20070901_465_2306p
は、読めば読むほどに味わいが増してきます。作風が実に印象的です。
細く香ることも、太く消えることもない、中途半端な読後感に少しの不満、との意見もありました。

2325 : 鎌倉  ピクルス ('07/09/14 01:07:41)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20070914_657_2325p
は繊細に紡がれた行間がゆっくりと香っています。
文語的な書き方の部分は良くない、そこだけ肌触りが良くない、という意見もありました。

2352 : 雪道の四景  田崎 ('07/09/28 22:17:17)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20070928_895_2352p
は美しいという意見が多数ありました。
田崎さんの詩は、動揺が激しすぎるとの意見もありました。

2332 : アゲハのジャム  浅井康浩 ('07/09/17 00:45:16)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20070917_701_2332p
2330 : ペガサス  みつとみ ('07/09/17 00:03:25)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20070917_697_2330p
はどちらも安定した作品です。
もっと冒険してみても良いのでは、といった意見もありました。

2353 : (だけどおそらくは君の眼差しを経由している……) 
ロータス ('07/09/29 00:18:20)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20070929_903_2353p
2315 : 断想 十二  soft_machine ('07/09/07 14:07:59 *2)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20070907_558_2315p
どちらも集中力を途切れさせずに、現代詩として高いレベルに達していると思います。
ただ、破綻はしていないものの一作品として荒い部分がそれぞれ目につきます。
これからに期待との意見が多くありました。

2322 : 舞妓の葬式  いかいか ('07/09/11 22:14:27)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20070911_633_2322p
は意見が割れました。優良にとの意見もありました。
上手いという意見と、俗っぽいありふれた思想が大きく邪魔をしているという意見がありました。

2335 :      午睡機械 ('07/09/18 20:06:27)
URI: http://bungoku.jp/ebbs/20070918_743_2335p
は、器用な作品との意見がありました。なにか足りない、本気を出して書いていないことが作品からありありと伝わってくるのではないか、など多くの意見が挙げられた作品でした。

以上です。

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2007年9月、月間優良作品発表

2007-10-23 (火) 15:42 by 文学極道スタッフ

2007年9月分の月間優良作品・次点佳作が決定しましたので発表します。
http://bungoku.jp/monthly/200709.html

掲載されている作品について、修正依頼・気になることなどありましたら管理者までお知らせください。

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8月選考雑感(平川綾真智)

2007-09-25 (火) 12:46 by a-hirakawa

今月は、月間優良賞はすんなりと決まりました。
投稿数は少なかったけれども、充実した作品がいくつかあり、勉強させていただきました。

破裂みそ - 苺森
が次点に留まったことは少し残念でした。
作品としての重力、引力に富んだ作品だと感じています。
読んで、何日たっても忘れられない不思議な力に満たされた作品だと思います。

[教室が蝉] - 香瀬
は、作りの密が印象的でした。最終連、その密が救われる瞬間を作り出した、素晴らしい作品だと思います。
これからどうなっていくのかも非常に気になる書き手です。

惜しくも選からは漏れてしまいましたが、
東京  コントラ
も、印象的でした。
新しい展開を見せ始めたコントラ作品ですが、一行目の重量感は非常に素晴らしく、作品への力強い引き込みが圧巻です。
ただ、この作りだと確固な形にするには後何作品か掛かるように感じます。
これからが楽しみになりました。

後、ワタナベさんの合評能力が非常に優れている点に驚かされています。
作品の伸び方も実に興味深いです。

以上です。

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2007年8月、月間優良作品発表

2007-09-22 (土) 03:24 by 文学極道スタッフ

2007年8月分の月間優良作品・次点佳作が決定しましたので発表します。
http://bungoku.jp/monthly/200708.html

掲載されている作品について、修正依頼・気になることなどありましたら管理者までお知らせください。

なお、月間優良作品の発表については、以前のようにフォーラムの「お知らせ」を利用せず、今後は基本的にこの blog 上で告知します。
他の告知等もこちらで行う方針ですので、こまめにチェックしていただけると幸いです。

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雑感(平川綾真智)

2007-08-29 (水) 13:47 by a-hirakawa

七月選考は、とにかく割れに割れました。
そんな中、
 積み上がる子供  辻
は、満場一致で群を抜いた得点をたたき出しました。明記しておきます。

さて、優良作品はどれもレベルの高いもので、次点佳作作品も非常に上手く、現代詩病の蔓延も感じましたが、勉強になりました。
次点佳作作品に選出されました、
 rainy,rainy  はるらん
は、決して上手くはないのですが、描く本質というか、中核をきちんと持った作品に感じます。技術に走りがちな投稿作品の中で、ひょっとしたら芯をしっかりと示した唯一の作品なのかもしれません。良い部分は残したまま、合評で受けた指摘を汲んで伸びて言って欲しく思います。
 [ sister(s)/石の視線 ]  枷仔
は、はるらんさんの作品とは対極にあるのですが、個人的にとても好きな作品です。次点に留まったのは作品と読み手が浮き出す差異があまりに顕著だったからなのかな、と思っています。優れた書き手なのは間違いがないことなので、作品をあまり客観視しすぎずに、自分の言語世界にもっと溺れ、その上で読み手を引き寄せることが必要なのかもしれません。次も楽しみにしています。

さて、惜しくも選には漏れてしまいましたが、
 ウィリー、ウィリー、きみの名は、  Canopus(角田寿星)
が私はとても好きでした。エンターテイメントとしての詩はもっと書かれるべきだと思うし、その多くの可能性を提示した見事な作品だと思います(中間集中を途切れさせたのが難点なのかもしれません)。
 林檎  灰人
も、詩としての芯を捉えているという点で、注目しました。

書き手としては、ワタナベさんにかなり注目しています。富んだ詩情の今後が気になります。

 

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