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2016年12月分選考雑感(スタッフ)

Posted By 文学極道スタッフ On 2017-03-12 (日) @ 16:47 In 未分類 | Comments Disabled

(スタッフ数名が地震被災のため作業に乱れが出ています。ご容赦ください。)
※作品の投稿は、一人につき月に二度まで (同じ週には一度まで)となっています。ご注意下さい。

19.9357 : ダイアローグ  百均 ('16/12/21 23:34:24)
URI: [1] bungoku.jp/ebbs/20161221_561_9357p
(一)距離感が生々しくリアルです。リアルな詩情として昇華することの難しさを成し遂げています。

36.9350 : 西田幾太郎の書籍と、親父についての、とりとめのない随筆  玄こう ('16/12/16 00:08:51 *17)
URI: [2] bungoku.jp/ebbs/20161216_410_9350p
(一)過集中で探索していく内奥が独特で面白い。作者は生きにくいかもしれないが、それを作品化できているので凄い。ただし顔文字は、この作品に効果的に働いていたかどうか疑問。

3.9342 : 未女/ロールメロンパンナ複合  澤あづさ ('16/12/12 22:28:38 *2)
URI: [3] bungoku.jp/ebbs/20161212_335_9342p
(一)前作と比較してしまうと良い部分と悪い部分があるが、一作品として強度が高い。学びと解析の先に独自性を見つけ始めていると言わざるを得ない。更なる先を読みたい。文学極道の優良にこだわらない創作を是非おこなって欲しい。良作を、どんどん生み出し発表し続けて欲しい。

9352 : FORGET YOUR DREAM  花緒 ('16/12/19 00:05:53)
URI: [4] bungoku.jp/ebbs/20161219_489_9352p
(一)詩を書くというよりアイデアが書いてあります。具現化できていないように感じます。基礎的な真正面からの詩が書けないためにアイデアに頼ろうとしているのかな、と思ってしまいます。一回、真正面から詩を書いてみても良いのでは。

18.9359 : オルゴール  鮎 ('16/12/22 19:34:14 *3)
URI: [5] bungoku.jp/ebbs/20161222_582_9359p
(一) パンチラインなしであわあわとしたまま終わっていき、消えそうなポエジーと主題が合っていると思いました。
(一)たおやかですが、もっと先を書けそうです。

39.9341 : シュール Real  紅茶猫 ('16/12/12 21:21:39)
URI: [6] bungoku.jp/ebbs/20161212_333_9341p
(一)タイトルの意味を解っていて書いているのか疑問に思えた。

9375 : NO PANTY , NO POEM , CAR SEX !  泥棒 ('16/12/29 23:41:24)
URI: [7] bungoku.jp/ebbs/20161229_861_9375p
(一)印象的な個所がいくつかあって、全体としても心に引っ掛かるものがありました。
(一)
 差別とキャベツ
 似てるね
 似てないね
 さあ
 僕の喉仏を切ってごらん
 最初から
 自分の言葉なんてないのさ
ハードルの下げ方が上手い作者です。下げ切ってから、きちんと落としこむので再読性もあり、不思議な気分になります。

33.9310 : 嵐の中で、抱きしめて、  山田太郎 ('16/12/01 18:15:39 *1)
URI: [8] bungoku.jp/ebbs/20161201_992_9310p
(一)途中の女性への偏見めいたことや病気への偏見と勘違いが気になりましたが、最終連の方で昇華されていきます。
上手く作品化されていると思います。どんどん上達しているので勉強になります。

7.9378 : 冬  熊谷 ('16/12/30 21:50:44)
URI: [9] bungoku.jp/ebbs/20161230_880_9378p
(一)めずらしく足りない。行数の少なさが詩の少なさになっては良くないと思う。

9334 : こけし  祝儀敷 ('16/12/07 19:26:14)
URI: [10] bungoku.jp/ebbs/20161207_260_9334p
(一)一場面にこだわった作品で、緊張感がありました。

9348 : 麗しき火星のプリンセス  atsuchan69 ('16/12/15 10:22:05)  [URL]
URI: [11] bungoku.jp/ebbs/20161215_396_9348p
(一)言葉の勢いがいいです。ただ、途中から(中断)がくどく感じるようになります。

9349 : 影役  おでん ('16/12/15 13:22:36)
URI: [12] bungoku.jp/ebbs/20161215_403_9349p
(一)特に意味を考えずに楽しめる作品だと感じました。ただ、まとまりすぎているとも。

9320 : 動線  園里 ('16/12/03 22:01:35)
URI: [13] bungoku.jp/ebbs/20161203_113_9320p
(一)前半がすごくいいです。素朴ながら卓越した視点だと思います。後半はメリハリを付けたかったのでしょうが、かえってそれが詩的に平凡になってしまっています。

4.9377 : 油壷  どしゃぶり ('16/12/30 01:20:36)
URI: [14] bungoku.jp/ebbs/20161230_866_9377p
(一)傑作だと思います。読めば読むほど見事。

9373 : 星  ゼッケン ('16/12/28 12:12:06)
URI: [15] bungoku.jp/ebbs/20161228_818_9373p
(一)人間関係を描き出そうとして、成功していると思います。冷たいところがありながらも、絶望的ではない様子をうまく表していると感じました。
(一)ちょうど良いダサさだと思います。作者が割合、普通の作品に近づいていることは驚きますが、
エンタメも活かしていて更なる境地が楽しみになります。

66.9312 : クローン誘拐  ゼッケン ('16/12/02 02:01:05)
URI: [16] bungoku.jp/ebbs/20161202_015_9312p
(一)最後の行などに疑問が残ります。しかしエンタメとしてよく書けています。

23.9363 : 季節はずれの映画  のぶし ('16/12/26 00:08:11)
URI: [17] bungoku.jp/ebbs/20161226_702_9363p
(一)「君の名は」を彷彿とさせるような感覚があります。もっと派生していく詩情を描けるのではないか、と思いました。

28.9361 : demonstration  TAKE ('16/12/23 00:48:17)
URI: [18] bungoku.jp/ebbs/20161223_593_9361p
(一)ライトな筆致で読みやすいです。題材に既視感がないと、とても良い詩になるのではないでしょうか。

371 : 冬らしき真冬  のかげ ('16/12/27 23:09:13)
URI: [19] bungoku.jp/ebbs/20161227_799_9371p
(一)迷います。しかし比喩という象徴を説明するのも、もっとやり方があるように思えます。

25.9356 : 桜散る  祝儀敷 ('16/12/21 12:44:31)
URI: [20] bungoku.jp/ebbs/20161221_543_9356p
(一)言葉とイメージの跳躍が素晴らしい。

11.9355 : 『たべもの』(全文引用詩)  桐原 水刃 ('16/12/21 02:46:42)
URI: [21] bungoku.jp/ebbs/20161221_537_9355p
(一)いろいろと粗が目立つのと狂気が一辺倒で分かりやすいため再読するたびに弱くなることは気を付けても良いのかもしれません。

24.9321 : 無限の美術  黒髪 ('16/12/03 22:19:18 *1)
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(一)真正面から取り組んでおり読み応えがあった。作者は幅があり過ぎて戸惑うこともあるが、
重層的に、これからも書いて欲しいと思った。

37.9314 : 残響  三台目 ('16/12/02 05:47:33)
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(一)諦観と毒の中にある衝動性がスタイリッシュな文体から詩文を動かしていきます。とても感情を動かされました。良い意味でも悪い意味でも。


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